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拓海のホルン  作者: 鈴木貴
第4章 吹奏楽コンクールへ練習と準備の日々
99/132

99.吹部の厳しさと、帰る場所の温かさ

目が覚めたのは夜6時だった。

おなかが空いた。


母さんがいて、腹減ったというと

「朝帰りで寝て、起きたら夕食って何?」

と若干キレ気味だった。


「ごめんて。」

謝ると、母さんはぼそっと

「まあ、友達出来て良かったわね。顔、明るくなった。」

と言った。


そうかもしれない。


俺は思い出して、吹部の予定表のプリントアウトを母さんに


「お弁当、お願い。」


と言って渡した。


母さんの目が開いて

「毎日!朝から夜まであるの!?」

と驚いていた。


「うん、俺もここまでと思ってなかった。」

と言った。


母さんはわかった、と言って、予定表を冷蔵庫にマグネットで貼った。


藤井のお母さんと同じだ。


「そういえば、藤井君のおうちで何してたの?」


「何って…。」


「なんかごちそうになったとか…。頂いたとか。」


「あー、パジャマ用にTシャツもらった。

頂き物らしいけど、使わないからいっぱい溜まっていたんだって。

あと、朝ごはんでおにぎりと味噌汁とゆで卵と…。」


「思いっきりもてなされてきたのね…。」


「そうかも。」


母さんはカレーとサラダと水をテーブルに並べた。


友達と食べたコンビニ弁当も美味しかったけど

やっぱり家が一番だと思う。


食べ終わって、歯を磨き、お風呂に入ってまた寝た。


明日からまた練習が始まる。

コンクール当日まで休みは不規則に3日程度だ。


食べて寝る。

それ以外は部


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