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八百万の精霊召喚~異世界神から日本妖怪~  作者: 那園曽 氏規
本編

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49話

我が家は仮にも子爵家なのできちんと浴場が存在する


お水を張るのは魔石を使い。お湯を沸かすのも魔石を使う。という風呂釜方式ではなく

お湯をいきなり出す魔法水道システムである。


原理はいたって簡単。魔石には四属性のものが存在する火、水、風、土である


魔道具としては水の魔石は大量に水を生成が可能。ただし常温である。

つまり夏はほどほどにぬるく真冬は身を切るように冷たい。

そこで管状の魔道具を設置し水を発生させた後、火の魔石で温めたところを通過させるとあら不思議、お湯が出てきます。


このシステムの欠点は魔石消費量が1.5倍になることくらい。二つとも魔石としては大量に出回っているし

加熱に関してはちょっとズルをしましてたたら神を呼び高熱伝導物質を作ってもらった。

流石に銅合金とかアルミ合金とかステンレスとかは広められないので内部構造のみ。

このシステム自体は我が家とこの別宅のお風呂と厨房にしかつけられない。

あ、でも使用人さん用お風呂もあるのでそこにもつけてます。

ついでにこのシステムを応用してシャワーも作っている。

これも実際給水給湯即シャワーというコンパクト設計なので浴場に三つずつ付けるという豪華仕様。

でもホースはさすがに作れなかったので洋画にあったようなシャワーヘッドが壁から生えている奴だけどね。


夕食も終わり少し部屋で状況確認をした後。そういえばお風呂に入ろうとしていたことを思い出し浴室に向かう。

通常の入浴時間は終わってるからまあシャワーだけになるだろうけどいいか。なんなら自力魔術でお湯を張ってもいいからな。

と思いつつ勢いよく浴室へ


そこには素っ裸の美少女がいました。

13歳にしては程よく膨らんだ胸、スリムな腰回り。色白な割にあったまっているのかほんのり赤みがさす肌。

ブロンドの髪はシャワーの後だからか水が滴っている。ファムって本当に美少女だよねぇ。

下から上がっていった目線がお互いに合う。


「き・・」


叫ばれる前に口を押える。だけのつもりだったのに勢い余ってすっころぶ。ケガをさせないように抱きかかえて床には激突しないようにする。こんなところでけがをさせては何を言われるか・・


あれ?かなりヤバイ状況だ。なんで泊りに来た学友の口を押えて素っ裸で押し倒してるの?


「とりあえず、今誰かが来るとヤバイ。お互いの為にも大声を出さないこと。OK?」


コクコク頷くので手を放す。


「まず、ゴメン。君が入っているとは思わなかったんだ。とっくに深夜だしもう誰もいないものだと。」


「あの・・・謝るより前に離れて後ろ向いててくれる?」


ひい!ごめん!なんで抱きしめたまま謝ってるんだ。

急いで離れる。


「深夜に入ってたこっちも悪いから・・今のことはなかったことにしてくれる?何も見なかったってことで」


「いいのか・・」


返事を聞かず出て行った。まったくあんなしおらしくなられると調子が狂う。ビンタくらいは覚悟してたのになぁ。

水シャワーでも浴びよう。

今日は眠れないかもしれない


************


少しトレーニング室で気合いを入れ過ぎた。

今回もほとんどあいつの役には立たなかった。

確かにジャンヌ様に今自分が転生者とばらすわけにいかない。

あいつと違い私にはまだ家族を守る力まではない。そんなくやしさからか一心不乱にトレーニングをしていた。

気づけばほぼ真夜中。シャワーでも浴びて寝よう。そう思い浴場にいく。

窓はないが浴場の中を魔石の光で明るくするという発想。それは一般的だがなんでシャワーなのよ。

給湯器作るとかおかしい発想よね。と思いつつ恩恵に浸りしっかり汗を流す。

その時だった浴室の扉が勢いよく開き素っ裸のラウルが現れた。


身長が同じくらいなのにやはり筋肉の付きは違う。そして今世で初めて見る男の子の体。

ふと顔を見ると目線があった。一瞬にして羞恥が頭を占める。

叫びそうになる瞬間。彼に押し倒される。


振り払えないくらいの力だ。やっぱり男の子だね。

場違いにそう思ってしまう。


「とりあえず、今誰かが来るとヤバイ。お互いの為にも大声を出さないこと。OK?」


ああ、その言葉で今自分の口を塞がれているのに気づいた。

とりあえず頷くと彼は手を放してくれた。


それから彼は謝りだした。聞いていてもいいんだけどおそらく彼の体は反応している。気づいていないのかな。


「あの・・・謝るより前に離れて後ろ向いててくれる?」


彼は急いで離れてくれた。その時に初めて自分の反応に気づいたようだ。

でもそれはどうでもいい。彼にも気づかれないように即座に離れなければ



「深夜に入ってたこっちも悪いから・・今のことはなかったことにしてくれる?何も見なかったってことで」


それだけ言うとさっさと浴場を出た。

下着だけつけて逃げるように部屋へと戻る。


この身体はまだ処女である。でもこの意識は異性を知らないわけではない。

以前あいつに鑑定で弄られてからより性欲が増したようだ。

以前は知らなかったから我慢できたことだが。知識経験だけあるのにこの成長期の性欲はかなりきつい。


でも抑えなきゃ、明日は普通通りに。


決して彼の体臭で欲情したことだけは知られないようにしなくっちゃ。






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