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記憶  作者: 望月愛
10/13

10,分かれ道

『ふぅ〜。』


家に帰ると同時にベッドに飛び込んだ。


ケータイを取り出す。


『Eメール一件』

ナチだ。


『授業終わったら予定無いからいつでも電話して♪』


もう3時を回っている。授業は終わってる時間だ。



メール画面を閉じて着歴を見る。

サトシからの着信は全部で3回。

何で学校に居たのかな?


バイトは5時からって言ってたな…。


でも、なんとなく電話する気にはなれない。。


でも連絡しないのは人として無いよなぁ…。


メールにしようと思ったけど、メルアド知らなかった…。


とりあえずナチに電話してユータの話をした。

もちろん別れた理由やおばさんにまた付き合ってやって欲しいと言われた事も。



ナチは驚いてばっかりだった。


「ねぇナチ。私どうするべきかなぁ?」


「ごめん、私にもちょっと分かんないや。」


ナチはいつも白黒はっきりさせるのに珍しい発言だ。


「また付き合って良いのかなぁ?」


「サキはやっぱり戻りたいの?」


「今日ね、昔の優しいユータだったんだ。会ったらやっぱり好きだなぁって気持ちが戻ってきたの。」


「そっかぁ…確かに今のユータには支えになる人が必要だしね。でもサトシ君は?明日会うんでしょ。」


「サトシとは付き合ってる訳じゃ無いし…。」


「でもどう考えても彼はサキの事好きだと思うよ?今日だって探してたし。てか連絡した?」


「実は…まだ。何か電話しにくくて。」


「だからって連絡しないのはダメだよ!」


「ナチ、この事サトシに言うべきかな?」


「それは―言うべきじゃない?ヨリ戻すなら尚更…。」


「うん…。ナチ、色々ありがとうね。」


そう言って電話を切った。




その日、結局サトシに電話できなかった。



ついに10話目です!

ここまで読んでくださってありがとうございます(*>ω<*)

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