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八百万の精霊召喚~異世界神から日本妖怪~  作者: 那園曽 氏規
本編

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10/1344

5話

前世を思い出してから3年


結構成長しました。


ラウル・シャロン(13歳)

LV 18

HP:280/280

MP:----

ATK: 58

DEF: 64

MATK: 109

MDEF: 88

INT :89

 【N】  浄化

      水魔法 LV5

      聖魔法 LV3

      剣術 LV3

      探索 LV2

 【R】  料理 LV3

      火魔法 LV2

【SR】  忍術 LV5 

【SSR】 収納魔法

【SSR】 MP無限

【UR】  召喚士 八百万の精霊


MPを増やす必要がないので昼間は普通の鍛錬。夜にコッソリ抜け出して魔物狩り。

そんなことをやっていたらレベルが上がりました。

レベル20前後というのがどうやらこの世界の一般騎士レベルらしい。

50で騎士団長。70で英雄や魔王とかいうレベルなんだそうな。危険魔族がいるって言ってたしまあ50めざしときゃ問題ないか


召喚は付喪神も呼べるらしく武器なんかはこれで用意


【妖刀 黒雷】 鬼の血を混ぜて撃たれたという謂れのある刀。仄かに刀身に雷を纏う。


【聖刀 不動三鈷】 破魔の炎を纏う刀、浄化の力を持つ


なんというか仏様のお力まで借りれるんですが。

流石にこのふたつは普段出せないので使用時のみの召喚だが。

練習用には【付喪神、刀】で充分だったりする。


それ以外にも召喚獣とか試せて結構有意義な3年間であったと思う。


というわけで今年からはドロシーと二人入学。

兄は卒業して帰ってくるということか


まあ自分は次男だしそのまま出て行くを前提でいいとおもうんだけどね


大体貴族の次男以降というのはこの学校を出てからそのまま騎士学校に入って騎士というのが多いらしい。

将来か、考えてもいなかったな

まあ、騎士はないよね。そもそも正当な剣術というものはレベルがそんなに高くないし鎧を着こんでっていうのもできそうにない。

となると、冒険者くらいか。

この世界には魔物も多いし迷宮もそこそこある。

それなりに高ランクになると稼げる仕事らしい。

よし、それでいこう。ドロップアウトしたらまたなんかすればいいか。


「ところでアンバーまで連れて行くの?」


「当然。大事な猫だからね。」


学校のある王都に向かう馬車の中でアンバーを抱きかかえながら言うドロシー

相変わらず気に入らないのかいやそうな顔をしているアンバーではあったが逃げる方が捕まった時の被害が大きいと気づいて以来おとなしく捕まっている。

まあ、置いていってもいつでも召喚できるんだけどね。


家は結構辺境のほうにあるので王都まで二週間。休暇に帰るとかは往復一月かかってしまうので難しいだろうな。まあ年度切り替わりの休暇は二か月なので戻ったりもしているみたいだったけど。

因みに王都での政務を終えて父と兄が帰郷その馬車でドロシーと王都へというピストン輸送である。

王都では姉のヒルデが待ってくれているようだ。

だから入寮ではなく別邸で過ごすらしい。

とはいえ男子だから寮でもいいんだけどね。まあそれは応相談


『ご主人!、先の森に不穏な人間がいるにゃ』


突然ドロシーを振り払いこっちの肩に乗りそういった。


『盗賊かもしれないにゃ。数は十数人』


そういってこつんと頭を合わせる。見えた状態を直接頭に流し込んでくれたようだ。

智慧なる大山猫(アンバー)の特殊能力は知識の他には千里眼。気を抜いていても半径一キロはわかるというのは本人談。


どう見ても盗賊。騎士か冒険者崩れなのかそこそこの装備。斥候は一人こちらの様子を確認しているようだから見逃すつもりもなさそうだしなぁ。


「どうしたの?」


ドロシーが何か怪訝な顔でこちらを見る。一人ならともかくドロシーを危険な目には合わせられないな。


「何でもないよ、ちょっとおしっこがしたくなっただけ」


護衛の人たちにも言って一度止めてもらう。

ちょっと一人で森に入って少し見えない位置に行く


【召喚】 牛鬼 

【召喚】 空狐「ダーキニー」


出てきたのは牛サイズの蜘蛛でも顔は牛。メジャーな妖怪である。

もう一つの魔法陣からは軍服の銀髪の女性。あたまに狐耳がナイスマッチである。

狐精霊上位の空狐。なぜかサングラス、手には乗馬鞭を持っているが

でっかいタランチュラ(牛サイズ)の牛鬼とこのコンビ。ほんとに怖い。


「斥候から始めてすべてのあやしい奴らを捕獲してきて。なるだけ麻痺で殺さないようにね。あと空狐は尋問で誰の差し金かとか残りの仲間とかの情報を聞き出しといて。」


「了解しましたご主人様。ご主人様に仇なすもの。見事に殲滅して御覧に入れましょう」


「殲滅はだめだよ?情報が先だからね!」


なぜかチッて舌打ちしている。殺る気満々だ。


「任せたよ。ダーキニーを信頼しているからこその任務なんだからね」


「はい!お任せください!ご期待には完璧に答えて見せますわ!」


喜色満面にして頭をスリスリしてくる。

狐耳のところを撫でるととろけるような顔をした後にスキップしながら森に入っていった

そのあと牛鬼もあきれるようにカサカサとついていく。

大きいのに猫並みの静かさだな。


『大丈夫にゃ?』


心配そうに言うアンバー。半分あきれているようだが。


ダーキニーはアンバーの次に名前を付けた召喚精霊。

狐としての山岳狩猟能力とケモミミメイドとしての期待を持って召喚したのだが

残念ながらメイドとしては使えなかったので戦闘要員として重宝している。


それから馬車に戻ってみるとちょうどいいから小休止ということになったようだ。

掃討完了までここで止まっている方がいいか









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