2話 物々交換をしてみよう。
アマミと名乗った女は、手で俺に少し待っていろと合図して森の中に消えた。それから暫く待つと何やら見慣れない生き物を持って戻って来た。
「提高这个,另外你烹调的东西发出美味不是好译」
(これをあげるわ、べっ…… 別に、アンタが作った物が美味しかったからじゃないんだからね)
ハマグリが旨かったからお礼をしたいと解釈すればいいのだろうか?
そんな照れくさそうに語るアマミを見ていると、もっと喜ばして見たいと言う気分になった。なんと言っていいか分からないが、コロコロと変わる表情は俺を幸せな気分にさせてくれるんだ。とにかく彼女の属する部族と交易を持ち、末永く付き合いたいものだな。
「मैं यह आभारी हूं । वैसे, वहां किसी भी चीजें आप वस्तु विनिमय कर सकते हैं? मैं कुछ है कि खराब नहीं है चाहता हूं 」
(これは有難く貰っておこう。所で何か物々交換出来る物はないか? 出来れば腐らない物が良い)
「因此不明白说在什么」
(だから何を言って居るか分からないわ)
何を言っているか分からないか、取り合えず物々交換をして細かい希望とかは段階的にするしかないか。物々交換をどう身振り手振りで伝えたら良いだろうか。俺は先ほど食ったハマグリの貝殻と地面に落ちて居た石をアマミとの間に置き、入れ替えたりして説明してみた。
そうしたらアマミは少し考え込み、理解したのか帰っていった。何を持って来るか楽しみでは有るが、普通に食い物の交換にしておけば良かったかな。まあ、アマミは善良な人物だと思うので悪い様にはならないだろう。
俺も一度集落に戻り何か交換出来そうな物を探そう。
「ただいま親父、何か小動物を貰ったがコレは食い物か?」
「そんな物は喰ってみれば分かるだろ」
それはそうだな。取り合えずこの耳の長い小動物の皮を剥いで焼いて見るか。喰って見ると食べ応えは有るが食えない程ないと言う味だった。これなら魚の方が旨いな。
「なあ、親父何か物々交換に適した物は無いか」
「ん、何だこの前言っていた女に贈り物か? だったら貝殻を加工した装飾品がいいんじゃないか?」
「贈り物じゃなくて、交易品だよ!!」
「がっはっは、そう言う事にしておいてやる。艶の有るタカラガイで首飾りを作ってやる。おお、そうだイモガイで作った腕輪が有るからそれも持っていけ」
親父は俺の言葉を聞いてくれなかったが、貝殻の装飾品は良いかもな。きっとアマミにも似合うだろうなぁ。いかんいかん交易品だと言うのに、アマミが装飾品を見に付けて居る姿を想像してしまった。
言葉が通じない環境でツンデレを書くとこうなります。