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庶民特待生となった僕は、名門学園に通う美少女達から愛されまくる!  作者: 寝坊助
第3章 うずまく陰謀! 拓夢出生の秘密!
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㊴デートしようよ

「それはそうと拓夢くん。わたしとのデートの約束、考えてくれた?」


 桜は上機嫌にそう尋ねてきた。

 日頃、桜からお世話になっている拓夢は、ご褒美にデートをしてあげる約束をしていたのだった。もちろんプラン、エスコートを含めて全て拓夢主導だ。

 なので、その進捗はどうなのかと尋ねたのだが、


「あ、その件ですけど……今度の休日って空いてます?」


「うんうん!」


 拓夢の質問に、桜は嬉々として頷く。


「じゃあ、『チェリー・ブロッサム・ハイランド』ってとこでどうですか?」


「チェリー・ブロッサム・ハイランド……?」


 なぜか桜は、きょとんとした顔でオウム返しをした。

 その様子を見て、拓夢もまた首を傾げた。

 チェリー・ブロッサム・ハイランドといえば、若者に絶大な人気を誇る、国内でも最大級のアミューズメント・パークだ。それなのに、桜の反応はなぜか微妙だ。


「あの、イヤだったら、別の場所にしても……「そんなことないッッ!!」」


 拓夢の提案を、桜は大声で制止した。


「あの……嬉しいよ。拓夢くん、ありがとね……」


 そう言うと、太もものあたりで指を組み合わせ、もじもじした。

 デートの予定を聞いただけで頬を赤らめるなんて、まさに恋する乙女。

 こんな風に女の子とデートする日が自分にも来るとは。しかしながら女性アレルギーがあるので体に触れることは出来ない。自分の体質に、今日ほど後悔した日はなかった。


 しかしながら、ここまで楽しみにしてくれてる桜の為にも、当日は精一杯ホスト役を務めよう。


「じゃあ、今度の休日、13時に。場所は、現地集合ってことで。いいですか?」


「うん! 楽しみにしてるからねええええぇぇええええええッッ!」

 

 食堂中に響き渡るような声で返事をする桜に、拓夢もまた微笑みで返すのであった。

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