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第十話

 フレンドリストに新しくプレイヤーが登録された事で使用可能になったコマンドを確認していると、メリルがそわそわしながら腕を引いてくる。

「ちょっと。大切な事忘れてんじゃないの?マッドスピリットの心当たりって何なのよ。早くやり返したいんだけど」

「ん?ああ、このあたりは他にもいくつか沼地がある。この沼地はスライムしかいないが、マッドスピリットが多くいる沼も探せばあるはずだ。普通のネトゲならな」

「引っかかる言い方だけど、確かにありえない話じゃないわね。けどさっきのマッドスピリットはなんだったんだろ。」

「さてな。いくら現実と見紛う程のネトゲって言っても結局はゲームだからな。弱い敵の中に強い敵が混ざってるなんてお約束だろ」

「お約束で死に掛ける方の身にもなってほしいもんだわ」

 ぶつぶつと恨み節を呟くメリルを連れて、マッドスピリットを探すべく、林の奥へと分け入ってゆく。


 十分程林の中を歩き回って見つけた沼地には、予想通り何体ものマッドスピリットが蠢いていた。

「スライムと違って群れてないのね。やり易くていいけど」

 いきなり駆け出そうとするメリルの肩を掴んで制止する。

「まぁ待て。お前自分が不意打ち食らった時の事覚えてるか?」

「忘れるわけないでしょ。それが何?」

 メリルは、あの衝撃を思いだしたのか顔をしかめる。

「お前からは見えなかったと思うが、あのマッドスピリットは水面から突然現れたんだ。見た目で判断しないほうがいい」

「水中に潜ってる奴がいるかもって事?けど慎重って……どうすんの?」

「とりあえず俺も行く。もしリンクしたらそいつは俺が引き受ける。三匹以上現れたら撤退だ」

「リンクしなかったら?」

「リンクしなかったら交代で狩ろう。片方が戦っている間、片方はスタミナ回復と周囲の警戒。どうだ?」

「異論無し。ま、あいつを殴れるならなんでもいいけどね」

 メリルは腕をぐるんぐるん回しながら沼地に近づいていく。

 どうやらかなりの脳筋を拾ってしまったようだ。


「悔しいけど、一度手痛い一撃貰ってる相手だし、出し惜しみは無しね。【ウインドオース】。【エアシールド】。」

 ボイスコマンドで発動された二種類のSA。

「闘神系神術か」

 風と自然を司る闘神ブライアスを信仰神に選んだ場合の神術スキルは、豊富な身体強化SAと治癒技能SAを多く習得する。

 確か【ウインドオース】はAGIと身体操作スキルを強化する身体強化系SA。

【エアシールド】は身体の周囲に風を巻き起こし、相手の攻撃の威力を減衰させる特殊技能SAだ。物理攻撃に弱い風属性ダメージを追加する効果もある。

「格闘主体に身体強化と回復持ちとは。まるでモンクだな」

「そりゃそのまんまモンクをイメージしたキャラだからね。ソロを考えれば悪くないでしょ」

 更なるステータス強化手段と自己回復手段というのは、他者に頼れない状況では必須とも言える。

「ガイはどんなキャラにするの?」

「俺か?実際に始まるまでは魔法戦士系か聖騎士系で迷ってたんだが、破壊神系神術が結構使い勝手がいいから、聖騎士かな。いや、信仰神的には暗黒騎士か」

「へぇ。なんか、うちらスキル構成は似たカンジになりそうだけど、全然違うキャラになりそうだね」

 確かに俺もメリルも近接攻撃スキルと神術スキルがメインという点では同じだが、戦闘スタイルは似ても似つかないだろう。

「まぁだからこそ工夫のし甲斐があるってもんだろ。みんな似たようなキャラじゃつまらん」

「言えてる。けど強いスキル構成が出回ったら量産型なキャラは増えるよね」

「それは仕方ないだろ。ネトゲの宿命だ。俺だって理想的なスキル構成があるなら組み替えるさ」

 ネタキャラに対する愛も、強キャラに対する愛も違いは無い。


「よし、そろそろ始めるか」

「おっけ。私からやるけどいいよね」

「ああ、憂さを晴らして来い」

 メリルは拳を打ち鳴らし、マッドスピリットに向かう。

 メリルとマッドスピリットの距離が十メートル程まで近づくと、マッドスピリットは両腕らしきものを振り上げ這い寄ってきた。

「アクティブか。とはいえ反応範囲は狭いようだし、リンクはしないようだな。水中に潜んでる気配もない」

【テリトリーサーチ】で周囲の気配を探るが、姿を現しているマッドスピリット以外の気配は感じられない。

「じゃ、交代制ってことで。行ってきます!」

 マッドスピリットに向かって駆け出すメリル。

 俺は邪魔にならない位置まで下がり、周囲を警戒する。

【ウインドオース】で身体能力が強化されたメリルは、ここが足場の悪い沼地とは思えない速度で間合いを詰める。

 向かってくるメリルに向かってマッドスピリットが腕を振り上げるが、疾走するメリルはそのままマッドスピリットの正面へ滑り込む。

 相手の攻撃を一顧だにしないメリルの予想外の行動に、驚きのあまり一歩前に踏み出した瞬間、メリルの叫びが木霊する。

「女は度胸ォ!吹っ飛べ【マグナムフィスト】!」

 メリルの身体はトップスピードから更に加速し、速度と体重を乗せた拳が、振り下ろされたマッドスピリットの腕と激突する。

 瞬間、鈍い炸裂音と共に、マッドスピリットの泥水の腕が吹き飛んでいた。

「なんつー無茶な戦い方だ……」

 その後もメリルはスタミナを気にする素振りも見せずSAを連発する。

「出し惜しみ無しにも程があるだろ……」

 とても拳で殴っているとは思えない鈍い音を轟かせながら、マッドスピリットに拳を叩き込んでいく。

 疲労や動揺を伺う事が出来ないマッドスピリットだが、心なしか振るわれる両腕からかつての勢いは消えたように見える。

「最後は派手にいくよ!」

 メリルもそれを察したのか、バックステップで大きく距離を取ると、高く跳躍した。

「スーパー!【稲妻キック】!」

 雷撃を纏った飛び蹴りがマッドスピリットを貫く。


 確か、【スーパー稲妻キック】は格闘術スキル70.0で習得する上級SAだったはずだ。

 いくらなんでも昨日の今日で格闘術スキルがそんなに早く上がる訳がない。

 実際に彼女が使ったのは格闘術スキル30.0で習得する【稲妻キック】の方だろう。

 だが、威力の方は絶大だったようだ。

 胴体部分に大穴を開けたマッドスピリットの泥水の身体が沼地に倒れる。

 ドロドロと泥水に戻っていくマッドスピリットの向こうで、メリルは沼地に膝と手をつき荒く呼吸していた。

「おい、大丈夫か?」

 尋常ではない様子に慌てて駆け寄ると、メリルは疲労を露にしながら、それでも笑っていた。

「へ、へへ、スタミナ使いきっちゃった」

 どうやらSAの連発でスタミナバーが底を着き、まともに動くことも出来ないらしい。

 心配して損した。

 脱力感を感じながらも手を差し出す。

「出し惜しみしなさすぎなんだよ……ほら」

「めんぼくねぇ」

 なんかくらくらする、と呟く彼女に肩を貸して木陰に連れて行く。


「あー生き返るわー。ポカリとか欲しいね。無いのかな」

「回復効果の高い水なんかはありそうなもんだが、ポカリはどうだろ。俺はアクエリアスがいいな」

 木陰にぐったりと座り込んだメリルは、ぐびぐびと水筒の水を飲むとすぐに元の調子に戻っていた。

「それじゃ俺も行ってくるか。次はあんな無茶な戦い方するなよ」

「わかってまーす。あ、そういえばガイの戦闘まともに見るの初めてかも。がんばってねー」

 ひらひらと緊張感無く手を振るメリルに軽く手を上げて応え、沼地に足を踏み入れる。


 こちらに気付いたマッドスピリットが、腕を振り回しながら這い寄って来る。

 こうして冷静にマッドスピリットと相対すると、自分より頭一つ分程大きい巨体の放つ威圧感はかなりのものだ。

 俺は盾を左手で正面に構え、右手はいつでも突きを放てるよう引き絞る。

 じりじりとマッドスピリットとの間合いが詰まってゆく。

 マッドスピリットの腕の射程内に踏み込むと、泥の右腕が飛んでくる。

 腕を振るうスピードこそ驚異的な速さではあるが、振りかぶる動作が大きいので回避する事自体は難しくはない。

 だが、腰を落として、あえて打撃を盾で受ける。

 鈍い音とともに、盾を持つ左手から衝撃が身体を走る。

 衝撃に竦む身体を奮い立たせ、受けたと同時にSAを使用する。

 盾防御SA【シールドチャージ】。

 盾を構えたまま相手に突進し体当たりする単純な技だが、相手の攻撃を受けた直後に使用すると相手を短時間の硬直状態にする事が出来る。

 衝撃にたたらを踏むマッドスピリットに、突きを放ち、盾で殴りつけ、再び突きを放つ。

 硬直状態からマッドスピリットが開放される前に、再び盾を構え距離を詰める。

 マッドスピリットは、スライム以上に高い体力と、泥の腕による高威力の殴打こそ厄介ではあるが、それ以外はマッドスライムと大差無い相手だ。

 スライムと違って単体である事を考慮すれば、逆に相手にしやすい敵とも言える。

 確実に攻撃を盾で防ぎ、盾による殴打で衝撃ダメージを、ブロードソードの突きで刺突ダメージを与えていく。

 メリルのような派手さは無いが、確実にマッドスピリットの体力を削っていく。

 あえて攻撃を盾で防御しているせいか、スタミナを余計に消費している感はあるが、スタミナゲージを五割程消費する頃には、防御した際に受ける衝撃が確実に落ちているのを感じる。

 最後くらいは派手に決めるか。

 このままではメリルに「地味な戦い方」などと言われかねない。

 勝てばよかろうなのだが、ゲームなのだし、遊び心は大切だ。

【シールドチャージ】によって硬直するマッドスピリットからバックステップで大きく距離を取り、あえてボイスコマンドでSAを使用する。

「【炎槍】」

 マッドスピリットの硬直が解け、こちらに這い寄って来るが、もう遅い。

 マッドスピリットに向けて放たれた炎槍は、人で言えば胸の辺りに突き刺さり、黒煙を撒き散らして爆発した。

 黒煙が晴れた水面には、マッドスライムの物よりも大きく、微かな輝きを持つ赤い結晶が落ちているのみだった。



「おつー。最後の凄かったね。あれ魔法?」

「ああ、魔術スキルのSA【炎槍】だ。実戦で使ったのは初めてだったけど、まぁまぁだな」

 しかし、威力は申し分無いが、やはり詠唱三秒はソロで使うには長すぎる。

 スライムより動きが早い相手では、詠唱完了前に攻撃を受ける可能性が高いし、攻撃を受けた際に詠唱をキャンセルされる可能性は、詠唱が長いスキル程高い。

 基本的に、神の力を借りて発現する神術スキルSAは詠唱が必要無かったり、あっても短い物が多いが、自らの魔力を以って現象を捻じ曲げる魔術スキルは全てのSAに詠唱時間が存在し、効果の高い物ほど詠唱が長くなる。

 相手の攻撃をかわしながら近接戦闘を行うスタイルであれば魔術スキルとの相性も悪く無いのだが、盾で防御する俺の戦闘スタイルには神術スキルのほうが相性がいいだろう。

「いいなー。私も魔法使ってみたいけど、ライカンは魔法系ステータス低いのよね」

 全てのステータスが平均的に高いノスフェラトゥと違って、ライカンスロープのステータスは近接戦闘、特にAGI、DEX、BALに特化した物になっているので、魔術スキルとの相性は悪い。

「使うだけなら出来るだろ」

「出来るけど、意味無いじゃん。ただ使うんじゃなくて、有効活用したいの」

「けど、魔法系ステが低いって言ってもエルフあたりと大差無いんだし、取ってみるのも悪く無いと思うけどな。低ステで使っても便利なSAも色々あるんだし」

「あーそっかぁ。確かにエルフと初期値は同じだもんね……神術じゃどうしても効果が偏るし、補助系SA増やしたいし、マナゲージ遊ばせとくのも勿体無いから、後で覚えようかな」

「使ってみて、やっぱり使えないと思ったら後々下げればいいだろ。スキル制なんだし」

「それもそっか。まぁとりあえず今は格闘術スキルの修行が先だけど。スタミナ回復したから行って来るね」

「ああ。わかってると思うけど次は……」

「わかってますー。ガイみたいに地味に戦いますー」

 まるで子供のようにべーと舌を出してマッドスピリットへと駆けていく。

「ほんとに大丈夫か、あいつ」

 どこか不安に感じながらも、木陰に座って盾防御の上から削られたライフを回復するために応急薬セットを使用する。


 確かにメリルの戦闘は先程とは打って変わって地味な物だったが、相変わらず見ていて心臓に悪い闘い方だった。

 剛速で振り回されるマッドスピリットの腕を、相手に密着した状態のままぎりぎりで回避してゆく。

 恐らく俺があえて避けずに盾で防御していたのと同じように、あえて紙一重で回避する事で、回避行動に影響する見切りスキルを上げているのだろう。

 しかし、回避行動に限らずメリルの動きはかなり様になっている。

 相手の攻撃を回避する、攻撃するのはスキルによるモーションアシストの恩恵で説明がつくが、相手の攻撃圏内に身を置いて紙一重で回避しつつ攻撃を叩き込むのは相応の経験が必要だろう。

「ラストォ!【マグナムフィスト】ッ!」

「あんな性格だし、リアルで格闘技の経験でもあるのかもな」

【マグナムフィスト】で殴り飛ばされたマッドスピリットが泥水に戻っていく傍らで、右手を天に突き上げて「勝ったどー!」などと叫んでいる。


 ご機嫌で戻ってきたメリルは、俺の隣に腰を下ろして水筒を取り出す。

 やはり格闘戦は衝撃ダメージのせいか倒すのが早い。

 こちらのライフゲージが完全に回復するまでまだ時間がかかるので、先程の事について尋ねてみた。

「随分戦いなれてるみたいだけど、リアルで格闘技でもやってたのか?」

 俺の隣に座って水筒を取り出したメリルは、俺の問いに驚いたように目を丸くする。

「うん、まぁ一応ね。中学までだけど空手やってたから。やっぱそういうのわかるもん?」

「いや、なんとなくな。やたら好戦的だし、リアルじゃバーリトゥード嗜んでますとか言い出しても不思議じゃないと思って」

 肩パンされた。

「けど中学までなのか。わざわざアトラスでも格闘術選ぶ位だったら、別に嫌になってやめた訳でもないんだろ?」

「うーん……辞めた時は完全に嫌になってたかな。自慢だけど、全国大会で優勝した事もあるんだよ。中学までは敵無しって奴ね」

 それはかなり凄いのではないだろうか。

 しかし胸を張るメリルの表情には一抹の寂しさのようなものがある。

「けど、まぁぶっちゃけるとね、私背が低いのよ」

 そう言うメリルの身長は百七十センチに僅かに届かない程だろうか。

「女だったら結構高いほうなんじゃないか?」

「そりゃこのキャラはね。ライカンは多少身長が高めに設定されるし、キャラクリの時も限界まで伸ばしたもん。それでこれなんだよ」

 リアルじゃこれくらいかな、と、メリルは自分の首のあたりに手をやる。

「なるほど、それは……低いな」

「でしょ?けど小学校の時まではよかったのよ。女の子は成長が早いっていうけど、私は特に早くて。小五の始めくらいには今の身長くらいはあったかな」

 つまり、小五から身長が伸びていないのか。

 それは確かに、女性と言う点を差し引いても、競技者、特に格闘技の選手としては辛い物があるだろう。

「小六くらいから、試合で戦う相手が全員自分よりおっきいの。それでも必死で練習してたから、負ける事は殆ど無かったんだけど、中学に上がったらそうもいかなくってさ」

「それで辞めたのか?」

「家族とか道場の先生は、試合の勝ち負けは重要じゃないって言ってくれたけど、やっぱ中学生くらいじゃそんなのわかんないじゃん。これまで勝ててた相手に、身長追い抜かれただけで負けちゃった時に、気が抜けちゃったんだよね」

「確かに、それは中学生には辛いだろうな」

「けど、辞めたはいいけど空手程熱中出来る物は無くってさ。友達に誘われて始めたネトゲなんかはそれなりにハマったけど、やっぱなんか違うなって思ってて……そんな時期にVRシステムが発売されてね。これだー!って思ったのよ」

 VRシステムによる仮想空間であれば、実際に身体を動かす感覚で操作出来るし、体格に関してはある程度手を加える事が出来る。

 体格に恵まれず選手の道を諦めたメリルにとって、VRシステムはさぞ魅力的な物だっただろう。

「……ん?中学までで空手を辞めて……その後VRシステムが発売……」

 中学生で辞めた、という事は高校入学を期に辞めたという事だろうか。

 そしてVRシステムが発売されたのは五年前。

「メリル、こんな事聞くのは気が引けるんだが……お前歳いくつだ?」

「は?何よいきなり……十九よ。もうすぐハタチになるけど」

 十九?もうすぐ二十歳?

「まさか年上だったとは……」

「え、そうなの?てっきりあんたはタメか年上だと思ってたのに」

「てっきり中学生くらいだとばかり……先輩だったんですね。失礼な口聞いてすいませんでした」

「ちょ、何よいきなり」

「マジ勘弁してください。あ、俺パン買ってきます」

「パンてなんだよ、その舎弟言葉をやめろ!」

 ズドンと鈍い音を立てて俺の腿にローキックがめりこんだ。


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