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女の子になる夢。  作者: 日下一行
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さて、友人とのランチに向けて何かしなくてはと思い、長かった髪を切りにいった。

元々私は髪の毛は短いほどいいと思っていたから、ベリーショートが定番だった。でも仕事の都合上、髪を伸ばしていたのでそのときは肩から下くらいまではあったと思う。中学生頃まで通っていた近所の美容室へ、予約の電話をかけた。すこし緊張したけど、電話の向こうからは元気だった?と明るく懐かしい声がかえってきた。ちょっとだけ他愛ない話をして、そのまま流れでカラーの予約までしてしまった。


「初めて染めるんだよね?でもちょっと遊ばない?」


幼い頃の記憶よりちょっとだけ大人の女性になっていた美容師さんは、モーブカラーを勧めてくれた。会社勤めを続けている体で話をしていたから、茶髪などより黒髪に近くていいよーと言ってくれた。ぱっと見で染めてるなーと明らかなのは、働かずに遊んでいるみたいに思われそうだったから、そのままお願いした。

染め上がりは確かにぱっと見はよく分からなくて、首をかしげたり光が当たるとあ、って分かるくらい。そんなに変わった感じはあまりないのに、なんだかとても別人になったようで、気持ちが少し浮いてきた気がした。

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