感情喪失
剥がれ落ちる
一つ二つ
感情と言う名の【それ】が
私の顔から堕ちて行く
長い長い年月をかけて
一枚づつ剥がれ落ちる
それは自然に堕ちるのではなく
他者が無遠慮に剥ぎオトス
此方の思いも知らず
一枚ずつ力ずくで剥ぎ取る
イタイイタイと泣き叫んでも
タスケナド、キヤシナイ
誰か誰かと泣き叫ぶ
答えなどキヤシナイ
タダタダ暗闇の中で一人
壊れた感情を見つめてる
そして一つの真理を見る
コワレタモノハモドラナイ
助けて助けてと喚く
だけど声はトドカナイ
声をいくら張り上げても
虚しく空へと溶ける
もう堕ちる感情は残っていない
残ったのはニンギョウダケ
長い長い年月がたった
私はいまだ人形のまま
ふいに暖かな感触
頬に伝うは他者の涙
【それ】は少しづつ浸水し
私の中身を埋めて行く
【壊れた君の心は戻らないけれど
新しく作ることは出来る
何度感情が無くなろうと
僕がもう一度生まれさせる
君の声が聞こえるたびに
僕が側にいて助けてあげる】
...ああ、ああ、嘗て私が欲した言葉
だけどもう遅い
時間が経ちすぎた
あなたが来るのが遅すぎた
人形はもう..
ナニモカンジナイ
ダークです
映画の影響?もちろん受けてますが?(開き直り)
感想お待ちしております(ペコリ)