クロイアクマ
ソイツの外見といえば、口が片方だけ裂けていて、大きな目玉が体にいくつもあって、そして、何よりも印象的なのが、全身が真っ黒だという点だ。
森本龍太郎
「アイツは…何だろう?」
先生
「わからない。これから接触を試みるよ。」
鈴木香菜
「危ないですよ〜。」
主人公
「大丈夫だよ、鈴木。」
鈴木香菜
「だけど、イヤな予感がするの……。」
僕と鈴木は幼馴染みだ。鈴木は運動音痴だが、直感だけは鋭い所があった。幼い頃、いつも遊んでいた空き地に行くと、ここに居たくない、と、鈴木が突然言い出した。そんな事言わずに遊ぼ?というと、イヤな予感がする。と言った。その後、大きな土砂崩れがあって空き地が埋まったという話を聞いたのは、そんなに遅くなかった。僕は鈴木の直感にいつも助けられている。
先生
「じゃ、行ってくるよ。」
大丈夫だろうか?
先生
「あ、あーこんにちは。」
クロ
「…………………。」
先生
「あの、もしもーし。」
クロ
「……………キ。」
先生
「?」
クロ
「キキキキキキキキキキキキキキキキキ。」
先生
「何言って……。うわっ!!」
アイツは、いきなり先生の体に触ったんだ!すると、どんどん先生の体が真っ白になっていくではないか!!
琴吹聖子
「先生!」
先生
「「うわぁぁぁぁぁぁ……」」
クロ
「……ヒヒッ、アヒャヒャヒャヒャヒャ!!」
山崎悠斗
「あ…ああ…。」
主人公
「「逃げろおぉぉぉぉ!!」」
一同
「うわぁぁぁぁ!!」
クロ
「ヒヒッ。」
続く………。
死者 一名
蒼木優太