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リィ
「良い匂いだな」
「ありがとうございます。もう少し待って下さい今焼いてますので」
私達が話をしていると、オーブンの焼ける音が聞こえる。
「今焼けました。熱いので気を付けて食べて下さい」
「頂きます」
「召し上がれ!」
リイは皆のため、焼いたパンを一口食べると彼女達はパクパクと食べる。
「このパン、とても上手いわね」
「そうだな。凄い上手い。非常食でこんな、パン焼けるとはな」
「気に入って貰えたのなら、良かったです。ありがとうございます」
安心したのか笑いかける。
「リィちゃん、どこまで使えるのかな?」
「私は中級までしか、使えません」
「なら上級教えるね。リシドも教えてあげて」
「了解!地も上級で良いか?」
「はい!よろしくお願いします!!」
そうして二人から、地と風の魔法を教えて貰うことになった。
「では私と戦いましょう!その時、唱える」
「分かりました。ではやりましょう!」




