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「老い」の正体とは「感度の低下」なのではないか?

作者: エンゲブラ
掲載日:2026/04/17

この国は、若さに対し、一種の「信仰」のようなものを持っている。

「若さこそが至高」―― であるかのように語られる国。

いい歳したおじさんや、おばさんが「何歳に見えるか」を毎日競い合う。


このような光景を見ていると、若さよりも、精神的未熟さに目が行くわけだが、こういった考え方もまた、個人的な老いなのだろうか。


筆者の考える必要な若さは、魂の若さか。

魂の若さは「魂の感度」と言い換えてもよい。

いつまでも若々しいオーラを発する人々は、この「感度の摩耗」が少ないひとのように思える。身体的なそれもだが、精神的な感度は重要だ。


最近、よくこどもの頃を思い出す。

現在の目で見ると、非常にちっぽけな世界。

だが、その小さな世界が、なぜ、あれほど美しく見えたのかと。


歳を取ると、何事にも「馴れ」を生む。

その馴れが、この世界を陳腐なものへと変えているのではないのか。


世界は、そこまでは変化していない。

変わったのは、自分自身の方である。

だが、ひとは自分を中心に世界を見る。

だから変わったのは、世界の方だと錯覚する。


世界をもう一度「よく味わう」。

舌に載せ、よく噛み、ちゃんと消化する。

若さを取り戻すというのは、おそらくそういうことなのだろう。


丁寧に生き直す。

出来れば、発する言葉も丁寧に。


雑に生きることが、最も老化を加速させる手段であるとも、言い換えられるかもしれない。

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― 新着の感想 ―
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