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東方二次創作【識神譚】  作者: 遊鑼鳴世
第一章 識鏡録
3/71

識鏡録 02 昼食の後で

この作品は東方Project様の二次創作です。

※オリキャラ多数

※独自設定多数

※キャラ崩壊そこそこ

※投稿不定期

以上の点に注意してお楽しみ下さい。


◆登場人物紹介◆


博麗霊夢

種族:人間族♀。年齢:17歳。

血統能力:源の聖眼

技能権能:闘気

程度の能力:宙に浮く程度の能力

得意とする霊術:神道術

たまに使う霊術:法術、陰陽術

◆原作主人公にして本作主人公。百代目博麗の巫女。


博麗霊奈

種族:人間族♀。年齢:14歳。

血統能力:源の聖眼

程度の能力:宙に浮く程度の能力

修行中の霊術:神道術

◆霊夢の妹でしっかり者。


伊吹萃香

種族:鬼人族♀(原種)。年齢:最低15万歳以上。

血統能力:鬼気、鬼道法、鬼神憑依

技能権能:闘気、剣気、鬼王覇気、縮地、超威圧、闘包霊力

程度の能力:粗と密を操る程度の能力

得意とする霊術:鬼道術、妖術

たまに使う霊術:仙術、召喚術

◆かつて《鬼王三童》と畏れられた伝説の鬼の一人。博麗大結界成立後初期は妖怪の山四天王の一人でもあった。衆目の一致する所、幻想郷最強の一角。かなり博識。

「ごちそうさま! 美味しかったわ」


「ふふふ。ありがとー」


昼食を摂りおえた霊夢は神社の掃除にむかう。

一応は神器のはしくれらしい《博麗の衣》は汚れても放っておけばそのうち元に戻るので、霊夢は汚れやすい外の掃除を担当していた。


霊奈は食器を洗ってから内の掃除をすることになる。霊夢が人里などへ行っている際は両方霊奈がやることになるのだが。


「ちょっと萃香ー! いるんでしょー!? 掃除手伝いなさいよー!」


倉庫の入口付近に置いてある箒を取りつつ、奥にむけてそう声を張る。


「やれやれ。人使いの荒い奴じゃ」


奥から姿を現した萃香は、本体ではない。

萃香は能力で自分の力を割いて分霊体を作れるので、搾りかす程度の力を割いた分霊体をよこしたのである。

普通、密度を操ったとしても分霊体など作れるわけがない。『能力が観念的な所までおよぶ』というのはこういうのを指しているわけだ。


「面倒がらずにもっと分身出しなさいよ」


搾りかす程度でも、掃除くらいならたやすくこなせる程の膂力はある。よく考えれば恐ろしいこと……なのだが、霊夢は特に気にしていない。


「腹が減って力がでぬわい」


流石に長生きしているだけあって皮肉が上手い。しかし霊夢も負けてはいなかった。


「酒でも飲んで膨らませればいいじゃないの」


萃香は伊吹瓢という無限に酒が湧き出てくる(やや誇張)瓢箪を持っているので、常に多少酔っているのだ。


「……その減らず口に免じて、もう1体だけ出してやろう」


「えー? 1体だけー?」


「やかましい。さっさと掃除せよ」


「はいはい。わかったわかった」


「はいは1回じゃ!」


「はいはいはいはい」


2人の視線が交錯する。


「……どうやら躾が必要なようじゃな……?」


「やれるものならやってみなさいよ。いつまでも負けっぱなしの私じゃないわよ?」


一触即発の状況だったが、神室の掃除にむかう途中だった霊奈が通りかかる。


「2人とも、喧嘩は掃除が終わってからね? それとお外でやって来てね。神社壊れちゃうから」


にっこりと笑ってそう言う霊奈を見て、霊夢は青ざめた。霊奈を怒らせると、絶望の刑罰(ごはんぬき)が待っているのだ。

霊夢はすみやかに掃除にとりかかった。

勝ち誇った表情の萃香はウザいが、ご飯抜きに比べれば大したことではないと自分に言い聞かせて無視する。

萃香の能力ならば、このタイミングで霊奈が通りかかることもわかっていただろう。つまり霊夢はまたしても萃香に完敗したのであった……。

しばらくは日常回です……多分。


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