第二章 村の中で
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日常
メルの家にきてからもう1ヶ月がたつ、骨折はほぼ治ったみたいでもう動いても大丈夫だそうだ。
しかしメルは
「治ってもまだ安心出来ないから、まだベッドで寝てるんだよ」
とのこと…。僕はいつものように窓の外を眺める…。ほとんどベッドに寝たきりだった為、これが日常となっている。僕の世界でいう雀みたいな小鳥が窓のそばで鳴いている…
退屈だから僕は外に出ようとする,…。しかしいつも悪いタイミングでメルが入ってくる
「ちゃんと安静にしてる?悪い子にはお仕置きだよ」
とメルが言ってくる…。僕は
「う、うんっ。ちゃんと安静にしてるよ」
と答える。メルは今の僕にとって都合がわるいのだが、別に嫌いな訳じゃない…。むしろ大好きなのだ。しかもメルと共に魔王を倒しに行くなんて、魔王は怖いけど、旅に一緒に行くことなんてこれ程にない幸せだ…。
「フウ、ご飯だよ~」
とメルの呼ぶ声が聴こえる…。いつのまにか寝ていて夜になっていた。僕は「うん」と返事をして台所にむかった…。
夕食はハンバーグだった,…。メルの作る料理は本当に美味しいと思う,…
夕食が終わると僕は部屋に戻るふりをして外に出ることにした。ちょうどメルは皿を洗ってるから大丈夫だろう…。
〈ガチャ〉とばれないようにドアを開ける。すると後ろから突然持ち上げられた…。
「悪い子にはお仕置きだね」
その言葉で耳がピンと立った。抵抗したが全く歯が立たなかった…。
「や、やめて、離して……ミギャァァァァッ!!」
フウの甲高い声が部屋中に響き渡った…
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メルが、フウのお母さんみたいになってしまいました,…




