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涙のふるさと  作者: 藍玉
4/11

3話 新たな家と

眠いです。今日は11時30分におきて、なんだか頭がぼや〜っとしてます^^;

「部屋は203だ、小僧。生活に必要な物は大体揃ってると思うから気にするな。足りないものは自分で買いに行け。」


へえ、一応揃えといてくれたんだ。見かけとは違って面倒見のいい人なのかな?


「おい小僧、今変な事考えてなかったか?」


「え?いやいや何も考えてませんよ。」


「・・・そうか。じゃ、俺は自分の部屋にいるからなんかあったら呼べ。なんもねぇのに呼んだらぶっ殺すから覚悟しとけ・・・。」


「う・・・うぃっす!」


・・・やっぱ怖い人だなー。


「ここが俺の家・・・」


うおー!一人暮らしが始まった感じ!なんか、メッチャわくわくしてきたー!

今なら逆立ちしたまま階段が上れそうな気がする!


「・・・早乙女君、なにやってるの?」


「うお!?」


本当に逆立ちしようと思って、両手を地面につけたところで、誰かに呼ばれた。

見上げてみると・・・!!


「春香じゃん。あれ?帰ったんじゃねえの?」


そう、そこにはさっき知り合ったばかりの春香が困ったような顔して立っていた。

ちなみに今の状況は俺が階段下でクラウチングスタートみたいな格好してるのを階段の上から春香が眺めてる感じね。


「あ、今まで由紀の家にいたの。今から由紀とスーパーに買い物に行こうと・・・」


「春香ー、何やってんのー?って・・・あんた誰?」


おおっ、なんか・・・なんか出てきたー!?

って、話の流れからしてその由紀さんなんだろうけどな。


「あ、由紀。この人が早乙女一樹くん。今日、由紀と一緒のこの白鷺荘に引っ越してきた・・・んだよね?」


おおー。俺のこと紹介してくれるとは・・・春香ってホントいい奴だな。おじさん涙が出ちゃうよ。


「俺がその早乙女一樹。今日から203号室に住むことになった。同じアパートだから会う機会も多いだろうし、これからヨロシクな。」


「私は柿山由紀。201号室・・あんたと反対の端っこだね。そこに住んでるよ。よろしくね。」


説明しよう!白鷺荘は1階は101〜104(101は鬼頭さんとこ)で2階は201〜203しかない。

つまり!俺の部屋が右の端っこで、由紀の部屋が左の端っこなのだ!イメージできただろうか?


「一樹?あんたいきなりぼ〜っとどうしたの?」


「いやいや、親愛なる読者様にわかりやすいように説明を、と。」


「ふ〜ん?よくわかんないけど、大変なのね。」


ふっ、そのうちお前もなんか言わなくちゃ行けなくなるかもしれないんだぜ?


「由紀、そろそろ行かないとお昼のセールが終わっちゃうよ?」


「ウソ!?うわー・・・じゃ、さっさと行こう!一樹はどうするのよ。一緒に来る?」


「いや、俺はとりあえず部屋見ておきたいし。昼飯は後でどうにかするよ。」


「そうですか・・・」


おおう!?俺、選択ミスったか!?春香がなんか悲しげな感じに・・・


「そ、んじゃ春香!急ぐわよ〜!!」


と、言ったかと思ったら、春香の手を引っ張ってあっという間に見えなくなってしまった。

おっと、俺も自分の部屋確認してさっさと昼飯食べよ。後でコンビニでも行って買ってくるかな。




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