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花人

「リーシャ殿本気でかかってくれても構わないぞ。わしも本気でやるからの」

 「わかりました。では始めましょう」


 試合が始まってすぐに九町は火の球を作りだす。


「最初は小手調べといこうかの火球(ファイヤーボール)


 火球をリーシャにむけ投げる。町長に対し、リーシャは刀で一刀両断する。


「風魔法、風絶刃(ふうぜつは)からの風烈断(ふうれつだん)


 2つの風魔法を2つ同時に発動する。町長の放った風の刃がこちらにくる。


二重魔法(ダブルマジック)ですか?初めてみました」


 風の刃を立てに一振し切り裂き町長の魔法を(ほうむ)


「こっちの方が、びっくりするじゃよ」

 「やっぱり普通のお爺さんでは、ありませんでしたか」

 「リーシャ殿も、お強いではありませぬか」


 お互いにその強さを認める。二人の話が終わった瞬間、地面を蹴り、移動するリーシャ


[動きも早く、攻撃も弾かれるか]


 九町はリーシャの攻撃を全て避け、触れようとするも触れずにいた。


「お(じい)ちゃんは変態さんなんですか?私の体に触れようとしてますが」

 「違うわい。触れないと発動しない魔法を使うんじゃよ」

 「変態魔法の勘違いでは」


 手厳しくする私に、触れようとする町長は、本当の変態爺さんに思ってしまう。町の人だった。


「こうなったら仕方ありません。新緑魔法 花人 かびん」


 風がひらひら舞いあがると、そこには5人の女性が現れる。 


「何かようですか?変態爺ちゃん」

 「向日葵もがわしのこと、その名で呼ぶか」

 「これいじょう勘違いされたくないから、私達を呼んだですよね。お爺様は」


 紫緑の少女は主である、町長をフォローする。


「菫 すみれはお爺ちゃんのこと、好きだからね。変態ロリコン爺ちゃんなるか心配だよ」

 「お爺様のこと悪く言わないで下さい。睡蓮お姉ちゃんと、向日葵お姉様 」

 「菫の顔をたて、やめようかね。それで誰があの子とやりたい?」


 一旦休戦をし、話し合いをする。


「アイリス、蒲公英 (タンポポ) 菫の三人なら、アイリスと菫のコンビでいいかな?蒲公英はお姉ちゃん達の戦いみて、勉強して」

 「はーいわかったの頑張ってね。」


元気よく返事する幼女の名前は、蒲公英だった。そして戦いが始まった。

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