後日談
・フウツ
仲間と共に魔界に滞在する。特に立場が変わることは無かったが、あちこちの手伝いに奔走することとなったため、暇はしなかった。
・デレー
一連の騒動で少し丸く……なることはなく、相変わらずの様子でフウツを振り向かせるべく、また彼に虫が付かないようにと奮闘した。
・ヒトギラ
フウツに思いを明かしたのが恥ずかしかったのか、しばらく寡黙ぶりに拍車がかかる。が、それでも常に彼の隣を陣取り続けた。
・バサーク
一度人間界に帰り、竜人たちに事情を説明する。基本的には魔界で暮らしたが、ちょくちょく人間界に遊びに行く姿も見られた。
・トキ
人間界と魔界を行き来し、毒作りに勤しむ。新たな材料が世界ひとつ分増えて開発の幅が広がった、とご満悦だった。
・フワリ
魔界においてもフワリのやることは変わらず、いつであろうとどこに行こうと、気が付けば自由奔放に作品を創っていた。
・エラ
人間の「魔界のもの」に対する本能的な忌避感を消す魔法を開発することを当面の目標とし、各地を回りつつ研究を進めた。
・アクィラ
時には暴走するデレーのブレーキ役として、時には人間や魔族を可愛がりまくる変人として、賑やかに日々を過ごした。
・ナオ
人間界に帰り、「人間界側の英雄」として魔界との交流の架け橋となる。ちなみに本人はその扱いを良くは思っていないらしかった。
・カター
片手足を失って帰って来たナオに驚き、柄にもなく取り乱す。が、すぐにいつもの調子に戻り、部下たちと共に彼を温かく迎えた。
・ルシアン
バサークから事のあらましを聞き、泣いて怒りながら謝る。その後、彼女はすぐに魔界に戻ったが、それを引き留めることはしなかった。
・レス
フウツらに己の過ちを謝罪する手紙を書き、人間界に来ていたバサークにこれを託した。その後の行方は誰も知らない。
・キャルラ、メイル
戦いが終わり、2人はまた仲良く暮らし始めた。キャルラは新設された魔法学校に通い始め、メイルは地下闘技場と縁を切って新魔王に仕える騎士として再出発した。
・ゼン
良き王として民衆から厚い支持を得る。本人は裁かれることを望んでいたが、それは当分、叶いそうもなかった。
・クク
新設された魔法学校の教師となる。意外にも人にものを教えることに向いていたようで、とても良い教師だと評判になった。
・ジェシカ
本業であった鍛冶屋に戻る。第三支部は入り口を移動させるだけさせて、建物の扱いはゼンたちに一任した。
・リーシア
ゼンの右腕としてその手腕を振るう。真実を知る者の1人として、ゼンが落ち込んだ時には必ずリーシアがその傍らに寄り添っていた。
・カラン
双子の妹共々、小さな菓子工房を開く。居眠りという欠点はあったが彼女の作る菓子は多くの人に愛され、店はそこそこに繁盛した。
・エリダ
なぜかとある双子のお目付け役を任される。問題アリな彼女らに辟易しながらも、実は世話を焼くのはまんざらでもなかったらしい。
・ウロ
双子の姉共々、小さな菓子工房を開く。サボり癖という欠点はあったが彼女の作る菓子は多くの人に愛され、店はそこそこに繁盛した。
・ウラハ
家に帰り、いつの間にか彼氏に振られていた姉と共に再び暮らしだす。騎士団からスカウトがあったが協調性が無さすぎて返品された。
・ミフム
自分の屋敷を改造し、ファグラ魔法研究所とした。それはかつての行いの贖罪として、己の知識を人々のために役立てるためであった。
・シハク、ジギ、ニギ
何事もなかったかのように地下闘技場の支配人としての業務に戻ったシハクの元に、ジギとニギもまた帰って来た。この時、シハクがつい泣きそうになったことは当人だけの秘密である。3人は以降も、仲良く暮らし続けた。
・『友好会』のボス
一連の騒動を経て、少しだけボスとしての自信がつく。幹部たちの支えもあり、彼は裏社会の頭として成熟していくのであった。
・リュキ
引き続き、『友好会』の幹部として裏社会で活躍する。組織間の抗争があれば、そこには必ず活き活きと暴れる彼女の姿があった。
・ベット
「なぜかリュキが傍に置いている謎の人物」という立ち位置のまま、『友好会』に仕え続ける。彼が何者なのか、知るのはリュキだけだ。
・ヴィヌ
先の戦いでリュキに惚れ直す(※今までに何十回と惚れ直している)。表向きは平然としつつ、リュキへの想いと毎度の奇行が度を増した。
・クーキヨ
戦いの中で偶然、妹たちと再会したらしい。が、特に何をするでもなく、変わらず『友好会』の幹部として働き続けるのであった。
・オーレイア
先の戦いでの働きぶりが何やかやで伝わったらしく、表社会の医療機関からお誘いが来る。しかし当然ながら即座に断った。
・ガルディ
『友好会』のボスを改めてライバルと認める。裏社会のNo.2として、その地位を揺らがぬものとして維持し続けた。
・魔王(魔界フウツ)、イリア、アルケ
彼らの真実はゼンたち一部の人間を除き、誰にも知られることはなかった。ただ魔王城のとある場所には、名の書かれていない墓標が3つ建てられたという。




