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八百万の精霊召喚~異世界神から日本妖怪~  作者: 那園曽 氏規
本編

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93話

「主、もてますわね」


暗がりから二人の女性が現れる。翡翠と薄紅である。


「まあうれしいことだよ。前世含め人生初のモテキかも知れないね」


「今世なら相当前からモテキですけれどね」


クスリと笑いながら翡翠が言う。


「翡翠には迷惑かけたな。いきなり消えてしまってびっくりしただろう?」


「構いませんわ、薄紅も一緒に居るのが分かった時点で主を心配する必要がなくなりましたし、他の人間たちも観察出来て有意義でしたわ」


「観察してみてどうだった?」


「戦闘力という面においてはおそらく主に勝る人間はおりませんでした。ただ地下から上がってきた冒険者の防御力が異常ですけれどね」


「攻撃力じゃなく?」


「そうですね、おそらく手合わせをすればわかるとは思うのですが全員の持つ防具に防御力付加がかけられていますしそれぞれが主レベルの強者でしょう。手こずるとおもいます。」


だよなぁ、見ててあれほどやりにくいのもそういないと思う。試験の時レオンじゃなくてルイーズさんならもっとやりにくかっただろうしね。


「あとはあのカインという男ですか。おそらく高位魔属による呪が施されています」


「は?」


「魔属による加護と言った方が正しいのでしょうか?おそらく彼を守るためにいくつかの防御術が施されていますね」


専門でないのでこれ以上はわかりかねますが、と付け加える


「昔、サキュバスラミアに襲われて今度は魔族による呪いって、ついてないなぁ、カインさん」


「主、魔族ではなく魔属です。」


薄紅が言う。


「どうやら調べましたところこの世界には魔物、魔族の他に人と意思疎通会話の出来る魔物も多いそうです、それらのことを魔属と呼ぶそうです」


「ラミアやハーピー、マーメイドなど主に半獣人が多いそうですけれど」


薄紅あなたや雷桜の半獣化形態ガウォークモードみたいなものね」


「うるさいわね、あなたのように毛深くないだけましです」


「今の姿では貴方の方が毛深いですけれどね」


「言ったわね?どちらが毛深いか勝負する?」


「止めれ!お前たち」


服に手をかけようとする二人を止める。せっかく落ち着いてきたのにまた滾ったらどうすんの


こう見えて二人は仲が良いのでじゃれあってるのはわかるんだけど巻き込まないでほしい


「まあカインさんはとりあえず気にかけておくとしよう、ご苦労だったな二人とも」


そういって召喚解除しようとしたら制止される


「主、まだ最後のお勤めが残っております」


え?だからね静まりたいんだよ。

後ろから抱きかかえられ前からは抱き着かれて濃厚なキスをする。今度は前後逆になり二人目もまた長いキス。いえね。前から後ろから非常に柔らかいのはいいんですけれど、こまるんだよね


召喚解除してからどうしようかと思っていたら


「旦那様、お手伝いいたしましょうか?」


朝霧が帰ってきた。しかも胸元強調ブラウスの誘惑付きで

ここは理性を総動員してキスだけで召喚解除する。


つかれた、部屋に戻って今なら眠れるかもしれない。


************


夜が明けて帰還を開始する。


それほど急がないのでまた三日かけて戻るようだ。

といってもジャンヌ嬢たちパーティは一足先に戻ることに決めたらしい


彼女はマジェストリッチを召喚している。今回はブラックネック。闇属性は重力低減操作が可能ということで一番速く走れるんだそうだ。

でも乗れるのは二人だということなのでしょうがないのでバリオスを貸してあげることにしました。


それならノンストップで帰れるから一日分くらいは行程を短くできるだろう。


「借りておくわ。着いたら馬小屋につないでおけばいいのかしら?」


「そこまでしなくてもいいですよ。召喚解除は目的地について降りるときに設定していますから」


「それじゃあ着いたら私を訪ねて来なさい。きちんとこの分のお礼をしますからね」


そういって駆けていくジャンヌ嬢


こっちはのんびりとザンザスを馬車につなぎ帰路につきます。


帰路の隊列は カイン、カーンズ そしてうちという順番

午前中は何事もなく進めました。

が、お昼を食べて午後二時ごろの事


『主、前方より複数の魔物が狙ってきている。少し間に合わないかもしれん』


「カインさん!魔物が向かってきてる!気を付けて!」


叫ぶとほぼ同時に襲撃が始まる。見れば襲ってきているのは10数体のラミアのようだ。

上だけ見れば女性形なのでいいんだけど下だけ見ると10数匹の蛇なのでちょっと怖い。


ファムの弓とドロシーの風魔法で援護の間にこちらも前方に移動。

全部蛇だと難しいが上半身が人型ということは急所も人に準じていると思うので対人戦の要領で倒していく


「おかしいな?これは襲撃だよな?」


倒していくうちにおかしいことに気づく。ラミアが狙っているのは主にカインさんとそのパーティの女性一人のみ。他の人間には目もくれずただ二人だけを襲っている。


まあおかげで後ろからという卑怯な手ではあるが掃討完了。


「お前さんはつくづくラミアとは相性が悪いのかねぇ?」


「そうかもしれないね。まあなんにせよこんな僕に寄ってくる女性がいるなんて喜ぶところかな。」


カーンズとカインは軽口をたたきあっている。慣れたもんなんだろうか

それとは対照的にもう一人襲われた女性の方は顔色が悪い。仲間に介抱されているがかなり疲れているようだ。


「もう少し先にビバーク地点があったはずです。少し早いですが今夜はそこで野営にしませんか?彼女が少し疲れているようですし」


「そうだな、タイミング的にはまあいい頃合いか、そこで今夜は野営だな」


カーンズが俺の出した提案に同意してくれる。というか食い意地が張っているだけかもしれないな。戦闘の後は料理ですか。カーンズの分だけ蛇肉って言って出してやろうか?



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