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人魚と過ごした青春時代  作者: 雨宮雨霧


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13/19

空が見たい。

美海はそう言い始めた。

そんなこと許されない。

そんなことがあってはならない。

私の美海が消えてしまったら、今まで生きてきた意味がないじゃないか。

外に出るのは禁止して、窓は全部無くした。

空なんて見ないで。

私を見ていればいいよ。


天美ちゃんは空が嫌い。

だけど、私は空が見たい。

空を見たことはないけれど、なぜか青い空を夢に見る。

夢に見たのと同じ空なのかな。

天美ちゃん、私は空が見たいよ。


美海の奥底には消えなかった記憶があった。

海奈が見たあの空を。あの海を。


美海は空を見上げてしまうのか。

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