圧迫クイーン
久々すぎる投稿……。~話っていうのが流行っていないので抜く事にしました。
「絶対に嫌だ!」
判断したのはもし池に落とした女が清楚ですか、ビッチですか、
と聞かれた時くらい容易の回答であった。
答えは簡単、ビッチ以外に考えられない、そもそも男女が分かち合える事なんて性〇為くらいしかないのである。ならば俺はそんな悲観的な事実を否定しようじゃないか、答えは両方いらないである。
「何故ですか!? この世界じゃ神様に等しい私の頼みなんですよ!?」
「チートの一つや二つも抑えられない無能が、ゴッドなんて簡単に使ってんじゃねえよ!」
「っな……」
「テトラ、お前は所詮管理人だ、存在自体がネタのようなもんだぜ」
「……」
はい論破、どうやら相当聞いたらしく彼女は顔を俯けるしかないのが現状だ。
ここは一つ、悔しいの~とにんまりした笑顔を彼女に向けたかったが、それでは所詮ストレンジャー二号とやっているレベルが同じだ、ここは深く傷ついた彼女を癒してあげるのがナイスガイというものである。
「身の程を知れよ屑……」
「へ!?」
テトラは身をぷるぷると震わせながら床につけていたステッキを手に持つ、
一体彼女は何をしようとしているのか。
ぶるってんの?と茶化したかったが、流石にそのような煽りを加えれば彼女だって怒りのあまり、ステッキで頭をカチ割ろうとしかねない。ここは煽てるというのが最善の判断だろう。
「テトラ、よく見ればお前って中々美人だよな」
「はい?」
「おっぱいもでかいし中々作った元管理人というのも優秀だと思うが」
「そ、そうでしょうか……」
顔を赤らめる仕草を見せる、これはちょろい……。
容姿やスペックを褒めただけではない、自分を作った管理人も褒めたのだ、
どんなに知識を集めた処でこいつは所詮特化型AI(人工知能)といった処か、
汎用型AI(人工知能)並のスペックを持つ人間様と戦おうとした処で結局は手中にいるも同然なのだ。
「ほ、褒めたって無駄なんですから! あなたがいくら私を容姿端麗で存在が尊いと言った処で私のいう事を聞いてもらわなきゃ!」
「はあ、分かったよ、俺も手伝えばいいんだろ?」
「え?本当にいいのですか!?」
「ああ、それで? Lv1なんだがまずはどうすればいいんだ、まずはウォルテラ村でスライムでも狩り続けてればいいのかよ」
「いえ、もうすぐあれが来るのそんな悠長な事はしていられないはずです」
『あれ』か、そういえばストレンジャー二号も言っていた、一体何を表しているのか。
「じゃあどうすればいいんだよ、まさかお前が管理人の力とかなんやらで俺を一期に80Lvまで上げてくれるわけじゃあるまいな」
「それはできません、やらないのではなくできないのです、ですからあなたはまずエリア3、ルーム123の部屋に入ってもらいます」
「いいけど、一体そこに何があるってんだよ」
「チート部屋です」
「は?」
正気かと思った、まさか管理人の身でありながらチート部屋に入ってキッチリLvを磨いてこいという訳ではあるまい。いくら無法地帯といって管理人がチートを利用する行為は認められるのだろうか。
「あほか! 俺はそもそもこのチートが嫌でこのゲームを辞めたんだ! 運営なら運営らしく仕事しろ……」
「エスポワールエスケープ!」
ワープしたのは彼女の叫びと共にだった、
もはやそこには俺がどうしたいという意志は関係が無く、
彼女の思うがまま、まるでそれは他人の言う事を聞くしか能が無い奴隷アニメーターのような気分だ。
「着きました」
「ここか」
話を戻そう、はっきり言って俺はMではない、
力の弱い女にあれやこれや、と言われる駄目夫とテレビで罵られている男がはっきり言って好きではない、本当なら腕力や権力を使ってどうにかできるものを妥協しようと下手に出ているのである。
だがしかし、その女が自分よりも筋力が上、力ですら勝てる部分が無いとなったらどうなるだろう。今はまさにその状態だ、俺は彼女に何一つ勝てる部分が無い、故に今の俺の状態こそがまさに男女の逆転劇と言える状態だろう、そして俺の性癖を一つ晒すのならばそれは『逆レ〇プ』ものである。
「テトラ様ぁ……」
「何ですか? いいですか、あなたはここで力を磨くのです、ほら、あそこにいる男の人に話しかけなさい」
「男の人って、あそこにいるの女の人でしょ?」
「ネトゲ歴は浅い方でしょうか? ああいうのは大抵ネカマというものなんですよ、女性が存在するのは滅多に稀です」
「ほえっ」
確かに彼女の言う通りだ、自分の事は棚に上げていたが俺自体がネカマなのであった、
ストレンジャー二号という名前でこいつは女だという者はまずいないだろうが。
「では私はこれで、あなたの急成長物凄く楽しみにしています!」
「はいよ~やってやろうじゃねえの」
驚く程に状況に適応した自分がここにはいた、
本当はこんなクソゲーの中に入らずに全うな人生を歩みたかったが、
誰かがこの世界の正体が実はモニ〇リングでドッキリでした~(笑)と言ってくれるのを待つしかない状況である。
続きは評価次第で書くか決めます