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ハロウィン小説モドキが書きたかった結果

作者: 夜空野 桔梗

死者達がわいわい楽しむお話です。

「さぁ今宵は皆様お待ちかねの《ハロウィン》!毎年恒例の【仮装お菓子争奪戦】も間もなく開始致します」

「司会はワタクシ、ラカタンと」『……解説の、ニュラフで番組を盛り上げていくよ』



「それでは、初めて【仮装お菓子争奪戦】に参加する方の為に、もう一度ルールを説明しますね!」

『……ルールは簡単。生者に化けてボクたち《死者》や魔女・カボチャとかの仮装をしたりして、生者の家をお菓子を貰って回っていくの。あ、合言葉の【トリック・オア・トリート】も忘れずに』

「ニュラフくん、説明ありがとうございます!生者から貰ったお菓子は、《死者》同士で取り合わないでくださいね。それでは、スタートです!」



「今年はチームを組む人が多いですねー。魔女組に吸血鬼組に《死者》組……本当に色んな組が居ますね」『…きっと、毎年出る《救われる人》対策じゃないかな。』

「成る程。毎年何故か居るんですよね、《救われる人》。不思議ですよね」

『…去年も、何人かいた。優勝候補の少年も、化けれない子達にお菓子渡した後、とある生者の家を訪ねて《救われる人》になって消えたし』



「……さてこの話は置いといて、現在トップは魔女組の様です。定番の仮装とは言え、可愛いという理由で仮装する方が生者・我々《死者》共々多いですよね」

『………けど、魔女という言葉の意味を考えると、とっても恐いし生者恐ろしい』

「生者は生きてるからこそ、迷うことも沢山ありますからねー。現在2位は吸血鬼組の様ですね」

『……実際の吸血鬼は、自分に酔ってるタイプが多い』

「吸血鬼って名前のブランドみたいなものですし、実際偉い人も多いですから。………格差社会は死んでも続くものです」



「現在3位は…おや?3位のドラゴン仮装のルティアーさんの姿が見当たりませんね。何処でしょうか?」

『…!ラカタン、あそこ。あの赤い屋根の家で消えかかってる』

「本当ですねぇ。皆様、ルティアーさんは《救われる人》になった為、ルティアーさんが持っていたお菓子は、化けれない子達で食べて良いですよ!」

『…お菓子争奪戦の参加者は、ルティアーさんのお菓子を化けれない子達に譲って。勝手に持ってちゃ駄目だから』



「さて、残り時間も殆ど無くなってしまいました。はたして誰が1位なのでしょうか?!」『…途中に今年も何人か《救われる人》が出たけどね』

「3、2、1、終了!皆様、そこまでです!今から集計を取るので少しお待ちください」『貰ったお菓子は食べないで。もう少し我慢したら食べれるから』



「集計が終わりました。それでは、3位から順位を発表します!」

「3位は……カボチャ仮装のアルティナさんっ!おめでとうございます!」

『ルティアーさんが《救われる人》になった後から凄いスピードで上位に入ったもんね。おめでとう』



「続いては2位の発表です。」

「2位は……魔女仮装の魔女組ですっ!おめでとうございます!」

『やっぱり魔女組から数人《救われる人》が出たのが痛かったかな。おめでとう』



「そして皆様お待ちかねの1位の発表です!」

「1位は……《死者》仮装の死者組です!おめでとうございます!」

『確実にお菓子を貰いに沢山の家を訪ねてたもんね。おめでとう』

「1位の《死者》組には、優勝景品として特注で仮装セットを1つ作って貰える券が後日贈られます」

『諸事情により《ハロウィン》に間に合わなかったけど、《死者》世界で有名なオーダーメイドのお店が作ってくれるから大事にしてね』



「それでは皆様、また来年もよろしくお願いします!では、良い《ハロウィン》をお過ごしくださいっ!」

『また来年ー。バイバイ』



end

お久し振りです。夜空野桔梗です。


最近若干スランプ気味で、書きたくても書けない状態が続いてましたが、荒削りですがハロウィン小説モドキが書くことが出来て良かったです。


ここまで読んでいただきありがとうございます。

それでは、良いハロウィンをお楽しみくださいませ。

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