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拓海のホルン  作者: 鈴木貴
第3章 吹奏楽部員として
77/132

77.高圧的だった警察が、今度はスカウトしてきた

※まだ第三者視点です。



黒沢と黒沢の母は7時半に校長室へ入り、中にいた校長先生に向かって

「おはようございます」と挨拶をした。


「ああ、黒沢さん、黒沢君、おはようございます。

またお時間をいただき、申し訳ありません。」


そう言って校長先生は頭を下げた。


黒沢の母も「いいえ、とんでもないです」と答え、頭を下げた。


校長先生は黒沢親子に椅子に座るよう促した。


その後、有岡先生、もう一人の担任の先生、生活指導の先生、内田先生が後ろに並んだ。


校長先生は黒沢の前に座り、話し始めた。


「もうすぐ警察の方がいらっしゃいます。

おそらく、サッカー部の2人から被害届を受け取り、こちらに来ることになるので、

多少厳しい質問が想定されます。

教員は全力でフォローしますが、

昨今『身内に甘い教育現場』と批判される可能性も考慮しなければなりません…。」


そう言い終えたところで、黒沢の母は冷静に答えた。


「大丈夫です。」






しばらくすると、ゴンゴン!と早く荒々しいノックがあり、

野太い男性の声で「失礼します」と言った後、ドアが開き、紺色のスーツを着た男性が2人入ってきた。


「おはようございます」と言いながら、胸元から警察手帳を取り出して見せた。


「昨日お電話しました、鶴花警察署少年課の近藤と申します。

こちらは生活安全課の和田です。

今回、こちらの学校の1年生、黒沢祥くんに対し、

同じく1年生の池田裕いけだゆうくんと吉川覚よしかわさとるくんが蹴られた件で、

学校で話し合いをしたものの決裂したため、

池田さんと吉川さんが親子そろって署にいらして話を聞き、被害届を出されました。

その流れで、こちらにお伺いさせていただきました。

こちらにいらっしゃるのが黒沢さんですか?」


黒沢の母と黒沢はそろって「はい」と答えた。


校長先生は立ち上がり、自身が座っていた椅子を警察の2人に勧め、自らは先生たちの列に並んで立った。


近藤さんと和田さんはそろって黒沢親子の目の前に座った。


近藤さんは強面で体格が大きく、

和田さんはどこにでもいるサラリーマン風の男性だった。


近藤さんは黒沢と黒沢の母の顔をじっと見つめた。


「これから話を伺いますが、同じことを何度もお聞きする場合があります。

面倒に感じるかもしれませんが、事実確認のためですので、ご協力をお願いします。」


黒沢親子は「はい」と答えた。


近藤さんは続けた。


「今回、黒沢君はなぜ池田君と吉川君に暴力を振るったのか、理由を教えてください。」


黒沢は答えた。


「ロッカールームで友達が執拗に絡まれていて、

さらには部活で使っている大事な楽譜、今度の大会で使う楽譜をその子から取り上げて破かれていたからです。

いきなり友達を二人でいじめて、大事なものを壊すのを目の前で見ていたら、つい…。」


近藤さんは「うん?」と目を見開き、顔を前に突き出した。


「ちょっと聞いていた話と違うなあ…。」


首をかしげて眉間にしわを寄せ、強面の顔がさらに強まった。


そこに和田さんが淡々と話に入った。


「池田君と吉川君からは、友達とふざけていたら、勘違いした黒沢君が暴力を振るってきた。

謝罪も軽く、反省もしていない、という話でした。」


黒沢は続けた。


「暴力を振るってしまい、池田君と吉川君、そしてそのお母さんたちに謝罪しました。

昨日家に帰ってからも母から

『重大な怪我をさせたり、後に障害が残ったり、ましてや打ちどころが悪ければ、

最悪の事態になって、多くの人に迷惑をかけたり悲しい思いをさせてしまう。

それは取り返しのつかないことだから』

と説教されて、昨日以上に反省しています。

感情に任せて浅はかな行動を取ってしまいました。

こんな事態になり、先生やクラスメイト、吹奏楽部やサッカー部、

多くの人に謝罪しなければならないと改めて反省しています。」


話す黒沢には、いつもの軽い雰囲気はなく、張り詰めた気持ちが伝わってきた。


聞いている有岡先生は涙をこらえていた。


(…黒沢…普段は学校も委員も部活も地道に頑張っている奴じゃないか。

こういう時、黙って見ていなければならないのか?

身内びいきだと言われるのだろうか?

私がその場にいたら、黒沢と同じ行動を取るかもしれない。

でも奴らは教員の前ではそんなことはしない。狡猾だ。)






そこへ黒沢の母が話し始めた。

先日と同じように鞄からスマホを取り出し、


「ちょっとこちらをご覧いただけますか?」


動画を再生した。


音量が最大になっていたのか、一瞬、校長室中に響いた。


―――

『不登校上がりでリア充アピールかよ。』

『ちょっと通してくれ。』

『先生と学級委員と、女子まで味方につけて、イキってんなぁ?』

『サッカーから逃げたくせに。』

『お前のせいでサッカー部、大変なことになってんだけど。』

『お前のせいで他の部員まで面倒くらってんだぞ。何とかしろよ。』

―――


黒沢の母以外は音量に驚いた。


黒沢の母は「ちょっとすみません」と言って、スマホを自分の手元に戻し、音量を調節して再生し直した。


…これは黒沢母の策略か?

有岡先生はなんとなくそう感じた。

『ちゃんと見ろよ』という圧力か。

それとも『鈴木の気持ちを感じろ』ということか?


「改めて、こちらを。」

そう言って最初から動画を再生した。


近藤さんと和田さんは動画を見ているうちに、表情が次第に困惑へと変わっていった。


先生が止めに入り、生活指導室へ連れていく場面で動画を停止した。


「…という状況です。

ちなみに動画には映っていませんが、うちの息子も髪の毛をつかまれ、

肩甲骨あたりを殴られています。」


そう言いながら、黒沢の母は黒沢のポロシャツと下着をめくり上げ、

肩甲骨あたりを見せた。湿布を剥がすと、青あざがあった。


「病院で診察を受けました。骨に異常はありませんが、動かすと痛みがあります。

もしかしたら若干筋を痛めているかもしれないと。

そうなると、全治3〜4週間です。

総合病院に行くかどうかも検討しましたが、

筋を詳しく見る検査には時間がかかり、治療も大差ないため、

とりあえず近くの整形外科で治療を続けています。


これから大事なコンクールがありますが、

楽器を構えたり演奏したりするときに若干痛みがあり、支障が出ています。」


そう話しながら、黒沢の母は鞄から新しい肌色の湿布を取り出し、

素早くあざの上に貼り、下着とシャツを戻した。


教員たちの間に緊張が走った。

黒沢は本当にやられていたのか…。


特に内田先生の目が鋭くなっていた。

その怒りはどちらに向いているのだろう?

サッカー部の2人か、それともコンクール前に怪我をした黒沢か?


和田さんが尋ねた。

「これ、撮影したのは黒沢君ですか?」


黒沢の母は即答した。

「情報源は守りたいので、明かしません。」


和田さんは食い下がった。

「うーん、この動画の状況で、黒沢君だけ映っていないのが不自然で。

身長や目線、角度から考えると…眼鏡をかけている人かな?」


黒沢の母は微笑みながら答えた。

「あら?事務的なご負担を瞬時に軽減できるように手配したつもりでしたのに。

ちなみに先生のご指導の記録も議事録にまとめてあります。ご一読いただけますか?」


そう言って、鞄からA4用紙をファイルに閉じたものを差し出した。


近藤さんと和田さんは2人でそのファイルを読み始めた。


近藤さんは言った。

「これは…いろいろ状況が見えてきました。

途中までは喧嘩両成敗かと思いましたが。

よくよく情報を照らし合わせると、池田君と吉川君が、

最初に鈴木君の所持品を故意に破っている…器物破損罪に該当する可能性がありますね。

さらにその後、黒沢君に池田君と吉川君が暴行を加えたようにも見えます。

ただその後、先生の聞き取りに応じて黒沢君はしっかり謝罪し、反省もしています。

先生もご指導されているようですね。

むしろ、状況を理解せずに、交換条件でサッカー部の活動緩和を要求するのは…

警察が今、利用されている状況かもしれませんね。」






黒沢の母は言った。

「うちの息子の分も診断書を取ってあります。

その気になれば、こちらも被害届や証拠として動画や議事録を提出して、ご判断を仰ぐことも考えましたが、

色々と大事な時期ということもあり、できるだけ速やかに、かつ穏便に進めたいと考えております。」


近藤さんは腕を組みながら、

「そうですね…」

と考え込んだ。


和田さんが尋ねた。

「こちらの映像と議事録、診断書をご提出いただくことは可能でしょうか?」


黒沢の母は答えた。

「映像に関しては、情報提供元を秘密にしてくださるとお約束いただけるなら。」


和田さんはすぐに了承し、

「わかりました。そうします。

話がかみ合っていないので、もう一度池田君と吉川君、それにお母さん方にも話を聞く必要があると思ったのです。

おそらく学校から話すよりも、第三者である警察からのほうが話を聞きやすいのではないかと思いまして。」


それを聞き、安心したのか黒沢の母は鞄からSDカードを取り出し、

「こちらに動画、議事録、診断書の画像が一式入っています」

と言って差し出した。


和田さんは「ありがとうございます」と受け取り、

すぐに自分の鞄からパソコンを取り出し、SDカードを差し込んで、動画の再生や診断書、議事録が表示されるのを確認した。


その後、SDカードを取り出して別のケースにしまい、パソコンを閉じて鞄に戻した。


しかし和田さんはしつこく黒沢に詰め寄った。

「これ撮ったのは君だよね?」


黒沢の母は静かに警告した。

「あまり詰め寄るようなら、今後は弁護士を入れて話を進めさせていただきます」


和田さんは慌てて謝罪し、

「すみません!

実は最近、学校でのいじめ相談の件数が非常に増えていて、

こうした客観的な状況証拠があると警察も対応しやすいんです。

しかし学校という特殊で閉鎖的な場所だと、証拠を掴むのが難しくて…。

それが原因で被害者が不登校や転校に追い込まれることもありまして。

本来なら加害者が責任を考えなくてはならないのに。

動画に映っている最初の男の子、黒沢君はこの子を助けるために動いたんじゃないですか?」


黒沢は下を向き、肩を震わせていた。

だが昨日とは違う震え方で、肩がすくんでいるようだった。


鼻をすすり始め、ぽたぽたと涙が落ちた。


「…そうです。吹奏楽部って男子が少なくて、

せっかく入った男子部員を大事にしたかったんです。

女子の圧力が強いので。

たくみん…鈴木君は優しくて、一生懸命で、ちょっと抜けてるけど、大事にしたい友達です。

あの時、鈴木君がロッカールームに行ったあと、

戻ってくるのを待とうと思って教室のドアを見たら、

サッカー部の2人が示し合わせたように後を追っていて、

あいつら前科があるからまた何かするつもりだなと感じて、

動画を撮りました。

ただ証拠を取るためだけに行ったのですが、

その光景を見て、思わず体が動いてしまって、動画を撮っていることを忘れてしまいました」


黒沢の母はため息をついた。


和田さんが尋ねた。

「どうやって撮ったんですか?」


黒沢は答えた。

「メガネです」

と言いながら外して和田さんに手渡した。


「ただの眼鏡に見えますし、どこにもカメラらしきものはありませんが…」


と言うと、黒沢は鼻あての部分を指差し、

「ここについています」


よく見ると、小さな穴が開いていた。


「よくあるスパイメガネだと、いかにもな穴がフレームについていて、すぐばれます。

でもこのサイズならカメラをつけた後、市販の鼻あてを上にかぶせて隠せます。

オンオフは耳のところを曲げるとスイッチが入り、伸ばすと切れます。

オンになると母の携帯のアプリに通知が来て、録画や画像転送が可能です。

カメラを買うと専用サイトからアプリを入れられます。

通販サイトや秋葉原で簡単に手に入ります」


和田さんは感心しながら説明に聞き入っていた。


先生たちも驚きを隠せなかった。




「何で言いたくなかったかっていうと、

僕は監視する役目を負わされるんじゃないかと思ったのと、

先生の行動を表に出しているって疑われたくなかったんです。

先生のことは信用しているから、そんなことはしないと思ってます。

あと、覗きとかの疑いをかけられるんじゃないかとも思ったからです。」


黒沢は泣きながら、そう話した。


和田さんは黒沢の目を見て、肩をぽんぽんとたたきながら、

「黒沢君、ごめんね。気持ちはよくわかったよ。

短時間で問題の本質にたどり着けそうだ。

よくやったんだよ。」

そう声をかけると、黒沢の目から大粒の涙がぽたぽたと落ちてきた。


「最初から言えばよかったんですね。

すみません…」

と黒沢は泣きながら謝った。


和田さんは優しく言った。

「黒沢君が謝ることじゃないよ。

むしろよくやった。本当に。

相手のお母さんたちに責められて、作戦とはいえ、しんどかったと思うよ。」


黒沢はしゃくりあげながら、さらに泣き始めた。


先生たちは、生徒をここまで追い詰めていたことに改めて心を痛めた。


その時、ノックの音と共に「失礼します」と鈴木が入ってきた。


鈴木が入ってくると、先生たちは勢ぞろいし、

知らない中年男性に詰問されて黒沢が泣きじゃくっている様子が目に入った。


「何で黒沢が泣いてるんですか!」


有岡先生は心の中で「ああ…ちょっと待ってくれ…」と思っている。


鈴木は一気に話した。

「先生、昨日、黒沢は大丈夫って言ってましたよね!

さっきクラスに行ったら、サッカー部の奴が俺に『今日警察が来て、黒沢逮捕だ』って言ってて、

吹部の子たちもパニックになってました。

来訪者名簿を見たら、黒沢のお母さんと鶴花警察署の人が2人、校長室に来ているって書いてあったので、今来たんです!」


怒りかパニックか、鈴木も泣き出していた。

校長室はカオスになりかけていた。


和田さんが言った。

「君が鈴木君だね?」


鈴木は涙と鼻水でキョトンとした顔で、

「はい…どうしてですか?」


和田さんは優しく続けた。

「鈴木君が伝えたいのは、自分を助けるために黒沢君が色々動いてくれたということだよね。

わかってるし、先生がおっしゃったことは嘘じゃない。安心していいよ。」


鈴木はなおも聞いた。

「じゃあ、なんで黒沢が泣いているんですか!」


近藤さんが説明した。

「今日は事実確認のために来たんだ。

学校で起こったことを確認するには校長先生の許可が必要でね。

まとめて情報を聞きたかったから関係者に集まってもらった。

それに鈴木君も、頑張って学校に来たんだね。良かったよ。

ここには助けてくれる大人がいるし、黒沢君のような頼もしい友人もいる。

中学時代にこういう付き合いができるのは宝物だ。大事にしなさい。」


黒沢が続けた。

「緊張が解けて涙になっただけだから、騒ぐことじゃないよ。

それより、教室で俺が逮捕されるなんて言われてるの?笑えるけど。

吹部の部員がパニック?それはちょっと気の毒だけど…」


そう言いながら内田先生を見ると、目が合った。


内田先生は怒りを抑えた声で言った。

「校長先生、サッカー部の2人、このままでいいんですか?

うちの部員を怪我させたうえに、噂で陥れるなんて、私も容赦しませんよ。」


校長先生はため息をつき、眉間にしわを寄せた。

そしてもう一人の担任の先生に向かって言った。

「池田君と吉川君を生活指導室へ呼んで。

それから、親御さんを至急呼んでほしい。

近藤さん、和田さんも同席していただけますか?」


もう一人の担任の先生は「わかりました」と言って職員室へ向かった。


近藤さんは答えた。

「かまいません。警察で改めて話そうと思っていましたが、

相手は思ったよりコントロールに長けているようですね。

わかりました。対応しましょう。

こういうのは早いうちに対処したほうがいいですから。」


校長先生は続けて頭を下げた。

「黒沢君、鈴木君、先生の力量不足で傷つけてしまい申し訳ありません。

黒沢君のお母様にも大変なご心痛をおかけして、重ねてお詫び申し上げます。」


さらに言った。

「君たちを処分や指導することはありません。安心して日常に戻ってください。」


黒沢も黒沢の母も鈴木も、ほっとした表情になった。


有岡先生は黒沢とその母に謝罪した。

「申し訳ございません」


黒沢の母は尋ねた。

「もう、ある程度解決の目処が立ったかと思いますが、どこかでお待ちしたほうがよろしいでしょうか?」


有岡先生は答えた。

「いいえ、警察が入ったので、ここから先は学校と彼らの問題です。

私たちがしっかり対応します。

それに、多大なご協力をいただき、本当にありがとうございます。」


黒沢の母は言った。

「こちらこそありがとうございます。では失礼します。」


そう言って帰っていった。





それを見送った有岡先生は、

「二人とも、もう少し落ち着いてから教室に戻ったほうがいいね。

カウンセリングルームなら今空いているし、教室からも離れているから。」


そう言って、二人をカウンセリングルームへ連れて行こうとしたところ、

校長室にいた近藤さんと和田さんが出てきて話しかけてきた。


「黒沢君、将来は警察官になることも選択肢に入れておいてほしい。

他に取られたくないし、早いうちに目指してほしいから、

高卒で公務員試験を受けてもいい。

大学に行くなら卒業してからでも構わないよ。」


黒沢は珍しく呆気にとられた表情を浮かべて、

「…あ、はい…」と返事をした。


二人の警察官はにっこり笑い、校長室の中へ戻っていった。


有岡先生は二人をカウンセリングルームに案内し、椅子に座らせた。


そして職員室からペットボトルの麦茶とクッキーを持ってきて、

ペーパータオルをどんと置きながら、

「二人とも、これ持ってトイレで顔を洗ってきなさい。

そのあとこれを飲んで食べて、気持ちを落ち着けてから教室に戻ればいいよ。

噂やパニックも落ち着くはずだから。」


そう言って部屋を出て行った。


黒沢も鈴木も、少し笑顔を取り戻していた。


有岡先生は次の戦い、生活指導室へと向かった。

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