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東方二次創作【識神譚】  作者: 遊鑼鳴世
第一章 識鏡録
46/77

識鏡録 45 第三ラウンド《変調》

この作品は東方Project様の二次創作です。

※オリキャラ多数

※独自設定多数

※キャラ崩壊そこそこ

※投稿不定期

以上の点に注意してお楽しみ下さい。

鏡也とレミリアの闘い。そのギリギリの膠着状態は、レミリアのふとした気付きによって崩れ去る。


「……そうよ。鏡に映らなければよいのなら……」


「ッ!?」


鏡也は背後に殺気を感じ、勢いよく振り返った。

鏡也の背後には背鏡リグウェルパルファムがあり、背後に回る相手にデバフを与える……はずだったのだが。


「当たりね?」


そう耳元で囁かれ、背中に冷たいものが走る。


「なんッ!?」


反応は間に合わず、鏡也は痛烈な蹴撃をくらってしまう。


「へぇ……。今のでも倒れないのね」


リグウェルパルファムの裏鏡は、映る相手の動きを阻害する。

背後に回れば、レミリアもそれを避けられないはずだった。


「……どういうカラクリだ……?」


リグウェルパルファムは相手を映さないと効果を発揮しないという制限がある上、その効果はとても激的とは言えないものだが、その代わりに防ぐことが極めて困難になっている。

とても予備動作無しに防げるものでは無いのである。


「簡単なことだわ。聞いたことは無いかしら? ()()()()()()()()()()のよ」


それは、吸血鬼の数々の特徴の一つだ。

レミリアには十字架が効かないように、彼女程の吸血鬼になれば、ある程度種族特性をおさえることが出来る。

鏡に映らないことは今まで特にメリットにならなかったため、映るようにしたまま今まで忘れていたのであった。


「なるほどね……」


背鏡リグウェルパルファムのデバフが無ければ、背後からの攻撃への対処が難しくなる。

しかし単純に鏡に映らないとあっては、対処のしようがない。


「どうしたものかな……」


そう呟きながら、鏡也は鏡理神剣アクルパルファムが発する神気を身体に取り込んでいく。


「……そんなに神気を吸収して、大丈夫なの?」


レミリアも思わず心配になる量の神気を、鏡也は既に取り込んでいる。

そもそも神気などというものは人間族の身体には過ぎたもののはずなのだ。


「さてね。ダメだったら介抱でもしてくれ」


そう不敵に微笑み、神剣を構える。


「さて……。次で多分、最後だ」


そろそろ限界だ。勝つにしても勝てないにしても、次の一撃に全てを込めるしかない。


「いいわ。来なさい……!」

お待たせしました。鏡也VSレミリアの闘いの決着は近いです。

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