起点
眠い。
僕の病気(自称)はそういう症状だし、これといって他の症状はない。
でも授業中は眠くなるし、家に帰って本を読もう、勉強をしようたって眠い。
規則正しい生活を心がけげているし、やっぱりそれ以外に異常はない。
日常生活に支障が出るならと思い、病院に行って検査入院もしたが検査の結果は異常なしで、
多分精神的なものだと医者は言った。
病室から出て、すぐ横の椅子に腰掛け、栞を挟んであった本の項を開く。
近くで喚く赤ん坊がイライラを増幅させる。仕方ないので本に集中した。
「宮内さん、宮内亮治さーん」
本のページを10もめくってないところで会計に呼ばれる。祖父母からもらったお金で会計を済ます。
病院を出ると、何故かどっと疲れが増した気がした。特に何をしたわけでもないが、やはり病院というものは疲れる。検査入院している間寝ていても疲れがとれるどころか増す一方だった。
夏休みの間バイトしたお金で買ったマウンテンバイクに乗って病院をあとにした。眠い。意識が朦朧としている。そのまま突っ込んでいった横断歩道。信号は赤だった。
そこまでが最後の記憶・・・。
小説など書いたこともない初心者です!
完結するまでどうか温かい目で。