表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

冤罪

作者: しょうけい

診断で、書き始めと書き終わりを決めて書くみたいなのがあったのでやってみました。

海に向かって叫ぶ夢を見た。

俺はもう海を見ることなんてできないのに…

視界に入るのはガラの悪い隣人の顔、錆びた鉄格子、あとは愛想のない看守の顔ぐらいのもんだ。

俺は何もしていない。無実だ。そんなことを叫び続けた。

けれど、根拠の無い俺の主張を頭でっかちなエリート共が聞くわけなんてなかったんだ。

俺は、無期懲役を言い渡された。愛する妻を殺した罪で…

何度も死んでやろうと思った。

でも俺はまだ死ねない。

無期懲役が決まった翌日そいつは俺の目の前に現れた。

誰も入ってこれないはずのココに現れた。

そして、俺の死と引き換えにアイツを殺すと言った。

だからその時まで生きろと言われた。

俺だってそんなもの信じるほど馬鹿じゃない。

けれど、他に選択肢は無かった。

自分に都合の良い幻想を信じるほかなかった。

だから、あいつの死ぬその瞬間までは俺は死ねない。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ