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七海さん…

作者: いかです & AIのべりすと

これはAIと共に書いた作品です。

AIの凄さをとくとご覧あれ。

…………

……………………

……………………………………

これはある日の、ある高校での、お話。


その高校には、拓也という男子生徒が通っていた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


その日の朝、拓也は教室の、前から二番目一番左窓側の席に座り、担任の先生を待っていた。


すると突然、


「……ん?」


と、拓也は不思議そうな声をあげた。

というのも、隣の席に座っている、内気で周りも話しかけない女子生徒、

『七海』からいきなり手紙のようなものを差し出されたのだ。


七海とはあんまり話したこと無かったと思うけど…


拓也はそう思ったが、

別に話しかけるのに嫌悪感は無かったので、


この紙は何かと聞いた。


すると、七海は顔を赤くして、これはラブなんとかと言った。

最後の方は声が小さくて分からなかったが……

ラブまでは聞こえた。


……ラブ? なんだろうそれは。


拓也は聞いたことが無かった。


でも、どうやら女の子の間で流行っているものらしいことは分かった。

…………………………………………………………………

……………………………………………

…でも結局拓也はこれが分からなかったので、その場でその手紙を開けた。


それを見た七海は「ぁ、」と声にもならない音を出した。

でも拓也はペラペラと音を立て手紙を開く。


そこにはこう書いてあった。


『好き』と、

10cm×10cmの紙全体に大きく、書きなぐってあった。


えっ……


拓也はその文字を見て少しだけ戸惑った。

いやだって、普通こんなことを言われたら誰だって困ってしまうだろ。

だから拓也はこう言った。


「ごめんね……」


しかし、それを言うと七海の顔が曇り始めた。

そして、だんだん目に涙を浮かべていった。


すると七海の後ろの方にいた女子生徒が、

「ちょっと、何泣かせてんの!?」

と言いながらこちらへ走ってきた。


えぇ!そんなつもりじゃなかったんだけど……


そう思いながらも拓也はなんとか誤解を解こうとした。


だがもう遅かった。



「最低!」



と言って、女子生徒は去っていった。


…………………………………………………………………………………………………


その後の授業中も、ずっとあの子のことが頭から離れなかった。


あの手紙のことばかり考えていた。


授業の内容は全然入ってこなくて、ただ黒板の文字を見つめていただけだった。


昼休みになると、拓也は周りの話に耳を傾けた。

すると予想通り、クラス中であの出来事が噂になっているのが分かった。


「あいつ最低だよなー」


とか、


「人の気持ちを考えれないなんてクズよ」


だとか、

色々言われているようだった。


拓也は自分の机の上に突っ伏した。


あぁ〜……俺なんか悪いことしちゃったかな……。


よくよく考えれば、あんな内気な七海がこんな手紙を書くには、相当勇気がいるはずだ。

自分の気持ちに正直になって、勇気を出してラブレターを書いた。


ぁ〜…それを俺は…俺はなんてことを…


拓也は自分の噂話に包まれながら、自分の机で後悔した。


…………………………………………………………………………………………………


…そして放課後。拓也の心の傷はまだ癒えていなかったが、

七海の気持ちを考えると、落ち込んでもいられない。


帰り道、拓也は、


今日中に謝る。


そう決意した。


…………………………

…………………………………………

そして家に戻った拓也。まずやることは決まっていた。


拓也は靴を脱ぎ捨て、早足で、自分の部屋のスマホへと向かった。

電話帳を開き、『七海』という名前を探す。


見つけた。


発信ボタンを押す前に、深呼吸をする。


よし。大丈夫。


ピッ。

トゥルルルル。


大きな呼び出し音が、静かな部屋に大きく響いた。


ガチャッ。

「…拓也?」


出た。


それと同時に拓也は、緊張と罪悪感で、思わずつばを飲んだ。

そして丁寧に、口を開いた。


「あの時は…ごめん。気持ちの整理が出来てなくて…」


そう、ゆっくりと少し震えた声で言った。

しばらく沈黙が続いた後、七海はこう答えてくれた。


「ううん。気にしないで」


優しい声だった。

でもどこか寂しげな感じがする。


それからは、沈黙の時間が流れた。

その時間はとても長く感じるものだった。

でも、七海も拓也も、電話を切ることは出来なかった。

それはきっと、お互いに

相手の声を聞きたいと思っているからだろう。


そんな時、拓也はふと窓の外を見た。


太陽はもう沈みかけて、空が暗くなり始めていた。

今日は寝ようと拓也は思い、「また明日ね」と言った。

七海は最後にこう言ってくれた。


「うん。また」


拓也はなんとなくそれに答えた。

そして、2人は同時に通話を切った。


…明日は、話せるといいな…


拓也はそっと思った。


…………………………………………………………………………………………………


そして次の日、拓也は教室の扉をくぐった。

教室の様子を見て、自分の噂が消えていたのには驚いたが、

拓也には、そんなことよりやるべきことがあった。


それは七海と話すことだ。


昨日の電話で七海は、

『気にしないで』と言っていた。

でも、やっぱりちゃんと謝っておきたかった。


拓也は七海の席を見る。


やっぱりいつも通り、静かに本を読んでいた。


拓也はゆっくりと、重い足取りで進む。


でも、途中で立ち止まったりはしなかった。


やがて七海の目の前まで来て、初めて声を出そうとした。


!………………………


だが、拓也はふと、自分の行動によって七海がどうゆう思いになったか想像してしまった。

罪悪感が蘇り、今まででそう決めていた一声目を忘れてしまった。


その時だ。七海が急に顔を上げた。


「おはよう」


七海は笑顔で、優しく挨拶してくれた。

拓也はそれに、戸惑いながらも返事をした。


そしてその勢いのまま、震えた声で謝った。

すると七海は、今度は少し怒ったような表情をして言った。

「そんなことで謝らないでよ。私、拓也のこと、そんなに好きじゃないし」

そう言うと七海はまた、前のように笑ってくれて、

「だからもう気にしてないってば!」

と言って、また本を読み始めてしまった。


好きじゃない…か…


拓也は少し、落ち込んでしまった。


でも、これで良かったのかな…

だって、この方がお互い気楽そうだし…


そう思った拓也は、

それ以上何も言わず、自分の席に戻った。


…………………………………………………………………………………………………


こうして、2人の仲は元通りになった。

しかし、七海は、自分の気持ちに嘘をついていた。

七海は何より、


拓也に嫌われたくなかった。


好きじゃない。こう言うことで、拓也と、友達でもない。けど嫌われてはない。

この関係を続けようとしたのだ。

そうすれば、いつか拓也が自分のことを好きになってくれるかもしれない。

七海は密かに、そう思っていた。あり得ないとしても、


そう信じていた。


2人の心の中で、ほんの小さなすれ違いが生まれた。

だけど2人とも、それを知らずに過ごし始めた。

言い出せない、なんとも言えない、この気持ちを抱えてだ。


…………………………………………………………………………………………………


そんな中、拓也の心を支えたのは、一人の男子生徒だった。

彼は来人といって、拓也とは幼稚園からの仲だった。


ある日、拓也は久しぶりに来人を家に招いて、ゲームをしていた。

楽しくゲームをしていたが、ある時、拓也が話を切り出した。


「…なぁ来人。相談があるんだけどさ?」


そうやって始まった話は、もちろん七海の事だった。

そして拓也は今までの事情を話し、

「……どう思う?」と聞いた。


すると来人は、少し考えてから、答えた。

その答えはあまりに単純で、でも何より難しい物だった。

来人は簡単に、


「告れば?」


そう言い放った。


唖然とする拓也を見て、これは言っちゃいけなかったかなと思った来人は続けて、

「いや、俺が言えた立場じゃ無いのは分かってるよ?

でもさ、このままだと、2人とも絶対後悔すると思うんだよな……」

と真剣な眼差しで言った。

拓也はそれを聞いて、


確かにそうだと思った。


でも、七海のことを好きだなんて、恥ずかしくて言えたもんじゃ無かった。

それに、もし告白しても振られたら、気まずくなるだけだ。

だから、拓也は答えられなかった。


「まあ、今すぐ決める必要は無いよ」

来人が言ってくれたおかげで、とりあえずその日は保留という形になった。


…………………………………………………………………………………………………


それから数日経った。


七海も拓也も相変わらずで、状況は何も変わっていなかった。

むしろ、酷くなっていた。


拓也はその気持ちを友人の来人に吐き出せるから良かったが、


内気な七海には、そんな相手はいなかった。


1人で抱え込み続けた七海は、その日、ついに限界を迎えた。

……………………………………………

……………………………

朝の教室、拓也はいつも通り登校すると、席に着き、窓の外を見つめた。

外では、桜の花びらが舞っていた。


春だ。と拓也は思った。


それから少し経って、教室には、だんだんクラスメイト達が入ってきた。

その中には、七海の姿もあった。


「おはよ」


七海は拓也に小さく挨拶した。


拓也はそれに驚いたが、少し嬉しくなり、また挨拶を返そうとすると、

先に七海が口を開いた。


「あのね……話したいことがあるんだ」


突然の言葉に戸惑う拓也。


あの七海から話し出すなんて、どんな話なんだ…


七海の表情を見ると、とても真剣な様子だったので、余計に困惑した。

すると七海はこう言った。


「あの日の返事、まだ?」


拓也はますます混乱したが、すぐに思い出して、理解できた。


ああ、そういうことか……


そして拓也は七海にまた、「ごめん」その一言で返した。

拓也はもうとっくに七海が好きだった。でも恥ずかしかった。

そんな気持ちを七海は知ってか知らずか、拓也に告白してきたのだ。

そんな七海に対して、拓也はもう断るしかなかった。


だって、自分のことなんか好きじゃないって言ってくれたから。

そう思っていた。


だが、七海の次の言葉でそれは覆された。


「そう…じゃ…諦めるね。こんなにしつこくて、ごめん」


そう言うと七海は、寂しげに微笑んで、自分の席へと戻った。

………………………………………

……ん?諦めるってどういうことだ? そう思った瞬間、拓也は思わず立ち上がった。


「ちょっと待って!」


そう叫んだ。

すると七海は立ち止まって振り向いた。


拓也はなんて言えばいいか、分からなかったが、ここで引いたら一生後悔する気がして、

言葉を考えながら必死で声を出した。


「その、えっと…七海のことは嫌いじゃない!好きじゃないけど……でも、

やっぱり俺は七海のこと、好きなのかもしれない!」


拓也は自分の言ったことに自分で驚いてしまった。

だって、自分がまさか本当に七海のこと好きだなんて思ってなかったから。

でも、

本当に好きになっていたみたいだった。


七海は、しばらく黙っていた。

突然の事に、理解が追いついていなかった。

でもやがて我に帰ると、七海はとても小さな声で、こう言った。


「私も、好き……」


こうして2人の恋は実った。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


その後、2人は幸せそうだった。

でも2人とも素直になれず、周りから見ればただの友達だった。

それでも一緒にいるだけで、言葉を交わすだけで、


2人にとっては、十分すぎるほど幸せな時間だった。


「…好きだ七海」

「急にな、……私も好きだけど…」

「その…そろそろあの、」

「な、…なに?」

「……キ…、」

「キって…まさかキ、」

「その、……」

「……」

「……」

「……キス……とか……したい…な……」

「……わ、私も……したい……かも……」

「……じゃあ、する?」

「……うん」

2人はまだ、初々しい恋人だった。

…チュッ♡


〜fin〜

AI,すごいでしょ?

こんなものまで作れるんです。

それでは僕はまた。

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