識鏡録 46 決着
この作品は東方Project様の二次創作です。
※オリキャラ多数
※独自設定多数
※キャラ崩壊そこそこ
※投稿不定期
以上の点に注意してお楽しみ下さい。
宙に浮かぶ紅魔館の紅き光に照らされながら、両雄は対峙する。
「同胞よ。共鳴し、輝き、示したまえ! 我ら誇りたる概念の威を、今ここに顕現させん!」
神剣に導かれるまま、鏡也は高らかに唱える。
「神髄共鳴……! 鏡理……顕現ッ!」
数々の神鏡が、次々と顕現していく。
「フフフ、いいわね! 最高に楽しいわ!」
そう叫ぶと、レミリアは上空に浮かぶ紅魔館へと手を翳す。
「グングニル!」
その手にグングニルが顕現する。
「神気解放!」
神槍はその声に答え、全身から神気を放出する。
「鏡理剣……」
「神槍……」
「明鏡斬至ッ!!」
「スピア・ザ・グングニルッ!!」
数々の神鏡の神気を束ねて放つ一撃と、吸血鬼の膂力で投擲された神槍が激突する!
「フフフ! アハハ! 超えて……魅せろッ!」
レミリアは鬼気を放出して神槍を押し込む。
「ハァァァァッッ!! そこをォォォッ!! どけェェェェッ!!」
一瞬の拮抗は、鏡也が神槍を大きく弾き飛ばしたことで決着する。
「ッ!」
レミリアは瞬時に手を翳して神槍を呼び戻そうとするが……。
「させるかァァァァッッ!!」
だがそれよりも速く、鏡也がレミリアへ迫る。
「閃空……円斬ッッ!」
それは、エレインに比べれば遥かに稚拙な一撃だったかもしれない。
だがそれでも、確かにレミリアにとどいた。
「見事……!」
神槍がわずかに間に合わず、レミリアは袈裟懸けに斬り裂かれた。
そのくらいの傷は一瞬で再生するが、真正面から打ち破られた以上、負けを認めないわけにはいかないだろう。
レミリアが賞賛の言葉を続けようと、口を開いた時だった。
「ぁ……」
既に再生を終えたレミリアの目の前で、鏡也はフラリとよろける。
数々の神鏡と共に、神剣と背鏡も顕現をといて融けるように消えていく。
「ん?」
そのまま、鏡也は糸が切れたかのように墜落していく。
「気絶してる!? ……神気を吸収し過ぎたか!」
レミリアは急降下して鏡也を受け止める。
「戻りなさい! 紅魔館!」
レミリアの号令で、紅魔館は元の場所へ向けて動き出す。
「フフフ。介抱だったわね。いいわ。献身的に、徹底的にしてあげる。髪の毛1本に至るまで完璧に治してあげるわよ?」
レミリアは鏡也に顔を寄せると、囁くようにそう言ってとても楽しそうに微笑むのだった。




