その日僕は、
キル 58 デス 0 ヘッドショット 48
この記録はとある男のFPSの戦争ゲームの記録である。
「つまんない。このゲームもまた週間一位かよ。」
この男、「山下 コウキ」は引きこもりである。
部屋にあるものは全て銃に関係したものだった。
そうこの男は銃オタクだった。
男のやるゲームは全て銃を扱うゲームだった。
「やっぱり使うのは『アキュラシーインターナショナル AS50』だよな。まぁやっぱりこの武器は、遠距離から正確に相手を仕留められるからいいんだよね。あっでも近距離戦だったらやっぱり、『F-2000』なんだよなー。・・・よし決めた。ここは初心に帰ってハンドガンの『コルト・ガバメント』に決めた!」
さて次の試合は・・・
「グ〜」
そういえば今日朝から何も食べてないな。
今は、昼か。おーい母さんー昼飯!
ーーーーーしーんーーーーー
「あっそうか今日母さんいないんだっけ。
自分で作るか。」
しかし、冷凍庫、冷蔵庫、共に全滅、買い置きしている棚の中にも何もなかった。
「はぁ、しょうがない買いに行くか。」
自分的にはサイフにお金が入っている方だった。
まぁ家に引きこもっているからである。
青いパーカに身を包みスマートフォンを右ポケットに入れ、イヤホンを耳にして家を出た。
お気に入りの『ゼフンイレフン』につき。
「さてと、とりあえずおにぎりだけでいいか。」
「おにぎり二個250円になりまーす。ちょうどお預かりいたします。」
「レシートもらいます。」
「かしこまりました。ありがとうございましたー」
『ゼフンイレフン』から出て家に向かって歩いていた。
しかし、近くを歩いていた少女に車が突っ込んできた。
それを見た俺は、その少女を突き飛ばし。そして自分はずっとゲームでやっていた回避(前転)で車を避けようとした。
案の定俺は車に引かれて死んだ。