北北西に進路を取れ
燈 和
どすぅぅぅんっっっっ!!!!
「きゃあ!!」
鉄志君に抱えられながら、穴に飛び入り、一番下まで降りるまで恐らく2秒もかかりませんでした。
普段の私でしたら、鉄志君に抱えられて瞬間に昇天してしまうでしょうが、今はそんな心の余裕はありません。
鉄志君の尋常ではない様子が今私たちに何か良くないことが、緊急事態が起こっていることを教えてくれました。いつもの鉄志君であれば、全てにおいて冷静に対処できますもの。
「もう一回!!」
降りた先から少し走り、もう一度穴に飛び込むと、私たちが入ってきたあの屋敷の中へと戻ってきました。
「よし、まだ大丈夫みたいだ!確か俺らは庭から入ってきたな!!」
「えっ!?えぇ…そうですが…」
息をつく間もなく鉄志君は縁側から庭に出ようとしました。しかしその瞬間、前を走る鉄志君の姿は消えました。
しまった!あの囲炉裏…警備装置はもとに戻ったままだったんでした。
「燈和―!!!!!」
後方で鉄志君の声が聞こえました。やっぱり、玄関の方に戻されてしまったんですね。
急いで向かうと、鉄志君も全力で囲炉裏の前まで戻ってきてました。
「鉄志君!!!あれをもう一回壊さないと!!!」
「あれってなんだ!?壊すって、何をだ?!?」
「え、えぇっ!?いや、だって…」
ここで私もようやく、何が起こっているのか察しました。
鉄志君の記憶が…どんどん無くなっている!!
でも、なんで!?あの装置が停止して、それでまた別の何か、記憶を無くす装置でも作動したということですか。
なぜ、なぜご先祖様はこんなにも私の好きな人を苦しめるんですか!!!鉄志君の苦しみは、私の苦しみなんですよ!!!このままでは、鉄志君は私のことも忘れてしまうのではないですか!!?!?そんなの絶対嫌です!!!
「燈和!!燈和っ!!!」
私の表情を見て、どうやら鉄志君も察したようでした。
「燈和!!何が起こったか分かったんだな!!それで!?何を壊せばいいんだ!?考えている時間がない!!!」
「い、囲炉裏!!この囲炉裏が警備装置って…」
「!!これか!!」
そう言うと、鉄志君は前と同じように口から肉袋を取りだし、それを囲炉裏へと投げつけました。そして先ほどと同じように轟音とともに、囲炉裏は破壊されました。
「!?鉄志君…『力』が!?」
「あぁ、どうやら俺の中の時間が戻った分、『力』も回復しているらしい。いや、この場合だと回復ではなくて『戻っている』といった方が正しいか」
「も、戻っている!?」
「あぁ!!見ろ!!」
そう言うと、鉄志君は私に腕のGショックを見せてくれました。その秒のところを見てみると。
28、27、26、25、24…。
「一体、どうしてこんなことが…。あの祠を停止させたからなんですか!?」
私の言葉に、鉄志君は唖然とした顔を向けました。こんな顔、今まで一度も見たことがない…。
「ほ、祠って、なんだ?そもそも、どうして俺は時間が逆行していることを知っているんだっけ…」
「も、もうそんなことまで忘れてしまったんですか!?」
「あぁ、だめだっ!!何も思い出せない!!」
「で、でしたら、鉄志君は『力』が回復しているんですよね!?その力でこの術を防いでください!!!」
「ダメなんだ!!この術はループの方よりも強い『力』が働いている。『力』がある程度回復して術と拮抗させても、すぐに使い果たして空になっちまう!!せいぜい、遅らせる程度が限界なんだ!!」
「そ、そんなこと…」
元々、同じ時間をループしていて、それを通り越して逆行しようとしている。そうなってしまったら、彼は一体、どうなってしまうのでしょうか。もしここから出られなかったら、最後には私自身のことも忘れて、自分自身のことさえも忘れてしまうのですか?
そ、そんなの…絶対に嫌!!!
「燈和!!今は術の影響のない燈和だけが頼りなんだ!!俺が忘れても、燈和は覚えていられる!!燈和が俺を引っ張って、ここから脱出するんだ!!」
鉄志君の言葉で我に返りました。そうです。ここで私がうろたえてはだめなんです!!今鉄志君を助け出せるのは、彼自身ではなく、私だけなのです!!!
「分かりました!!鉄志君!!早くこちらに…」
と、その時。
ごごごごごごごごごごごごごごごごごごごっっっっっっっっっ!!!!!!!!!!!
私の言葉が、轟音としか言いようのない何かの音でかき消されました。
「なんだぁ!?」
いち早く鉄志君が気付き、続けて私も目で追うと、あの和室にあった、ぐるぐると回っているだけだった無数の黒い球がこちらにめがけて転がってくるのが見えました。
そして黒い球は私を素通りすると、そのまま鉄志君の方へ。そして。
どどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどっっっっっっ!!!!!!!!
「ぬぉっ!?」
「鉄志君!?」
無数の黒い球は全て鉄志君に覆いかぶさり、鉄志君の姿は見えなくなってしまいました。
さすがに私も察しました。鉄志君のような感じで言うのであれば、この球は、侵入者を家から出さないための兵器の一つだったのです。恐らく、あのループの術が解かれると、自動的に攻撃態勢に入るのでしょう。
このままではこの屋敷から出られない!!今鉄志君は、どんどん記憶がなくなっていっています。そうしたら、いつかは、私のことも?いや!そんなの、絶対にいやぁっ!!!
「このっ!!このっ!!鉄志君から離れて!!!」
気づけば私は黒い球を無心に鉄志君からひっぺがしていました。でもだめです。引っぺがしたそばからまた鉄志君に引っ付いてしまいます。そんな!!こんなんじゃ、終わらない!!
もう!!なんで!?なんでこういう時に私の『力』が解放されないの!?こんなに必死になっているのに。大事な人を失いたくないと、必死に抗っているのに!!!
「燈和!!離れてくれ!!!」
黒球の塊の中から鉄志君の声が聞こえてきました。
「は、はいっ!!」
言われた通り、鉄志君から一歩遠ざかると…。
ばちぃっっっっっ!!!!!!!!
一瞬、黒い球たちの隙間から赤黒い光が出たかと思うと、ボロボロと黒球たちは崩れ落ち、中から無事な鉄志君の姿が現れました。
「ふぅ…」
鉄志君も安心したのか、少し息をついています。ですが、そんな余裕は今は無いでしょう!!!…いやもしかして、それすらも忘れてしまっているのですか?
鉄志君の手首をつかみ私は一気に駆け出しながら、鉄志君に声を掛けました。
「鉄志君!!早くこちらに!!!早くしないと、また囲炉裏が元通りになるのかも!!」
「!?えっ、あ、あぁ!!そうだな!!」
やっと、やっとこの変な屋敷から出られる。居間を走り抜け、縁側から庭に出ようとした、その瞬間のことでした
がしぃっ!!!!
「ぬぉっ!?」
私の手から鉄志君の手がすり抜けると、ふっと鉄志君の姿が隣から消えました。一瞬遅れて、私が鉄志君が転んだと認識した時には、そのまま彼は後ろへと引きずられていました。
見てみると、鉄志君の右足首に、あの黒い球が数珠状に連なり絡まっています。そして彼を家の中へと再び引きずりこもうとしていました。
「くぅっ!!!」
がっ!!!
鉄志君は一瞬にして両手にかぎ爪を形成すると、それを床に突き刺しました。
「力比べなら、負けねぇっ!!!」
そう言うと鉄志君は床に爪を突き刺しながら、ロッククライミングするかの如く、這いずって前進していきました。そして。
じゅぅぅぅぅぅぅぅぅっっっっ!!!!!!
突然、鉄志君の足に絡まっている黒球から煙が出たかと思うと、一気にばらばらと解け、彼は解放されました。
「燈和!!!何している!!早く来い!!!」
「あっ!?は、はい!!!」
鉄志君の言葉に我に返り、後を追って私も庭へと出ました。何が起こったのか…はまぁ後で聞くとしましょうか。いえ、それまでに果たして、鉄志君はこのことを覚えているのかしら…。
庭に出ると、私たちが初めて見た時とは様子が異なっていました。
池の水は渦を作ってどんどん下方に流れ出ているように見えるのに、その量は全く減っていません。
そして、あの色を変える花。そのどれもが、お世辞にもきれいとは言えない黒ずんだ汚らしい色になっています。
その様子を、鉄志君は少し混乱したような様子で見ています。
「鉄志君!!こっち!!」
「あ、あぁっ!!」
もうすでに、この庭で見たことすらも思い出せていないのかもしれない。状況を説明したいところですが、今はそんなところを観察しているときじゃない。あとでゆっくりお話しし、そして鉄志君と一緒に考察すればいいだけの話です。
鉄志君の手を引っ張り続け、門の方に向かおうとした。その時でした。
「「「ぐぇぇぇぇぇぇっっっ!!!!!!!!!」」」
庭でぐるぐる回っているだけだった、あの奇妙な鶏がこちらを認識すると、一斉に飛び掛かってきました。そしてやはり、私のことはスルーして、鉄志君だけを。
「ぐぉぉっっ!!!」
鉄志君に群がり、その嘴やかぎ爪で容赦なく攻撃を加えていきます。
この生き物も、やはり鉄志君がこの家から出るのを阻止しようとしている。
「このぉ!!!」
どがぁ!!!
生き物に暴力を振るうなんて、いつもの私だったら本当に嫌ですが、それ以上に鉄志君の記憶の中から私が消えてしまうのが嫌です。それを阻止するためであれば、私は鬼にでも悪魔にでもなります!!
「鉄志君、大丈夫ですか!?」
「はぁっ…!!はぁっ…!!はぁっ…!!」
見ると、鉄志君は辛そうな顔をして片膝をついています。
そんなに傷が深いようには見えませんが…もしかしてこの生き物、毒が!?
「「「ぐぇぇぇぇぇぇっっっ!!!!!!!!!」」」
弱った鉄志君に追い打ちをかけようと、鶏たちが再び迫ってきました。そんなことは絶対にさせません!!!
「鉄志君から離れなさい!!!」
「「「ぎぇぇぇぇぇぇっっっ!!!!!!!!!」」」
私は鶏たちを睨みつけると、一喝すると、私の気迫を感じ取ったのか、その化け物たちは後ずさり、鉄志君から少し距離をとりました。
「「「ぐぅぅぅぅっっっ…」」」
しかし、それでも逃げ出そうとはせず、こちらを睨みつけ、威嚇するような唸り声をあげています。
と、その時、鉄志君は私の肩に手をかけ、息を切らして苦しそうな表情をしながら私に声を掛けました。
「…燈和、俺の後ろへ」
「は、はい」
言われた通りに三歩下がって鉄志君の後ろに来ると、震える体を立たせ、彼は右手を後ろに引き、拳を力いっぱい握りしめました。
ビシッ…!!ビシビシビシッ…!!ビシッ…!!
異音ともに、前腕のいたるところに裂け目が現れ、そこから、銃口に似た形をした謎の器官が出てきました。
そして一気にしゃがみ込むと同時に、その拳を、アッパーをするように地面に思い切り叩きつけました。すると。
ドォォォォォォオォォォォオォォォォォォッッッッゥ!!!!!
拳が地面に当たると同時に、大量の土、小石、雑草が入り混じった大きな衝撃波が放たれ、瞬く間に鶏たちはその中に飲み込まれてしまいました。
「今だ!!燈和!急ごう!」
まだ土煙が消えないうちに鉄志君は再び私の手を取り、走り出しました。
すると、掴まれている手首から、ぬるっとした感触が走り、見てみると、鉄志君の右腕のいたるところから血が溢れ出ています。一歩踏み出す度、先ほどの裂け目から新鮮な血が水鉄砲のように噴き出しています。
「て、鉄志君!!腕が!!」
「あ?あぁ。大丈夫だ!なぜか、俺の中の力が回復している。体の中の毒もきれいさっぱりなくすことができる!とにかく、今は何も考えず走ればいいんだな!?」
「は、はいっ!!そうです!!その通りです!!」
「燈和!!俺が立ち止まったら、燈和が俺の手を引っ張って走れ!!俺はただ、何も考えず、燈和についていく!!」
ばぁんっ!!!
勢いよくドアを開け、私たちは初めにいた、喫茶店の中に入り込みました。
中にはやはり人の気配はありません。お会計のあるカウンターを見てみると、そこには出るときに置いて行った千円札が三枚、置いてありました。まだあの時まで戻っていないだけなのか、それとも、この喫茶店までは力が及ばないのか。できれば後者の方がありがたいですが、要らぬ希望を持つと取り返しがつかないことになりかねますね。
「燈和…」
「なんですか?鉄志君」
「俺らはなんで、ここに戻ってきたんだっけ?」
まずい…また記憶がなくなっている。ここまでの経緯を話していたら、またその間に鉄志君の記憶がなくなってしまいます。ここは色々と省略して、大事なことだけを言わなければ。
「鉄志君!詳しいことは長くなるので言いませんが、この空間から出るためにはここまで戻ってくる必要があったんですよ!!早く戻らないと、鉄志君の記憶がなくなって、取り返しがつかないことになります!」
尋常でない私の様子を察したのか、鉄志君はそれ以上は私に追求しませんでした。
「あ、あぁ!そうか…よし、ここでのことはまだ覚えているぞ!」
「で、でも鉄志君!ここから戻る方法は…分かるんですか?」
「…ここに来る前。元のほうで起こった何かだ。何かきっかけがあったはずだ。その何かと同じことをすれば…」
「元のほうっていうと、おばちゃんがいた方のお店ですよね?」
「あぁ、そうだ。俺らはあそこに入って、コーヒーを飲んで、雑談をして、出ようとしたときにここに連れてこられた…、いや、飛ばされたというべきか」
「といいますと?」
「初めから俺らをここに連れてくるのが目的なら、店に入った直後にそれが起こっていたに違いない。1時間もタイムラグがあったんだ。飛ばされる直前に起こった何かがきっかけになって、仕掛けが発動したんだろう。」
「じゃあ、そのきっかけが分れば!!」
「あぁ、元の場所へと戻れる。だが、そのきっかけが何なのか…」
さすがの鉄志君も、そこまでは分からないのですね。ここまできて詰みなんて…。いえ、絶対に諦めません!
きっかけ…。あの時、何が起こったのでしょう?早く、早くしないと鉄志君の記憶がどんどんなくなってしまいます!!あぁ、燈和!!早く思い出して!!あの時、何が起こったのかを!!私たちが飛ばされる直前…お会計のために席を立とうとした、あの時。
「グラス…」
「えっ?」
「そうだ。グラス!あの時、おばちゃんがグラスを床に落として割って、その後、鉄志君の様子がおかしくなって、その後私も頭が割れそうに痛くなって…それで!!!」
「それだ!!」
「で、でも!!一体どのグラスなのでしょう?私、さすがに形までは…!そもそもなんでグラスなんかで…」
「んなもん後でゆっくりと茶でも飲みながら二人で考察すりゃあいいさ!!とにかく今は、片っ端から割るしかない!!燈和!!手伝ってくれ!!」
「は、はい!!」
私と鉄志君は厨房に行き、入り口近くに置かれているグラス棚を見つけると、一心不乱にしまわれているグラスを片っ端から床へと叩き落しました。
バリン!!!ガシャ!!ガシャガシャ!!!バリン!!ガシャガシャガシャ…ガシャン!!!
しかし、一向に頭痛が起こる気配はなく、そして、鉄志君が棚に残った最後の一個を手に取り、それを床に落としました。
バリン…!!!
しかし、割れた音が虚しく響き渡っただけで、何も起こりません。
「!?なんで!!なんで何も起こらないの!?!?!?」
「…万事休すか」
「い、いえ!!まだですよ!!まだ何かあるはず…えぇっとぉ…」
思い出して!!もっと詳しく、あの時のことを!!おばちゃんはグラスをどうしようとしていた?どこに持っていこうとしていたの?…あぁっ!?
「そうだ!!!」
「!なんだ!?」
「あの時おばちゃんはグラスを取り出そうとしたんじゃなくて、しまおうとしたんですよ!!だから棚にあるグラスではなくて、別の場所にあったグラスです!!!」
「!?だ、だが、よくよく考えてみれば、向こうとリンクしているなら、そのグラスはもうないんじゃないか?」
「それは分かりませんが、とにかく可能性はゼロではありません!!鉄志君、弱気にならないで!!」
「あ、あぁそうだな。となると、洗物か何かだろうか」
「そうです!!きっとそれです!!」
厨房のシンクの横、洗物置き場を見てみると、3枚のお皿のほかに小さなグラスが一つ、さかさまになって置かれているのを見つけました。
「これです!!きっとこれですよ!!さぁ鉄志君、いきますよ」
ガチャァン…!!!
厨房内に割れる音が響き渡りました。ですが…。
「…何も、起こらないですね。」
しばしの沈黙が流れ、やがて、鉄志君が消え入りそうな声で言いました。
「燈和…すまん…」
「なんで鉄志君が謝るのですか!!悪いのは、こんなものを作った私のご先祖様です!!大体なんで、こんなものを作ったんですか!!こんなものを作らなくたって、楽しく幸せに生きることなんていくらでもできるのに!!なのにご先祖様は誰も幸せになんてならないものばかり作り上げて!!こんなにも鉄志君を苦しめて!!」
私は抑えられず、彼に抱き着き、胸に顔をうずめました。
「燈和…。」
「鉄志君の…、記憶が!!このまま無くなってしまうなんて!!私は…私は嫌です!!!」
「燈和…」
答えるように、鉄志君は私を抱きしめ返してくれました。
「燈和、ありがとう。燈和が俺のことを忘れないでいてくれれば、俺はそれでいい。」
「嫌です!!鉄志君の中から私が消えてしまうなんて!!そんなの!!そんなの私にとっては死んだも同然なんです!!鉄志君!!」
胸にうずめていた顔を上げ、彼の顔を見ると。
「う、うぅ~ん…」
鉄志君の顔は歪み、唸り声をあげています。
「!?鉄志君!!頭痛が!?」
そうだ。思い出した。あの時も、頭痛が起きるまでに少しの時間がありました。鉄志君と会話をしました。頭痛薬の話を。なんで好きな人との会話を忘れてしまっていたんでしょう。この私としたことが!!
「う…ぐうぅっ…!!!」
鉄志君は頭を押さえてその場にうずくまりました。鉄志君が苦しんでいる姿を見るのなんて、本当だったらこんなにも苦しいことなんてないのに、今はそれが嬉しくてたまりません!!!
「鉄志君…!!」
喜びと安堵の声を上げた直後、私にも頭痛が襲い掛かり、意識は遠のいていき、やがて目の前が真っ暗になりました。




