基本のクッキー、とりあえず6種類(ココナッツ、白ごま、チーズ、コーヒー、抹茶、チョコ&ナッツ)
さぁ、クッキー生地を作ろう。
割合は単純。小麦粉:バター:砂糖の割合は、2:1:0.5。
バターはあえて、無塩バターと有塩バターを合わせて使う。無塩はクラブ社、有塩はスノー社のもの。
無塩バターのみで作ったクッキーは、味がきれいすぎて何か物足りなかった。なのでちょうど好い雑味を入れるために有塩バターと合わせて使う。
まずは、チョコ&ナッツ以外のクッキーから。
基本は同じ。
室温に戻したバターを、ホイッパーで白っぽくマヨネーズ状になるまでよく混ぜる。
砂糖投入。
すり混ぜつつ、最終的にはホワッホワのホイップクリームぐらいになるまでよく空気を含ませておく。サクサクの軽い食感に仕上げたいので、ここで手を抜いてはいけない。
――これを薄切りしたフランスパンに塗って焼いても、最っ高においしい……けど、誘惑に負けてはいけない。我慢我慢。
溶き卵は、いっぺんに入れず少しずつ垂らしながら。入れている間は絶えずホイッパーで混ぜ合わせる。ここで分離してしまったら台無しになるので、ここはさすがに気を遣う。
ホイッパーをへらに持ち替え――シリコンのヘラの弾力が好みである――て、粉を一気に篩い入れる。薄力粉は、きたほなみブレンドがお気に入り。粉はそれぞれ、ココナッツパウダー、白ごま、チーズ、コーヒー、抹茶をブレンドしておく。コーヒー用にバニラ生地も用意しておく。
ここから根気よく、ひたすらヘラを縦方向に切るようにして生地を纏めていく。たまにボールの縁や底の粉をすくい上げながら。
しばらくすると、生地がポロポロと粒状になってくる。これでOK。
ビニール袋を逆さに手に被せて、手のひらで生地を押すようにしてひとかたまりに纏める。但し、押しつけすぎ注意。あくまでポロポロ感は残す。手早くしないと、体温でバターが溶け出すのでこれも注意。
ある程度纏めたら、ビニール袋の口を閉じて冷蔵庫へ。
生地を約30分寝かせる。
その間に、次の生地へ移る。
さて、次にチョコ&ナッツ生地。
これは生地に溶かしたチョコレートを練り込み、本当にチョコレート生地。
ココアパウダーだけとは違って、口に入れた時のチョコレートの風味が広がるのが堪らない。
チョコレートを練り込むので、食感はサクッというよりは少し堅い食感になる。
入れるナッツの種類を代えて、何種類か用意する。
寝かした生地を冷蔵庫から出し、成形。コーヒー生地は、バニラ生地とでマーブル柄にする。
ぴっちりラップでくるんだら、種類ごとにジッパー袋に入れて冷凍庫へ。
一晩寝かせる。
翌日。
焼く30分前に冷蔵庫へ。
オープンを180度に温める。
5ミリ厚に切ったクッキーを天板に並べ、いざ焼成。