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思いは人を造る?

※ このお話は伝聞の伝聞ですので、細かい表現が変わっているかもしれません。関係者の方がおられましたら、申し訳ありません。先に謝っておきます。

 9月16日(土)に講演会で、大阪の前田講師に聞いた話です。

なるほどーと思ったので、皆さんにも紹介します。


前田講師もこの話は雑誌で読まれたそうです。


 教師をしていたコシツカ先生は、ある事故で首の骨を折る大怪我をしました。お医者さんには四肢麻痺でこれから一生寝たきりになると診断されました。

負けず嫌いでプライドの高かったコシツカさんは、他人を世話する立場から一気に他人に頼らなければ生きていけない立場に置かれてしまったのです。


他人に「助けて」が言えないコシツカさんには、毎日が苦痛でした。唯一動く舌を噛み切って自殺することも考えました。しかし、死にきれなかった。

そんな悶々とした日々の中、ある看護士が言ったのです。

「コシツカさん、私たちに出来ることがあったら言ってくださいね。何でもお手伝いしますよ。」

その看護士さんは、親切の気持ちから言ってくださったのでしょうが、心がすさんでいたコシツカさんには言葉通りに取ることが出来ません。


思わず声を荒げて「お前らに俺の気持ちがわかるかっ!」と憎しみを込めてイライラやうっぷんをぶつけてしまったのです。

その看護士さんもショックを受けたようでしたが、しばらく経ってもう一度コシツカさんの所へ戻ってきてこう言いました。

「私はコシツカさんの気持ちを本当にはわかっていなかったのね。ごめんなさい。けれどわかろうと努力させて欲しいの。どうか『お願だから』コシツカさんを助けさせてっ。」


コシツカさんはそれを聞いて思いました。あんなにひどい言葉を放ってしまったのに、この人は本当に自分に寄り添おう、わかろうとしてくれている。

その看護士さんの「言葉に力」を得て、コシツカさんはもう一度生きる気持ちになったのです。


その時、コシツカさんは思いました。

言霊という言葉があるけれど、言葉には力があるんだ。


この「気づき」がその後のコシツカさんを大きく変えていったのです。


四肢の動かない自分が唯一出来ること・・・「話す」こと。これに心を注ぐことにしたのです。

目も、耳も、口も、そして心も

すべて人の為を思って使おう。

そうして言葉を選んで話していこう。


このコシツカさんの「心の方向転換」は、奇跡を起こしたのです。


ある日、一生動かないと言われていた「手」が動き出しました。


今までは「手が動く」ことなど『あたりまえ』だと思っていました。

しかし、四肢麻痺になったコシツカさんには『あたりまえ』なんかじゃなかった。


そこには深い深い『感謝の気持ち』がありました。


その『感謝の気持ち』はコシツカさんの身体を徐々に変えていったのです。

なんと、諦めていた子どもを授かったのです。


長男さんが出来たコシツカさんは、今では自分の心の動きを体験談で講演されているそうです。



私はこの話を聞いて、人の「思いの持つ力の大きさ」を感じました。心がどっちの方向を向いているかで、身体や人生に及ぼす影響力も全然違うものになると思ったのです。


これまで経験してきたことから言うと「奢り、慢心、過信」が過ぎると、何か神様からしっぺ返しが来るのです。可愛い娘が辛い目に遭ったり、交通事故や病気などをしたりしました。ここで気づいて「反省」すればよいのですが、人間そうそう人格者にはなれません。その時は良い方向に心を向けていこうと反省するのですが、喉元を過ぎれば熱さを忘れて元の生活に戻ってしまいます。


「足るを知る」という言葉があります。そう言えば渡辺和子さんも言われてましたね。「置かれたところで咲きなさい」と。「人は生まれてくる境遇は選べません。けれど心の持ち方を変えて生き方を選ぶことはできるのです。」と。


私は恵まれた環境に身を置きながらも、どこかMore and More(もっともっと)と望んでいたのです。

そして長男の嫁の立場、親戚の多さ、仕事を中心にした主人の生活態度、病気がちの義父や義母を病院に連れて行かなければならない事等々、ちょっとしたことが起こるたびに小さな不平や不満がくすぶっていました。


そう言う「負の思いの強さ」は、私の身体を徐々に蝕んでいったのでしょう。子宮内膜症で入院することになってしまいました。そこでも反省を充分に出来なかった私は、二か月後がんの宣告を受けたのです。


心は、人の思いは、その人の身体を造ってゆくのかもしれません。


よく、介護されている人より介護者の方が先に亡くなるという話を聞きますよね。疲れた心は疲れた身体を造っていくような気がします。


今こそコシツカさんに習って、何事にも感謝して「心の方向転換」をする時が来ているのでしょうね。

前田講師は、こんなこともおっしゃいました。

「あたりまえ」のハードルを上げ過ぎているから感謝が出来ないのだ。

「ありがとう」と毎日のすべてに千回以上感謝して過ごしてごらんなさい。ありがとうを言う度にオキシトシンやセロトニンという脳内物質が出て、身体を幸せに造っていくのです。

良い心で良い事をしてごらんなさい。自分も周りも幸せになり幸せな人生を送ることが出来るのです。


いつの日でも花は咲く。

最初は下手でもやって行くうちに身体は騙されてくれます。(笑)


まずは今日、無事に目が覚めたことに感謝しましょう。台風の中、親戚が集えたことにも。このサイトで多くの友達が出来た事にも。なろうの運営さま、ここを作ってくださってありがとうございます。無料で家計に負担をかけずに毎日楽しませて頂いています。このパソコンを作ってくれた技術者の皆さんにもありがとう。北朝鮮がミサイルを撃っても、普通の生活が出来ます。国を守ってくださっている人にもありがとう。台風情報を伝えてくれる気象庁の人や携帯の会社の人、ありがとう。そして今ここに私が存在出来ていることを親祖先に感謝ですね。こんなことを考えられたのもコシツカさんや前田講師のお陰です。このパソコンの設定をしてくれた婿さんや娘にもありがとう。


そして、毎日働いて家を支えてくれて、不出来な私を愛してくれている大切な旦那さまにも、心から


  ありがとうございます!


ここまで読んでくださって、ありがとうございます。

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