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涙のふるさと  作者: 藍玉
8/11

7話 何で注目されんだろ?てゆうか眠いzzz

ちっくしょー!高校の宿題。問題集だけだと思ったら

「自分の生い立ち」なんて作文も書かなくちゃいけない打なんて…。なんて書けばいいのさ。

まず、何から書けば?書き始めがわからないっす;;

誰か教えてくださいませんか?

「うぉぉおおお!でっけー!!」


と俺は叫ぶ。そりゃもう馬鹿みたいに叫ぶ。

隣で真紀ちゃんが恥ずかしそうにしてるけど、そんな知ったことではない。

そのくらい学園がでけーんだよ!東京ドーム4個分らしいよ?


ちなみに、俺は今校門の前で校舎に向かって叫んでいる。


「お兄さん、恥ずかしいし早くどかないと皆の邪魔に…」


「あんた、邪魔よ。」


「ゲフッ!?」


いきなり蹴られた…。しかも膝裏を。

無残に崩れ落ちる俺。

ちっくしょう、いきなり蹴ってくるとはどんな奴だ!?ぜひ顔を拝ませてもらお・・


「あれ?由紀か。あ、春香も。おはよう。」


あぁ、そういえばこの二人もいたなぁ。学園にショックを受けすぎてすっかり忘れてた。


「一…早乙女君、おはよう!」


「一樹おはよう。あんたもこの学園なんだね。」


春香が何か言いかけた気がするんだけどな…。ま、いいや。


「ああ、俺も今日から桜葉学園の仲間入りだぜ。ヨロシクな!」


っと、そういえばさっきから奥のほうにすごい人が集まってるな…。なんだろ?


「あ!あそこでクラス発表してるよ!」


真紀ちゃんがそう言うならそうだろう。

でも、俺は職員室に行かなければ行けない!…地図片手にね。 だって広いんだもん!?迷子になっちゃうじゃんかよッ!!


「本当だ!早乙女君もあそこに名前あるかな?」


「いや、俺は職員室に行かないと。」


そう!俺は職員室に行かねばならない!だから春香のこの悲しそうな顔もどうしようもない…。なんでそんな顔するのさ!?


「そっか…。じゃぁ、また後でね!」


「私も中等部のクラス割り見に行きますね♪」


という訳で、いったん解散〜。俺はさっさと歩き出す。

だってね?一応かわいい子が二人ともう一人(由紀)いる訳じゃん?

なんか、メッチャ人に見られてるんだよ…。今もまだ見られてるし。早く職員室にいこ!





ここかなー?一応地図見て来たけど若干不安。

普通さ、職員室とかって看板みたいなものがあるじゃない?ここ、ないんだよね。


コンコンッ

「しつれいしまーす」


ノックと挨拶。これ基本ね。


「「あ…。」」


ドアを開けると、先生は一人もいない。変わりに一人の女の人が本を読んでいた。

髪色は黒というよりも紺色に近い。そして腰まで伸びるスラ〜ッとしたまっすぐした髪。

大人の雰囲気みたいな感じが漂ってる…。すっごくきれいな人だ。

リボンの色からして、先輩らしいってこともわかる。


「あなたが早乙女君?」


「え?あ、はい。」


職員室だから、先生がいるとばかり思ってた俺は、生徒がいることに少し動揺していた。


「私は工藤千尋くどうちひろ。この学園の生徒会長を務めている。好きなものはエビフライとコーヒー牛乳。嫌いなものは刺身。好きなタイプは強い人・・・だよ。」


自己紹介された!?ここは…俺も返しておくべき・・!!かな?


「俺は早乙女一樹。好きなものは和食全般。嫌いなものはマヨネーズ。好きなタイプは特にないですね。」


正直、前のことがあるから好きなタイプとかわかんなくなってるんだよな。

だから、そこだけ適当に答えておく。


「ええ!?早乙女君マヨネーズが嫌いなの!?」


「え!?そこに反応する!?」


先輩につい突っ込んでしまった。マヨネーズのにおいが駄目なんだよな〜。


「ところで、ほかに誰もいないようなんですけど。俺の他に転校生っていないんですか?」


そう、この部屋には今俺と工藤先輩しかいない。俺が早く着きすぎたのかなー?って思ったけど、今はもう9時。始業式も、もう始まってる時間だろうし(多分)。さっきの俺みたいに迷ってるのか?


「後3人いるんですけど、なにか引越しの整理がどうとかで明日から来るそうです。」


「ってこと…。俺含めて4人もですか?」


「そう…なるわね。」


今年はお引越しがブームなのか?だったら俺は流行の最先端を突っ走ってることになるな。

やったぜ!


「早乙女君のクラスは1-Cね。そのうち担任の先生がここに来るからそれまでこれでも読んでおいて。」


そういって工藤先輩は俺に薄い冊子をくれた。

てれ〜ん♪一樹が「なぞの本」を手に入れた!


「先輩これはなんですか?」


「それにこの学校の歴史とか校風とか色々書いてあるから暇つぶしにでも読んでて。」


そうかそうか、早速読んでみよう!

なになに?この学校が創設されたのは…。


くっだめだ…俺にこの手の本は…ぐぅ…ZZzzz。





いやぁ、なんとか更新できましたよ。

執筆中だったのを急ピッチで!

そして何でかしらないけど少し長めに・・・。

これから、毎回7話くらいの長さにしようかな?


明日こそ更新できるかわかりません。生い立ちの作文もかかなくちゃいけないので笑

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