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旅騎士の遥かな旅  作者: すらいむ N
6 港町デルバロン
32/34

岩穴での出会い

こんばんは、夏玉 尚です。


しばらくぶりの投稿です。


どうぞ。

「冷たっ!」


ガレッドの悲鳴で目が覚めた。

どうやら雨が降り始めたようで、もう少し目が覚めるのが遅かったら、ずぶ濡れになっていただろう。


「早く移動しよう。」


手早く荷物をまとめ、俺達は濡れない場所を求めて隣接している森の中へと入っていった。


「森の中に濡れない場所があると思うか?」


俺はガレッドに聞いてみた。


「それでも丘を歩くよりはマシだろう。」


謎の植物の生い茂る森の中を進んでいく。行く手を塞ぐものがあれば剣で切り、行き止まりであれば横にそれていく。


そうして辿り着いたのは一つの岩穴だった。


「森の向こうが幸い山だったようだ。一先ずここで雨が過ぎるのを待とう。」


その頃には既に本降りになっていて、俺達は髪から雨の雫が垂れるほどになっていた。


「この中に魔物かいる可能性もあるんじゃないか?」


俺は剣を抜き、岩穴の中へと入っていく。


「確かに、何かいてもおかしくはないな。」


ガレッドは以前俺に貸していた両刃の直剣を取り出した。


「あの剣は出さないんだな。」


あの剣とは大剣である。


「あぁ、この岩穴では振り回せないだろう。」


「なるほど。」



武器を片手に恐る恐る岩穴の奥へと進んでいく。

曇天の空からは太陽の光は届かず、ぽっかりと開いている岩穴の奥へと進んでいく。


「ガレッド、どこまで進む?奥まで行くか?」


「とりあえず入り口が見えなくなるまでは行ってみよう。あまりに深かったら戻ってこようじゃないか。」


「そうだな。」


俺たちはとりあえず入り口が見えなくなるまでは進もうと決め、ゆっくりと進んでいく。


「うぅ・・ううぅ・・・」


反射的に俺たち二人は剣を抜く。

息を潜め、先程よりもゆっくりと足音を消して進んでいく。



『誰だ!?』



俺たちは予想外の方向からの声に驚きながら、声の主の方向である後ろを向く。


そこには、甲冑を見に纏った騎士の男が水筒らしきものを抱えて立っていた。


「旅の者と見受けるが、剣を納めぬのであれば敵意があると見なすぞ。」


俺とガレッドは構えを解き、剣を鞘に納める。


「怪しい者ではなさそうだな。君たちも雨宿りか?」


そう言いながら騎士は雨で濡れたブロンドの髪をかきあげる。


その騎士の歳は俺よりは上で、ガレッドに近いように見える。


「俺たちは旅をしていて、その途中にこの雨に会い、ここで雨宿りをしようとやってきた。」


ガレッドが説明する。



「そちらはどうやら騎士に見えるが、王守護騎士団とやらか?」


続けて俺が聞く。


「その通りだ。私たちはソーマの騎士で、ハーバーランドへの使いの帰り道でこの雨に会い、ここで休んでいた。」


初めて聞く[ソーマ]という国の名前に俺だけわからなくて聞こうにも聞けず話を流した。


「でも、何で森の中に?」


ガレッドが問いかける。


「そこにいる仲間がこの近くで怪我をしたんだ。治癒魔法を使える者もいないからとりあえず大人しくさせている。」


後ろを向くと呻き声の主が岩壁にもたれて休んでいた。


「どこを怪我してるんだ?見せてみな。」


ガレッドはしゃがんで、休んでいる騎士の様子を見る。


「どうやら足を折っているようなんだ。」


元気な方の騎士が言う。


「他にも全身を強く打っているんだ。」


「まさか崖からでも落ちたのか?」


「そうだ。正確には「落とされた」んだ。ずる賢いゴブリンにな。まさか闇商人と手を組んでいるとは・・・」


ここで俺とガレッドが、顔を見合わせる。


「そのゴブリンは昨日俺たちが倒した。だが闇商人は逃がしてしまった。」


「そうなのか?・・・感謝する。」



いかがでしたか?


ではまた。

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