オーバーツーリズムを考える
日本も観光立国の仲間入りを果たしました。異常な円安が終わっても、年間4000万人ぐらいは訪れるように思います。安近短に加え、安全美味しいの日本ですからね。第4位のアメリカを除くと、韓国、台湾、中国、香港。解かりやすい傾向です。中国では日本同様タイも人気、金持ちが行く場所としてドバイ他アラブが人気だそうです。外交問題(好感度)が影響していると言われていますね。
世界ではバルセロナ(スペイン)、ベネチア(イタリア)、アムステルダム(オランダ)、ドブロブニク(クロアチア)等では、オーバーツーリズム対策が取られています。
https://www.afpbb.com/articles/-/3474778
日本だと京都は深刻だと言われています。バスに乗れないという問題やタクシーが捕まらないという話をよく聞くようになりました。主要な観光地に行くと、人、人、人であり、寺にあれだけの人はどう考えても似つかわしくないよなと正直思いますし、自分もかつては毎年訪れていましたが、行かなくなりました。嵐山なんか外国人がたくさん来る前から、紅葉シーズンは人だらけでしたけどね。沖縄やニセコなんかも同様の事が言われていますが、外国人対策として当初外国人4倍料金検討していましたが、姫路市民以外料金2.5倍2500円変更で決着しました。結果は値上げしても、外国人客微増だったようです(全体数でも過去最多入場者数)。東京や大阪が多いですが、公共交通やホテルのキャパシティがあるため、受験シーズンでなければ特に問題はないように思えます。一杯観光名所あるため、分散しますからね。東京だと浅草や秋葉原、豊洲に行く人が多く、大阪だと黒門市場、心斎橋商店街、新世界等に行く人が多いでしょうけどね。京都だと世界遺産のお寺に集中します。奈良も世界遺産8つあるけど、オーバーツーリズムやホテル高騰等、聞きませんね。大阪からの所要時間違わないのに不思議です。平城京と平安京の違いでしょうか。日本も出国税1000円から3000~5000円にアップを検討していますが、ノルウエーもオーバーツーリズム対策として観光税を導入します。
https://www.afpbb.com/articles/-/3581883?cx_part=latest
オーバーツーリズムは、ごく限られた場所の話ですが、インバウンド増加にも落とし穴があると言われています。内需が一番大事なのは言うまでもありませんが、インバウンドは、結局輸出と同様の効果があり、現在では自動車産業に次ぐ輸出産業と言っても差し支えない状況です。問題点を挙げてみます。
・資本家ばかり儲けて飲食・ホテルは非正規や低賃金労働者が多い。
・外国人で人混みであるため、今まで訪れていた日本人が敬遠しだした。
・高級ホテルは関係ないが、ビジネスホテルやカプセルホテルまで爆上がりしてサラリーマンや庶民の宿泊に多大な経済負担を強いている。
結局、資本家目線やマクロ経済指標でしか考えていないため、益々格差が広がり少子化も加速する事でしょう。たぶん、何万人来たよりも一人当たりの消費額を増やすとか全体としての消費額が大事に思えます。おそらく当初目標の4000万人を達成したら、2030年6000万人ではなく、消費総額を上げて訪日観光客をこれ以上増やさないというような方向性になると予想します。
野球やサッカーのスタジアム、クラシックのコンサートは、定員数が決まっていますが席のグレードにより料金が違います。一方のアミューズメントパークでは料金一律で日によって入場者数が違います。国内客、国外客いずれもが、もう少し人(待ち時間)が少ない形を望んでいます。ディズニーランドは、値上げ値上げをしていますが、本当に好きな客単価が高いお客様に満足度の高いサービスを提供するためだと見られています。要は、キャパシティの限界であり、入場料を上げて人を減らしたいという事です。収入は一緒ですが、ブランド価値や顧客満足度の向上を狙う戦略です。例えるなら、ホテルのダイナミックプライシングと同じ考え方です。
さて、観光地という立場で考えてみましょう。観光客が増えれば増えるほど、トラブルは増えます。ごみ問題、公共機関利用のマナー違反等が挙げられ、犯罪者が出てくる場合もあるでしょう。また、一般市民は渋滞に巻き込まれたり、日常の足である公共機関が使えなかったりします。キャパシティオーバーに対抗する手段は、公共交通インフラを充実させるか外国人観光客を抑える政策を実行するかです。外国人観光客は水物みたいな部分もあり、公共交通インフラの充実は現実的ではありません。せいぜいライドシェアぐらいのレベルでしょう。観光客を抑えるためには、施設料金を別料金であげる。ホテル等の宿泊に特別税を果たす等が考えられます。京都の場合は、明暗はっきり分かれており、条例で建築物を規制し、高層ホテルや高層マンションがないため、ホテル不足や新婚世帯が滋賀方面に引っ越すという暗部もあります。何かを犠牲にして特化した日本一の観光ブランド都市になっているとも言えるでしょう。高齢化が著しく、京都市の財政はかなり悪いので今後どういう風に解決していくか着目に値します。
東京、大阪、京都、福岡、沖縄が飛び抜けて人気があるわけですが、安いツアーだと、お土産を買う場所指定、自由行動多しの東京、大阪、福岡ツアーになります。インバウンド政策も京都や沖縄を除けば、ストロー現象で社会増の街ばかりではないかという恨み節も聞こえてきそうです。ニッチな外国人観光客は、日本人同様自分で調べて行きたい場所に行きますが、それほど多くはありません。
・英語が通じない
・田舎では公共交通がかなり不便である
・ツアーと違いお金が掛かる
日本人でも地方を旅しようと思えば、車必須です。外国人にはかなりハードルが高く、時間に余裕があるかタクシーで移動できるほどの経済力があるかでないと現実的ではないでしょう。日本人観光客が、高齢化や貧困化で旅行者(宿泊者)が減っていく中、外国人観光客が来てお金を落としてくれたらと思うのは自然な流れですが、地方創生同様、なかなか難しいのが現実です。キャンペーンや政策の費用対効果は出ないでしょう。結局、口コミで魅力が広がるのを待つしかないでしょう。行きやすい場所とか外国人にとってうける場所や体験は、おそらく日本人では上手く表現できないし、見つけられないでしょう。実際、YOUTUBEで私達日本人が当たり前に食べている食事が、非常に驚かれたり、アンビリーバブルな美味しさ、オーサムと言われますからね。
日本人だけでなく、外国人も名物観光地の人の多さにうんざりしているようであり、日本人同様のクオリティーの低下を感じているようです。行かないor違う場所に行くという選択枠になるのですが、スモールやマイナーな場所に行ってそれなりに充実できるかっていう話になると、それもそれで難しいような気がしますね。やっぱり、価格を上げて入場者数を自然と減らすような形が一番理想ではないかと思えます。一方、マイナー系のツアーや地方都市をバスで回るツアー等が充実すればいいのにと思いますね。海外の情報を見ると、どれも決まって街が奇麗と料理がおいしいという評価です。もう少し「食」に特化して、地方都市を楽しんでもらう企画を海外旅行代理店が増やせば、ウインウインだと考えるのは自分だけでしょうか。日本人の高齢者観光客も結局は温泉や料理、ホテルでくつろぐ事にウエイトを置く比率が高まります。ある程度あちこちに行った経験があり、高齢になってくれば、外国人観光客も同じ志向になるのではと思えますけどね。関空、羽田、福岡港等までのアクセスは便利ですけど・・・。
あくまで観光庁が行った調査結果ですし、従業員10人未満は抽出調査、ゆえに概ねの値と参考にはなるでしょう。驚愕の結果を見てみましょう。国立公園35箇所すべてにリゾートホテル建設誘致(規制緩和)を打ち出しましたが、インバウンドで得をしているのは結局、東京、大阪、京都、北海道、福岡、沖縄まででしょうね。勿論、各都道府県により絶対的な宿泊キャパシティが違いますが、フライト、交通網や訪日外国人が何を求めているかにもよると思いますね。ある意味、東海や甲信越は関東圏や関西圏と違いインバウンド格差が少ないように思います。
https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001751247.pdf
7ページを見ると、各都道府県別の累計外国人宿泊者数が解かります。徳島新聞の情報を見たら、四国の比較をしていて直接海外からフライトがあるのは香川と愛媛のみ。香川44万人、愛媛20万人、高知と徳島はともに13万人という明らかな結果です。ちなみに、松山は約50万人都市、高松は約40万人都市です。愛媛、高知と徳島で見ると、海外からのフライトは関係ないと言えますが、香川を見るとフライトの影響かなとも思えます。関空から近い和歌山県が51万、奈良県が33万ですから、あんまりフライトは関係ないのかもしれませんね。印象として宮城と埼玉は少なく、石川、山梨、長野、岐阜、大分、熊本は多いように感じます。石川は加賀ホテルや金沢観光、山梨は富士山、長野は軽井沢や松本城他、岐阜は白川郷や飛騨高山、大分は別府や湯布院、熊本はTSMC関連の出張ではないでしょうか。大都市は、フライトや交通網が発達しており、ホテルも多いためツアー客も多いです。それを除くと、日本人にも有名な観光地に行く傾向が強く、むしろ高級な温泉旅館街は日本人にも人気であるし部屋数も限られるため、インバウンドのメリットはあまりないようです。単価の高い欧米人を増やし、より滞在日数を伸ばし、三大都市圏以外に観光してもらう。結局は、ツアー客が安近短で伸びている部分も大きく、欧州と日本のフライトは長い事、欧州にはたくさん観光地があり、同様に東南アジアや中国も観光地として魅力がある中で日本を選ぶ人は、東京や大阪京都に行ってみたいと思う人が多いのではないでしょうか。雄大な自然や歴史(国固有の伝統)だけを見たいなら、3000年の歴史の中国もなかなか魅力的です。お金のある人が最も大切にするのは時間であり、交通の便が悪い場所は不利ですよね。プライベートジェットを使うぐらいの超リッチなんて数えるほどぐらいしか来ませんから。
オーバーツーリズムデモが頻繁に起こる大都市では、観光収入(経済活性化)と地元住民不満(物価・治安・公共交通)のバランスを政治行政が考えて対策する時代に突入しています。オランダのアムステルダムでは、年間2000万人の上限を設定。スペインのバルセロナでも家賃(地価)高騰から民泊禁止にせざるを得ませんでした。京都は、地元住民が暮らしにくくなったと言い、結婚や子供誕生を機に滋賀へ移住する若者が多い事で有名です。また、京都市の財政は悪化の一途であり、公共サービスを削っています。一体誰のための観光都市なのか?オーバーツーリズム問題は、まるで告白が多過ぎて困るモテモテ女性と言えるかもしれません。女性達からは妬まれ、本命の男性が引くなんていう状況になれば、モテている意味がありませんからね。
2024年の訪日観光客は、過去最多の3686万人でした。政府目標の4000万人に近づいています。ちなみに、2030年の政府目標は6000万人だそうです。センスなさ過ぎですね。現実性の欠如、オーバーツーリズムによる弊害の方が大きいですが、実現しないので敢えて触れません。ちなみに、政府は大都市部に偏る外国人観光客を地方に誘導する目標を立てています。東京、京都、大阪、福岡、沖縄というイメージありますね。宿泊者数のランキング結果は、東京、大阪、京都、沖縄、福岡、北海道、神奈川、千葉、愛知、石川みたいです。消費額や訪問先も同様であり、結局、首都圏と京阪神がウハウハの状況であり、日本人でも観光と言えば京都、沖縄、北海道の沖縄、北海道も常に上位にランクしています。つまり、インバウンド需要は勝ち組をさらに勝ち組にしており、不動産上昇地域をさらに加速させる効果もあります。福岡や愛知等もホテルが多いし、国際線が豊富、公共交通が整備されているという点で同じ条件です。車を持たない日本人がどこに観光に行こうか?と考えるのと訪日観光客がどこへ行こうかと思うのは、だいたい同じ結果(傾向)になって当然です。
もう一つ面白いデータを紹介します。航空チケットや宿泊代金は解かるにしても、免税店以外でのキャッシュの買い物や食事等の額なんて解からないだろ(統計とれないだろ)と正直思うのですけどね。総消費額は、8兆1395億円でした。上位五か国で6割を超える水準です。ちなみに、一人当たりの支出は22万7242円だったそうです。2泊3日の弾丸格安ツアーの近隣国の訪日観光客も多いため、ヨーロッパやオーストラリア、アメリカ人の消費額は、三桁の人も多いと思いますね。飛行機代からして高いですからね。逆に、韓国や台湾は、日本同様に親米国かつ近いため、双方の旅行(安近短旅行)が安定的に今後も続くと見込まれます。
ちなみに、パスポート保有率が17%の日本に対し、先進国では約6割の台湾、約5割のフランスやオーストラリア、約4割の韓国とアメリカ、ドイツといった形です。また、アメリカが近いカナダは約7割の保有率だそうです。シェンゲン協定に未加入のイギリスは、約8割のパスポート保有率です。ですから、3868万人の訪日に対し、1300万人の出国者数に留まっています。要するにG7で圧倒的にチープな国が日本と言えるでしょう。
1位:韓国882万人
2位:中国698万人
3位:台湾604万人
4位:アメリカ272万人
5位:香港268万人
1位:中国人 1兆7335億円
2位:台湾人 1兆936億円
3位:韓国人 9632億円
4位:米人 9021億円
5位:香港人 6584億円
日本に来るのはいいけど、米を消費しないでくれ。それが日本人庶民におけるオーバーツーリズムだと思うのでした。不作に加えて、インバウンドで米消費量増加により、完全に需給バランス崩壊していますからね。価格高騰により日本人がパスタやパンを食べて、外国人観光客が米を喰うなんてなかなかシュールですよね。
米高い、ガソリン高い、光熱費高い、野菜高い、卵高い、キノコ高い。円安効果でインバウンド増大、円安効果で物価爆上がりですが、宿泊費高いって近年言われています。特に、東京と京都大阪のビジネスホテル。観光地のホテルや旅館が高いのは高いから行かないで済む話ですが、インバウンドのせいで出張や受験等で使わざるを得ない庶民の懐が痛むのはいいんですか?いいんですか?の世界に思えます。宿泊者データから分析します。国はインバウンド客4000万から6000万人。都市部(東京、大阪、北海道、京都、沖縄、千葉、神奈川、福岡、静岡、愛知)偏在から地方へのインバウンド客(消費)誘致を目指していますが、なかなか上手くいかないでしょう。
観光庁によると、延べ宿泊者数(全体)は6億5,028万人泊、うち日本人4億8,668万人泊(74.8%)、うち外国人延べ宿泊者数は1億6,360万人泊(25.2%)でした。客室稼働率は全体で60.5%であり、旅館(36.8%) 、リゾートホテル(54.6%) 、ビジネスホテル(73.9%)、シティホテル(72.4%)だったようです。あくまで協力提出なので、だいたいの目安で利用できます。日本全国のビジホで7割超えてますから、東京や大阪京都、札幌福岡ではなかなか予約が取れず価格高騰でしょうね。逆に、旅館はこれからも廃業がどんどん進むと思われ、勝ち組はほんの一部だと推測されます。リゾートホテルとは、保養地や観光地にある宿泊施設のことを指すそうです。観光に来ても地方観光地には外国人もあまり行かない、日本人は大型連休と土日しか行けないといった感じでしょうね。サービスやアメニティを最小限に抑え宿泊のみの狭い部屋がビジネスホテル、都市部にあって色々な高付加価値サービスがたくさんなのがシティホテルだそうです。要は宿泊のみに特化した狭いホテルがビジネスホテル、それ以外がシティホテルと考えて問題なさそうです。日本人から見れば大都市部のビジネスホテルが足りない、外国人から見ればシティホテルの中でエグセクティブである超ハイクラス(ラグジュアリー)ホテルが足りないと言われています。インバウンド恩恵を受けているのは限られた地域であり、フライト直通便が多い(国際空港あり)、公共交通(地下鉄網)充実、ホテル数が多いという3セット揃い組である事がよく解かります。外国人が泊まった総延べ宿泊数ランキングでは、東京、大阪、京都、北海道、沖縄、福岡、神奈川、千葉、愛知であり、完全に国際空港もしくは鉄道網が充実している場所に特化している事が解かります。静岡県の温泉地区で宿泊するのはほとんどが日本人と解かります。同様に、北海道も日本人観光客の割合が高いです。北海道はでっかいどうだから、札幌周辺ではなく道内に泊まるのは日本人が多いという事に思えます。宿泊人数が多い都道府県における外国人比率をデータ化してみました。
北海道:23%
千葉:15.7%
東京:51.5%
神奈川:17.5%
静岡:8.6%
愛知:15.2%
京都:50.1%
大阪:44.9%
福岡:29.9%
沖縄:23%
こうやって見ると、東京、京都、大阪は突出してインバウンド効果を受けています。特に大阪は民泊も多いですから、このデータ以上に恩恵を受けています。福岡県でも3割未満、北海道と沖縄でも23%なんですね。つまり外国人宿泊比率が2割を超える都道府県はほとんどない事を意味します。全体データの平均は25.2%ですから、それを超えるのは東京、京都、大阪、福岡、山梨(26.1%富士山の影響?)岐阜(26.5%白川郷と高山アルプスの影響?)のみでした。2割を超えたら優秀、1割切ったらインバウンド効果ほぼなしと言えるかもしれません。京都は世界に通用する観光ブランド都市、東京、名古屋、大阪、福岡は日本四大支店都市ですし、ビジネス関連も多いとは思いますけどね。ここまで傾向が顕著に出るのは面白いですね。東京山手線沿線のカプセルホテル1万円ってマジかと思いましたが、それでも埋まるから強気価格で行けますよね。
https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001867863.pdf
↑観光庁の2024年宿泊旅行統計調査結果です。興味ある人はどうぞ。
15高級ホテルでカルテルがあったとのニュースが流れています。やっぱりぐらいで全然驚きはありませんし、長野県ガソリンや欧州自動車リサイクル他、月に1度2度は普通に見るニュースであり、ビール値上げなんかもそうだよなと一般人は思っているでしょう。
2025年1~3月のインバウンド集計が出ました。消費額は前年比28%増の2.27兆円。人数は1053万人でした。年間4200万ペースなので、人数増加は5%増ぐらいですね。2030年6000万人を目指していますが、ほとんどの国民はインバウンド観光推進に質を求めていると思います。後、首都圏一極集中同様、東京・京都・大阪に外国人観光客は集中しており、特に京都では弊害がかなり大きいと言われています。高単価の客は、オーストラリアやフランス、イギリス等の遠い国で所得の高い国でした。現実は安近短の国からがメインであり、勿論ありがたい海外観光客なのですが、日本全国津々浦々ではないため恩恵を感じている業界や国民は一部に限られるようです。人気がある場所は公共交通が発達しており、人口密度が高い大都市なのも事実であり、地方創生論をインバウンド政策に取り入れても同じ展開が続くように思えます。逆に、宿泊税を上げたり姫路城のように住民以外には入場料を上げて、勝ち組は収入(稼ぎ)を維持したまま観光客数を減らし、地域住民を守るという方向性に海外同様シフトしていくのが自然な流れに思えます。これも異次元の金融緩和同様、今後デメリットの方がメリットを上回り、見直す時期が近付いているように思えます。車なく地方観光って無理というか滅茶苦茶非効率で非現実的に思えますけどね。国際線充実、公共交通網充実、ホテル数多、飲食店数多、24時間楽しめる街等が選ばれるのは当然に思いますけどね。団体ツアー激減しても人気先は変わらないから、そういう事なんだと思いますね。
3月のデータだと、九州だと福岡、四国だと香川に外国人観光客が集中しており、インバウンドで恩恵を受けている地域格差は更に広がっています。全国5都市のGWホテル価格も傾向が顕著であり、最近の傾向では大阪が東京よりホテル価格上昇率が上のようです。その要因は、勿論外国人観光客であり、最近言われている(日本の)魚介類の買い負け同様、ホテル予約取負けの状況です。チープジャパンが更に進行中です。自由経済であり、資本主義ですから出来るだけ利益を出す、高い値段で予約する客を優先するは当然と言えますが、受験とか大規模コンサートとかと重なるシーズンは、マジで外国人観光客(宿泊者)迷惑だよなと思います。現在も出張客はそう思っているでしょうけどね。早い者勝ちとか金持ち優遇だと、困る人も出てくると思います。これは、ここ2,3年マスメディアも取り上げていますが、政府反応は鈍いです。受験シーズンは、何らかの政策的配慮や宿泊業(団体)も社会の一員として取り組みをするべきに思いますけどね。そのうち大学とか専門学校側は、ホテル一棟を受験日に押さえそうに思います。東京、京都、大阪では、ラグジュアリーホテルが切望され建設されています。本来、庶民が泊まるビジネスホテルに外国人観光客が色々と流れて、そこに泊まる値段でカプセルホテルやユースホテルへ変更している日本人が増えていると言われています。勿論、値段の高さから旅行を諦めたり、日帰りに変更する人々も多いと思います。特に65歳になって年金生活になり、旅行に行こうと思ったら急激に何もかも値上がりして計画が狂ったと思う庶民も多いのではないでしょうか。国会議員のフリーパスなんかやめた方がいいように思います。そうしたら、もっと社会変化に敏感になり、移動にどれだけお金が掛かるかを身を持って理解できると思います。一部なんですよね、ホテルが取りにくいとか劇的に値上がりしている地域は。けど、値上がりしていない地域は行きにくい地域とか公共交通が発達していないとか、相応の理由があり、三大都市圏から高速道路を使って長時間車移動かフライトもしくは新幹線+レンタカーなんですよね。そうなると相応の出費が掛かるから人々は避ける訳です。金持ちは時間がない、貧乏人は金がないから。それが需要供給曲線で決まる価格であり、米にしても宿泊にしても日本人は異常な円安により、虐げられていると言えるかもしれません。ドルベースだと一人当たりのGDPとか所得が、日本は先進国レベルで中位以下でありG7では最下位です。30年に6000万人の訪日客目標って本当にお花畑だし、全然現実を知らない政治行政の姿を如実に表しています。「量より質」を大都市部の人々は求めています。「嬉しい悲鳴」から既に「どげんかせんといかん」になっていると考えるべきでしょう。東京は、神奈川や埼玉、千葉との関係が上手くいっていますが、大阪は、京都や兵庫、奈良等の1時間圏内との関係が少し弱いのかなあと思います。特に観光は京都・大阪過密であり、日本人観光客は奈良や兵庫で分散宿泊というのが効率的ですが、なかなかそうはいかないようです。昼夜人口、いわゆるベッドタウンと通勤・通学は、首都圏と似ている部分ありますけどね。地域住民がどう考えるか、基礎自治体の方針、国の政策等色々絡み合う要素であり、今後は姫路城、富士山登山料金、京都宿泊税(最高1000から1万円変更)等のように税金を得て抑える方向によりシフトしていくと予想します。勿論、銀山温泉のように入場規制で対応する観光スポットもあるでしょう。
国内主要空港ではインバウンド需要が旺盛であるため、滑走路数が足りないとか国際線便数を増やせないという問題が発生しています。逆に、国内線は赤字路線数が増えているそうであり、ANAに関しては空港使用料減免を除けば6割の国内線が赤字になっているそうです。電車・汽車のローカル線便同様です。東京へ向かう航空便は新幹線同様ドル箱でしょうけどね。最近は人気観光地(東京・京都・大阪)の宿泊費が爆上がりしただけでなく、宿が獲れないという現象も起きています。パイの奪い合いなので外国人が宿泊する分、日本人が泊まれなくなっているのでしょう。更に物価高で旅行は完全に二極化したと言われており、年に数回旅行に行く人と全く行かない人に完全に分かれているという調査結果も出ています。生活するのに精一杯では旅行どころではありません。実は日帰り出張も減っており、コロナ下でリモート会議等が増加し、実は行く必要のある出張はそれほどなかったという結果でしょう。コスト削減にも繋がりますからね。そもそもコロナ前から赤字路線は約4割であり、それが6割に増えた理由はコロナの影響による日帰り出張減と爆上がりインバウンドで日本人が人気観光地を避けるようになったからです。京都は典型例であり、日本人が観光を避けるようになった事で有名です。主要観光地、バスや電車等人・人・人状態であり、勿論外国人観光客が多いです。日本人観光客ではなく、地元の通学・通勤客が時間帯によって公共交通から弾かれるというほどキャパシティオーバーであるのは有名です。急激に外国人観光客が増加し、一部都市に人気が集中するため、宿泊だけでなく公共交通、観光名所でも限界を感じます。理想は、外国人観光客も日本人観光客も人気大都市観光から余裕のあるキャパに達していない地方観光への流れでしょうが、航空線のデータを見ても魅力に乏しいようです。地方都市でも国際線を直接開設している場合は、外国人観光客が順調に増加しているようであり、ありふれた言葉を引用すると「Time is money」なのかもしれません。国際空港(成田、中部、関空)から地方空港へ飛べば、時間だけでなくお金も余計に掛かりますからね。国内線は羽田、伊丹等が地方空港と結ばれ、地方~地方間の移動は高速鉄道や高速道路移動しかなくなる未来が待ち受けていそうです。そして、空いた路線の枠を海外便に割り当てるなんて事が令和時代正しい航空行政、地方自治体や基礎自治体の稼ぐ力アップ(一つの地方創生)と言えるかもしれません。
祇園精舍の鐘の声 国内便の6割赤字
諸行無常の響きあり 路線バスは96%赤字
娑羅双樹の花の色 インバウンドでmany many外国人
盛者必衰の理をあらはす 逆にオーバーツーリズム問題も発生
驕れる人も久しからず 外国人観光客米消費に大貢献
ただ春の夜の夢のごとし 日本人米高くて購入我慢
猛き者もつひにはほろびぬ 備蓄米に大行列即完売
ひとへに風の前の塵に同じ 7月には国民審判の参院選挙
備蓄米を見ても解かるようにチープな日本人割合が増えて、少子高齢化&人口減少時代。特に県では100万人割れが続出している時代です。現実を見つめ、少しでも地盤沈下を減らすために時代に応じた変化をするべきではないでしょうか。
https://www.cnn.co.jp/travel/35237167.html
日本でも京都では住民の通学・通勤に支障が出たり、民家に不法侵入が相次いでおり辟易しています。東京や大阪は、生活地ではなく商業地にインバウンドが集中し、公共交通インフラも充実しているため、ホテルや飲食店の値段が劇的に上がった不満位で済んでますけどね。世界的に名が知られている観光地は、日本でもオーバーツーリズム対策が必要でしょう。キャパシティが決まっているから、京都では観光客の外国人比率が年々上がっていると言われていますね。それを「京都離れ」というのはおかしく、(魅力あり行きたいが)「京都行けない」が正しい表記に思えます。京都市はインバウンドで地価高騰したら、益々子育て世代は市外や滋賀へ流れるという弊害も生じてますね。京都ブランド健在ですけど、羨ましい悩みと言えるかもしれません。