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無限の旋律  作者: いか天太郎
プロローグ
2/7

転生??

女神(?)との絡みです

―――死ぬのはあっという間だ、だから後悔のないように生きろ―――

そう俺に言ってきたのは誰であったであろうか。誰か忘れたけれどもいつも俺に対していっていたのは覚えている。

そうだな

俺-久枝名 烙―の人生は確かに後悔はしていない。というよりも後悔するくらいの差し迫った選択なんてものはしたことがない。親の言われたとおりに行動し、善行もたくさんしてきたし望みなんて今まで持ったことなんて一度もない。ただ他人の理想通りに行動すれば基本的に褒められていた。ただ、自分の意思に沿うことはなくただひたすらに他人の言うこと、感情を尊重し実行してきた。

親が何かについて勉強しなさいと言えば、それを勉強し、何かを辞めほうがいいと言われれば辞めた。なぜ他人を尊重してきたのか。それは自分で考えるより他人の意見に従っていたほうが楽だったからだ。

考えても見てほしい、道なき道を一から開墾し整備してある街に向かうのと。あらかじめ誰かが整備してくれたであろう道路を使って街に向かうのどっちが効率的か。圧倒的に後者である。

創るより見本に沿って作る。

紡いでいくのではなく、紡がれた物語を沿う。

そのほうが圧倒的に楽である。俺はそのうち周りの人は俺のことを『便利屋』や『ロボット』なんて言うようになっていたのは覚えている。

 かといって、自分の欲求には忠実でだった。好きな分野に対してはお金をつぎ込むことに躊躇いはなく、他人には秘密にした。そして極めた。特に音ゲーの分野では『無限の旋律』なんていう意味の分からない二つ名まで与えられて、しばらく恥ずかしさからか、家から一歩も出られなくなったっけ。

 そして、企業からの挑戦状、「企業が俺に対して作った攻略不可能ともいえる、最高難度の譜面をクリアしろ」というものをクリアした。これから夢の音ゲー生活が幕を開けるのだ。

 実際、他人の道を歩くというのに嫌気がさしていた。自分がやりたいと思っていないものを喜々としてやるのは楽ではあったがつまらなかったのだ。

――これからは紡がれた物語を沿うのではなく紡ぐものへ——

これからは自分の意思で自分の好きなことを、そう思った矢先、俺は死んでしまったらしい。

なぜそう思うかというと





「うわっっwwださっっwww何厨二病みたいなこと考えてんの、きもいんですけどwwww思考丸聞こえなのに気づいてないのこの人wwwwちょーうけるwwww」

目の前に絶賛大草原をはやしている天使の輪と羽をもった女神と思わしき人物(?)がいるからである。

「いやっっっww判れヨwwwこの状況からして女神以外に考えられないでしょwwwまさか厨二病だけじゃなくその上アホとかwwwwチョーウケルンデスケドwwww」

なんとも人の神経を逆なでするのがうまいやつだなこいつは。なぐってやろうか

「殴れるなら殴ってみればww今あなたは精神体だから殴れないしwwああっそうか君は厨二病だもんね。見えない手とかをあなたのソウル(笑)からだすのは朝飯前よねwwごめん許してwwそんなもんで殴られたら私死ぬわww精神的にwww」


……………


「ああっごめんねww黙らないでよ、本当のこと言ったからってwwまさか事実を言っただけでこんなに君が傷つくなんて思わなかったんだ許してww」

「というか俺、さっきまで全然しゃべってなかったんだけどなんで会話成立してんだよ。」

「まさかここまで会話が成立してんのに私が心読み取っているのに気づかないとかwwもうどんだけ属性つけんのよwwwやめてwww笑い死ぬからwwww」

…………………

「なるほどこれが君の攻撃ねww君のソウル(笑)からの攻撃で痛いどころか死ぬところだったわwwwほんとにごめんwwww」


「なんで女神が俺のところにきてんだよ。」

「ああーーーーーっ。笑った笑った。こんなに笑ったのはこの三千年くらいであなたぐらいよ。ありがとねwwストレス解消になったわwww」

「いいから質問に答えろや。」

「ごめんね、そんなに怒らないでよ。…ップ…まだ笑いがww。スゥ――― はぁ、OK大丈夫よ、これ以上笑ったらあなたから追加攻撃が来そうだからね君のソウル(笑)から。」

「パンパカパーン!!! あなたは栄えある異世界転生に選ばれました。こちらの世界『ファルシュ』に転生していただきます」


「…..ふーん。」

「あら、意外と反応が薄いわね。100000000000000分の1の確率よ喜びなさいよ。あなたの厨二病ソウル(笑)が喜んでるんでしょww-紡ぐもの―になれるもんねww」

「いいから何か特典とかあるんだろテンプレ異世界転生よろしくな感じで」

「そうよ、よくわかっているじゃない。さすが厨二病wwここ2・3代前はそんなこと気づかなかったのに。やっぱり『無限の旋律』といわれるだけあるわねwww」


いい加減煽るのやめんか


次回から数話は主人公が行く世界の解説を少しばかりしたいと思います

お楽しみに

次話は明日の0時投稿予定です

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