第二話『片現時代』
平成────
街中を歩く。変わらず賑やかで私と眷属は街中へと紛れる様に生活。姿こそ変わってないが……少し変化と少し改変して偽造。能力も私に蓄積され変化して複数を持つ様に
それが多分……私がこの歴史時代に枠組みされた化け物と認識させられていた。何で私が生まれたのかは未だに分からないが……
こんな枠組みをさせれてるて事は……私はそうなる様に生まれたのぬだと勝手に解釈する事にした。普通に過ごし、化け物としての生活をやめて人間として……眷属の『神崎伽耶』を娘として一緒に暮らす事に彼女は身長を低く、顔を似せて親子として過ごせる様に寄生虫により、弄った
色々をやって私と彼女は親子として永遠の瞬間を共に。彼女は私を裏切らない様に私のみを服従する様に洗脳し、私の子を脳と心臓に植え付け私の娘に
膝に座らせ、長く伸びたメッシュの髪を撫で、彼女を抱きしめる。大切な子で私と彼女の娘。『神崎伽耶』から……私の名前である『詩龍華繭』の苗字を彼女に新たな名前として『詩龍華柳』へと名前を変更
人間のルールによりめんどくさいながらもやって、ようやく。元の名前を変えてるから……通るかは分からなかったが……緩くは無く、でもまだ法整備自体がまだ不完全だったから出来た。まぁ、それが無くとも能力で改変はしてる有るから問題は無かった
女性だったのも不幸中で、人間のまま使える能力で利用出来る時は彼女の担当になる様に洗脳と寄生虫を植え込んでそのまま出る
暫くは平和の様に過ごしていた時に仕込んだ女性から連絡が来た。娘を連れて向かうと予め用意されたのか部屋に通される。普段は無いが応接間の形で通されて、彼女は骨の尻尾をタイトスカートの中から出して私達と同じような姿に
「ご主人様。呼び出したのは……」
そう言って紙を渡してきて私は目を通した
どうやら……私が過去にばら蒔いていた寄生虫や卵が私の手を離れて、人間で言う所の野生となって人々……主に女性や異形化した男性が暴れる方向
それを重く見た……と言うよりかは危険視をして特別に編成された討伐組織が極秘に作られたと言う……彼女を見ると
「極秘ですが……こちらに回ってきたので。社外秘ですが……ご主人様には報告かと。それと……他の女性職員はご主人様の眷属になってます」
お腹を擦りながらそう答えて、仕事はしてるみたい。多分……あの頃の村に放置してしまった寄生虫や卵が死なずに活動してこの事態を引き起こしたらしい
どう考えようか悩んでた時に
「ご主人様も寄生虫や卵の解析で討伐対象に入ってしまっていて、元凶として必ずとなってます。一応……私達職員には根回しして隠蔽してます。が、時間の問題となります」
なるほど……面倒になってきたかな。幾らこの体の為とは言え放置は流石に駄目だったか……娘を見ると
「指示されてない」
それだけ答えられる。詰めが甘かった……取り逢えずは私の責任だし、この体の事を考えるとやるべき事は殺るか……
「じゃ、その組織に回す前に……こっちに出来るだけ回して欲しい。勿論……貴女自身の手で、もし疑われそうになったら回しても良いから……適度にお願い」
彼女の頬に触れ耳に触れて寄生虫を与えると彼女の目は私と同じ目となっていた。そのまま……彼女には追加の命令でこの役所を支配する事に決めた
この場を支配地にする予定は無かったが……どの道、これで私の足取りを狙われるよりかは……支配地にして出来るだけそらすようにした方が無難……
それに……少しずつ、眷属も増やしたいし……
「じゃ、この役所で一番綺麗な女性で私に似た感じの女性を産卵の保管庫に、この場に来た女性で綺麗めで人受けしそうな人にその人に回して増やして
それと貴女と同じ目にして良いから」
私の偽装を作る為と……その女性を一時的にそうする為に。これで時間は稼げそうだし……後は待つだけかになるか……
本当に……後処理だけは気を付けないと……
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まだ寄生させてない……敢えて寄生させてない候補の女性に。彼女はご主人様が求める姿で利用価値があり……例の組織を流せる唯一の職員
呼び出して、体を揺らして瞳光らせたりして寄生されていく彼女を見続けた。私の骨の尻尾が彼女のタイトスカートの中へと伸びて寄生虫を植え付けていく
ご主人様の為の眷属にする為に……暫くすると彼女は力をなくしたのか床を濡らしていて
「私もそうだった……でも、そんな気持ちも無くなるわよ」
彼女の瞳の点滅が終わり、ご主人様の目となってゆっくりと顔を上げていた。流れていた液体は彼女の骨の尻尾が処理をして捲りあげる形で
「それじゃ……女性を横に流して。貴女は普通に……そしてご主人様の身代わりとして仕事が終わり次第行動して
貴女の役目よ。それじゃ……人間に戻って仕事をしてて。瞳はそのままで偽装しておいて」
それだけ伝えると彼女は骨の尻尾を納めて出ていく。そして私は卵を飲み込み効果を持続させる
ご主人様には時間制限で能力を受けているから。それが切れないように……私は薬の様に飲むだけで
体の中で羽化して頭へと再度寄生して私も部屋から出ていく。彼女とは違い……私は与えられるだけの仕事をするだけ
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お母さんが出ていくのを見て私は起き上がる。面倒事はこっちも思っていたから……だからつまらないけど……行く事にした
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衣服……この時代に合う衣服である、白の肩出しワンピースにスカート部分が見える開けた服、そのまま黒のスカートを履いて、タイツを履いた。髪も纏めて紐で結んで、羽織を羽織って口元が隠れるように黒のマフラーを巻いた
仮に見つかっても大丈夫な様に……と思いたいけどフード付だから深く被ることに
娘を見ると
「行ってらっしゃい」
それだけ言うとのんびりしていた。まぁ、娘は娘で任せてる事あるし……取り敢えずはの形で向かう事にするか
ビルや建物を飛び移りながら目的の場所へ。彼女がこっちに回してきた情報だと……夜街の路地で不審死が発生。人間による殺害方法では再現不可能で化け物の犯行
化け物がこの時代の認識で当たり前になってるあたり……かなり改変されてるみたい……私の見た未来とは違うから、やはり……あの家の中の寄生虫と卵が原因と確定
そのまま、壁に伝って、掴む形で周囲を見た。流石に分かるとは思ったけど……空間を広げて自身の領域へと引き込んだ。で、この時に名前を付けるのが人間の理想で浪漫らしい
良く分からないが……取り敢えずは『空ノ結界・空呪』と名前を付けて発動。そのまま範囲を限界ギリギリまで広げて、ようやく見つけて、壁を凹み破壊しながら向かった
そのまま、武器……『呪具顕現』を使って刀を生み出して地面に向かって投げ飛ばして突き刺す。化け物は私の方を向くと、向かってきて爪を立てて襲うとするのを、そのまま広げていた空間を利用して化け物の腕を切断、そのまま時間が数秒だけ止まり、蹴りで地面へと叩き落として、そのままの勢いで刀を突き刺した
その瞬間に息が切れて膝を着いてしまう。人間……この体を守るとはいえ、流石にしんどいし、人間のままの体力では直ぐに尽きてしまう……
「流石に考えとな……」
息を深く吸って整えた。震える手が長く生きていた私にとっては初めてで困惑しつつも人間の実感が湧いてきて、彼女にまた近づいたと思った
だからこそ感覚が人間まで落ちて気づかなかった。私の背後で攻撃を仕掛けようとして、私が躱した場所が土煙が上がり、赤い瞳が私を捉える人間
息は切れてないがこれ以上の生成をするとキツくなるだから離脱したいが……させてくれ無さそうに、私を捉えづけていた
「ようやく見つけた……始祖……」
低く冷たい少女の声が私を突き刺さす。誰かは分からないが……恨みを持ってるみたい。だから……手のひらで武器を生成する為の構えをした。逃げれないと判断して……




