表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

代償

作者: Nagare〆

引越の準備をしていたら急に体が動かない



ただ、

しばらく使っていなかった食器棚を開けただけ



だんだん だんだん 悲しくなって

ぽろぽろ ぽろぽろ 涙がおちる


心があの日に戻っていく



忘れるな


忘れるな


あの日の思いを忘れるな



信じていいの?


いや、信じられるわけない。



過ぎたこと?


その言葉を言うのはあなたではない。



もう、終わったこと?


いや、まだ許せてない



私だけが逃げることは簡単だけど

それじゃあの子はどうなるの?



許しちゃいけない


忘れちゃいけない



憎しみに捕らわれるのは違うけれど


まだ、許せてない

あの日の心は、いつも常に泣いている

想いをどこにもぶつけられずに途方に暮れて叫んでいる



どうして?


何が悪かったの?


どうしたら良かったの?



まだ、忘れちゃいけない


あの日の覚悟も悲しみも、まだ、許す時じゃない



あなたは、もっと苦しんで。


私の心が癒えるまで。



あなたは、もっと苦しんで。


身勝手な行為の代償だから。



もっと、もっと、

強くなってくれなきゃ同じ事を繰り返す



あなたの弱さは誰のせいでもない。






















評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ