表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/77

1.私の一番大切なもの、朋子の場合

(私の一番大切なもの、朋子の場合)

 

 私の一番大切なもの。

 何かな?

 ミーコ、さっちゃん、夕焼け、お月様、草はら、大きな木……


「何しているの?」


 あなたは、だーれ?


「新一だよ!」


 どこから来たの?


「遠くの街だよ……」


 それなら、お疲れでしょう?


「少しだけ……」


 じゃーあ、ここにきて休んでいけばいいわ。


「ほんと、ありがとう。かわいい猫だねー!」


 ミーコっていうの。子猫好き?


「もちろんだよっ!」


 私も大好きー!


「気持ちのいいところだね。緑がとても綺麗だ」


 私も、ここ大好きなの……


「毎日、ここにいるの?」


 そうよ。毎日、毎日、お日様が上がって、お日様が沈んで、お月様が昇って、とても綺麗よ。


「わかる気がするよ。僕も一緒に見ていては、駄目かな?」


 そんなことはないわ。一緒に見ましょう。


「優しいんだね……」


 ありがとう、お客さんが来るのは、珍しいのよ。

 私も嬉しいわ。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ