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The Glimmer Man ─グリマーマン─  作者: 琥珀 大和
PSY.2 Escape From Stargate Project

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78/80

Episode.78

余談だが、女性の能力者に対しても同じ者たちが交代による24時間体制で監視を行っており、そういった意味でプライバシーは尊重されていない。トイレやシャワールームにもカメラが設置され、有事にはサーモグラフィから切り替えて映像を見れるとのことだ。


人権団体や女性団体から猛抗議を受けそうだが、能力者の存在は世間一般には知られていないため難しいところである。


因みに、かつて収容されている女性能力者に、性的な意味で手を出そうとした複数の職員がいた。しかし、彼らはそろって悲惨な末路をたどっていることは言うまでもない。


被害を受けそうになった女性の能力で、体の一部分を吹っ飛ばされて男性として再起不能になっているらしい。当然のことだが被害者は罰を受けず、加害者の職員たちは施設の存在を秘匿するために薬物を射たれて廃人にされたそうだ。


施設内の犯罪については治外法権と呼べるが、その反面能力者を相手にすると苛烈な反撃が待っている。当然の報いといえばそれまでだろう。


制御室の壁一面に並べられたモニターがあり、そこにはサーモグラフィによる画像が映し出されていた。その多くはベッドに横たわり睡眠をとっているように見え、一部の者たちは床に座禅を組むような体勢で微動だにしない。


寝ている者も座禅を組んでいる者も、そのうちの何割かは何かに意識を集中しているのだろう。


管制室にあるセンサーでは能力の発動は示されていないが、俺と同じように隠蔽し念視や念聴に意識を割いている可能性があった。


館内放送のマイクをONにする


「施設にいる全能力者に告ぐ。俺は被検体8号だ。この施設は制圧した。間もなく全個室のロックを解錠する。施設職員、及び警備員のほとんどは無力化した。逃げたい者は各自の責任で好きにすればいい。以上だ。」


マイクをOFFにしてひと息ついた。


イーリスを送り出した時の疲労感は大きく、精神的にもかなりの負担があったのを感じる。


時空を超えるということは、多大な力を要するということだろう。疲労感がすごいが、成功したかどうか確認できないところが残念だ。


主要な通路を映し出すモニターがあったので、そちらを見て不測の事態が起こる可能性がないか確認する。


俺が気づいていないだけで、他にも施設職員がいないとは限らない。むしろ、いない方が有り得ないとも思っていた。






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