怪物対怪物
「スラト君にこの速度対応可能か試す?」
「それは俺がやる」
「何故ベルクがいるんだ。それから一回リヴァイアサン、倒した」
「幻獣を倒せるレベルに達したとは、スラトは強くなったな。偉いぞ後は俺がやる」
「わかった。我と戦えるだけの実力あるか試すぞ覚悟はいいか?」
擬人化したリヴァイアサンは、ベルクに一撃を与えようと指差すと一瞬にして避けると壁が貫通するのであった。
「合格おめでとう。我は海の怪物
、リヴァイアサン」
「俺はベルク。海の怪物では参る。雷光速度!(らいこうせっか)」
足をリヴァイアサンに向け、傾けた一瞬にしてリヴァイアサンの背後を取ることに成功する。
「怪物である我に、傷つけるとは流石はスラト君の師匠手強い」
「ありがとう。まぁ勝つのは俺だがな」
「何だ。あの二人の動きは……。悔しいけど今の俺では勝てなかった」
「やるな。怪物と呼ばれし、我と互角よりそちらの方が優勢とは」
二人の動きを、見るしか出来ないスラトに話しかける人物がいた。
「あの二人の動き、スラト君にはまだ見えてないかしら」
「お姉さん誰。それに自分の名前、分かるのですか?」
「リーシャちゃんが、スラト君とベル君の名前言っていたのが聞こえたから。そして私はテリアよろしくね」
「現在2位であるあのテリアか?俺等を倒すつもりか」
スラトはテリアから離れ、武器を構え魔法を放とうとする。
「私は戦う気ないわよ。それからまもなく二人の戦いが終わろうとしてるわ」
「あの戦い見えてるのか?」
「はっきり見える」
スラトとテリアが話をしている一方、二人の戦いは宣言通り終盤を向かうのであった。
「ベル君やるな。では最後に全身全霊の攻撃でフィニッシュにするよ」
「そうだな。では全力で倒すと」
「深怒海線!!(しんどかいせん)」
「雷光撃覇斬!!(らいこうげきはざん)」
二人の攻撃がぶつかり合う両者譲らないでいた。次の瞬間ベルクの攻撃の威力があがる。そしてリヴァイアサンの攻撃を凌駕しベルクの勝利で幕が落ちた。




