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永代勇者と光柱
500年以上も前、世界のある国に一つの大きな光柱がたった。
その国の名は、ニホン。
その光柱は昼も夜も消えることなく輝きつづけていた。
人々は光柱に近づいた。
はじめに、名乗り出た若者たち100名が光柱に入ることになった。
この勇気ある若者たちは永代勇者、初代フェリオと呼ばれるようになった。
3ヶ月後、光柱に入った勇者は、無事に全員戻ってきた。
ある1人の勇者は言った。
「光柱の中には灰色の道が永遠につづいていた。」
また、ある勇者は言った。
「世界は変わる。」
その言葉の通り永代勇者たちが帰還してから2ヶ月が経ったとき、ある異変が起き始めた。
日本に住む人間の多くが光柱と同じ光を発し始めた。
人々は3日間輝き続けた。
また、光柱は3日後に消えた。
光柱に入った永代勇者たちは言った。
「ついに、始まった。地球上の人々は強大な力を持つこととなる。摩訶不思議な夢のような力を。」