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涙のふるさと  作者: 藍玉
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2話 管理人は鬼だった!?

見てくれてる人いるんかな〜?


お?そんなつまらない話をしているうちに、それっぽい建物が見えてきたぞ?


「ここです。ここが白鷺荘です。」


ふぅむ。一言で言えば普通。どこにでもありそうなアパートだな。


「案内ありがとね。俺はちょっと管理人さんと話してくるから・・・」


「あ、そうですか。じゃあ、私はこれで。」


と言うと、大家さんのところに歩いていく俺に手を振ってくれた。ここは笑顔で手を振り回しておこう。ん?春香の顔が赤っぽい気がする。きっと、俺が気持ち悪い笑顔振りまいたからだな。自分の親を恨むぜ。


「ピンポーン」


・・・返事が無いよ?でも、言われたとおりの時間だから出かけてたりはしてないと思うんだけどなー。とりあえず、連打してみるか。


「ピンポンピンポンピンポンピンポーン」


・・・ダダダダダッ!!

おお!?なんか凄い勢いでドアに向かってきてる気がする。


「うるせえよ!!一回やれば聞こえるっつの!」


おお!?めっちゃガラ悪い人出てきたんだけど!?髪の毛銀髪で、ピアスとかして、この人が・・・管理人かな?


「あの・・・白鷺荘の管理人ですか?」


控えめながら、一応聞いておく。つか、まじこええよ。


「あぁ?そうだけど。お前誰だよ。」


「えっと、今日から白鷺荘に住む早乙女一樹なんですけど」


「あぁ、お前がね・・・。悪い悪い、今昼飯食ってるからちょっと中入って待っててくれ」


なんつうか・・・こんな人が管理人って。大丈夫なのか?このアパート。


「おじゃまします・・・うわっ!」


きったねー!部屋がカップラーメンの残骸とか、ティッシュとか、その・・・大人向けの本?とかで埋まってる。こんなところでよく生活出来るな、この人。


「ま、そこら辺に適当に座ってくれや」


ちょ、このひと床の物蹴ってスペース作ってますけど!

なにこれ、ここに座って良いって事だよな・・・?


「ズズーッズズズーッ」


旨そうにラーメン食べるなー。そういえば俺、ずっと電車乗ってたから飯食ってねえじゃん。あーやべ、本当に腹へってきたわ。


「で、だ。お前が今日、ここ白鷺荘に引っ越してくる早乙女一樹で間違いねえな?」


「はい、そうです」


「俺は一応白鷺荘の管理人やってる鬼頭魔叉斗おにがしらまさとだ。これから夜露死苦な」


どう考えても族かなんかやってた人にしか見えない。名前もなんかありえない感じがするし・・・なんか、凄いアパート入っちゃったかも?俺、どうなるんだろ?


つか、自分的にも早く学校の話に行きたいなーとか思ってます。

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