出会いの洞窟
こんばんは、夏玉尚です。
先週は学年末というテストがありまして書けませんでした。すいませんでした。
ではどうぞ!
ハーバーランドを出て、シルマへと向かう道中。
既に約2日が過ぎた。
ハーバーランドの南門から出て道に沿って進んでいる。途中からは山に入り、今日は山での野宿だ。
「シルマか──。」
ガレッドがふと呟いた。
暗闇の中に燃える焚き火を囲んで俺とガレッドは座っている。
「何かあるのか?」
「ああ、シルマには勇者の石碑がある。」
「じゃあ勇者となにか関係のある村なんだな。」
「遥か昔の勇者が立ち寄ったとされている村だ。まぁ石碑は色々な町や城にあるんだけどな。」
「何か刻まれているんだろうか・・・」
「それはわからないな。だけどシルマには勇者の加護があるのか魔物が一切近づかない。」
「それはすごいな、勇者の力は未だ健在か。」
「・・・前に行ったときは・・・・」
「ガレッド?何か言ったか?」
「いや何でもない。もう今日は寝ようぜ。」
「そうだな。」
朝、荷物をまとめ、俺達はシルマへの道のりを進む。
ハーバーランドからシルマへの間には幾多の小さい山を越え、その後に待ち構える大きな洞窟を抜けなければならない。
ガレッドによると、出会ってはいけない魔物がいるらしいが。
他愛の無い会話を交わしながらも旅なれた俺達の歩みは緩まず、旅を知らぬものなら10日はかかると言われる距離を半分の5日で歩ききった。
5日目
「さぁここが<出会いの洞窟>だ。ここを抜けなければシルマへは辿り着けないがここには会ってはいけない魔物がいる。出会いの洞窟と呼ばれる理由だな。」
「出会わないようにするにはどえしてらいい?」
「そうだな、俺がここを抜けたときは会わなかったから分からないが洞窟自体が暗いから音だと思う。」
「なるほど。松明も使えない、音も出さないように、か。中々難しいな。」
「とりあえず気をつけて進もう。」
俺達は暗い洞窟へと足を一歩踏み入れた。
なにも見えない。これなら出会ってはいけない魔物を倒した方が早いんじゃないかとも思うが。
「なにも見えないな。どうすればいい?」
「岩に沿って進むんだ。お互い離れないように気を払いながらな。」
近くにあった岩に手を置き、ゆっくりと歩き始める。
ガレッドが前、俺が後ろで進んでいくが前にいるガレッドの姿はまるで見えない。
岩に沿って進み、角があれば曲がる。
段差があれば少し躓き、そして越える。
どれくらい歩いたのだろうか。
時間もわからずなんとなく前を歩くガレッドに声をかけた。
「ガレッド、あとどれくらいかかる?」
「・・・」
「ガレッド・・・?」
「・・・」
返事がない。
耳をすませば前を歩く足音も聞こえない。
ただ自分の足音が聞こえるだけだ。どうやらいつの間にかはぐれてしまったようだ。
ガレッドに言われた通り岩に沿って歩くが一向に辿り着く気配がしない。
ザッ!
ふと頭上を何かが飛んだ気配がした。
シュリンッ
剣を抜いて様子を見る。剣の鋼の部分が輝いて目の前がほんの少し見えるようになった。
ザザザザッ!
今度は走っているようだ。
剣を構えて目をつむり、視覚を閉ざして聴覚に集中する。
シュッ!
横からの攻撃か──
反射で交わし、攻撃が繰り出されたであろう場所を斬る。
スンッ
斬った先には何もなかった。
シュッ!
次は前、攻撃を弾くように剣を前に出す。
キイン!!
金属と金属がぶつかる音だ。俺はその獲物らしきものを弾き飛ばす。
そして松明を取りだし、火をつけて地面の柔らかい部分に突き刺す。
すると敵の正体が揺れる炎に照らし出された。
いかがでしたか?
ではまた!




