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旅騎士の遥かな旅  作者: すらいむ N
1 地下世界の死闘
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破滅への歩み

こんばんは、すらいむ[N]です。


今回も戦闘の部分を頑張りました。


そしてこの世界での旅も終盤を迎えてきました。


ではどうぞ!

俺は魔物。


勇者?それは過去の話だ。



俺は今、この腐りきった世界を壊すべく、何度も歩いてきた草原を歩いている。


どうやら勇者だったときに覚えた魔法のほとんどは使えなくなったようだ。


だが新たに使える魔法も増えた。どれも闇の呪文だが。


俺は草原から荒野に変わっても、とある場所に向かって歩き続けた。


船を使い海を渡り、世界を一周し、山岳地帯を歩く。


魔物たちが現れるとも思ったが、勇者の時には考えられなかったあることに気づいた。


それに気づいたとき、俺は声をあげて笑ってしまった。


「仲間を狙うわけがない」んだ。


俺は既に魔物だ。

人間ですらないんだ。

そして改めて絶望を感じる。


「俺は人間ですらなくなったんだな」


俺は静かな山道を歩き続ける。

装備こそ勇者の時と変わらないが他のすべては変わった。


山道の途中に一人の商人が歩いていた。

その商人は俺に気づくと手を振り、声をかけてきた。


俺は人間だった頃をよく思い出して静かに微笑んだ。

そういえば微笑んだのも久し振りだな。


俺は微笑みながら剣を抜き、商人の首を飛ばした。


商人の顔は驚いたまま、宙を舞う。


返り血で赤く染まった顔をぬぐうことなく俺は歩み出した。


誰も俺が魔物だとは気づかないだろうな。

でも次からはそんな被害が出ないように顔についた血は残しておこう。



それから俺はしばらく歩き、目的の場所についた。


ここを目指して二日くらい経ったか。





俺が目指した場所、それは魔王城だ。


俺と魔王は今も昔も敵だ。

俺の目的はこの世界の破滅。

魔王の目的はこの世界の征服。


目的が違う者は殺さないといけない。

俺は魔王の元へと続く城に足を踏み入れた。


何も感じない。

恐怖も、緊張も。


少しくらい畏れるかと思ったが、これほどまで何も感じないとは我ながら意外だ。



一度も入ったことのない魔王城だったが、気配で魔王がどこにいるかがわかった。


さすが魔王に従う魔物たち、侵入者を排除しようと襲いかかってくる。


俺は人間が虫を払うように魔物を微塵にした。


狭い城の中で、大爆発呪文を使うのも俺だけだろう。


魔物になったときに手にいれた能力なのか傷が再生するようになっている。


俺は勘に従い、一直線に魔王のもとへと向かった。



王座に魔王が座っていた。


驚いたことに魔王は人間の姿をしていた。

俺はてっきり魔王とは、とても巨大な魔物かと思っていた。


それだけに残念だった。


俺は玉座に座っている魔王を見下ろし、剣を抜いた。

この剣の使命は今も昔も魔王を倒すことだ。



それに反応したのか剣が以前の輝きを取り戻した。

聖なる光に包まれた剣は血錆すらも落ちた。


両刃の刀身は引き締まったように鋭く輝きだした。


魔王が口を開こうとしたとき、喋り始める前に剣を降り下ろした。


ザクッ!


「ぐっ!」


小さな悲鳴が聞こえたが、さすがは魔王、声を飲み込んだ。


そして斬られた箇所を押さえながら口を開いた。


「お前が何者かは知らぬが、私がこの世界の王になった暁にはこの世界の半分をくれてやろう。どうだ?悪い話じゃないだろう。だから大人しく国に帰ってくれ。」



笑える話だ。俺は笑いながらこう言った。


「すまんな、帰る場所は自分で滅ぼした。国に帰ることはできんな。」


「お、お前は何者だ!?どうしてここに来た!この世界を手にいれたいのなら私と手を組む方が特だろう!!」


魔王は声を荒らげた。


「残念だな俺の目的はこの世界を『手に入れ』たいのではない、『破壊』するのが目的だ。お前も俺の破壊の対象だ。」


「そんなことをすればお前も生きていけないだろう!なぜそんなことをする!!」


「ん、知らないのか?世界は他にも存在する。この世界を破壊した後、俺はそこに行くことにする。言いたいことはそれだけか?」


「な・・・・・・。」



俺は話の止まった魔王に向かって剣先を向ける。


「お前の魔王としての役目もこれで終わりだ。」


俺は魔王の心臓部に剣を突き立てた。


ズブッ!


いかにも体を貫いた音がする。

そして俺はその剣に雷撃の呪文を流した。


金属製の刀身に流れるのは黒い雷撃だ。黒い雷は剣を伝って魔王の体に流れ込む。


「ぐっ!ぐわああぁぁああぁぁ!!!」


魔王は声を押さえられなかったようだ。

俺はそのまま剣を上へ上げた。

剣と一緒に魔王の体も浮かんだ。この小さな体のどこに世界を征服するという力があるのだろうか。


俺は剣を振り魔王を吹き飛ばした。

壁にぶつかり、よろよろと立ち上がった魔王は全身で息をしている。


「おのれ・・・、今こそ我が真のちか・・・」


ザクンッ!!!


俺は魔王の体を全力で両断した。


「ふふ、ふはははははははははは・・・」


魔王の断末魔は高らかな笑いだった。



俺は主のいなくなった城をどのように破壊するかを考えた。



「よし。」



俺は狭い廊下で使った爆発の呪文を強化したもので破壊することにした。


俺はゆっくりと魔王城を出た後、しっかりとまぶたに焼き付けた後、破壊の呪文を唱えた。


右手を開き、魔力を集める。1、2、3・・・俺は勢いよく右手を握りしめる。



ドドドドドドドッッッッ!!



何十にも重なった爆発によって魔王城は一瞬にして崩れた。




俺は魔王を殺すより城を壊す方が疲れるなと思いながらその場を後にした。


やるべきことを成し遂げるために。

そして、最後の敵を倒すために。


どうだったでしょうか。


戦闘など、まだまだ表現しきれてないところがありましたら是非アドバイスください。



ではまた。

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