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The Glimmer Man ─グリマーマン─  作者: 琥珀 大和
PSY1. I Am Number Eight.

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Episode.2

想定よりも随分と早いタイミングだ。


誰かが例の部屋に出入りするまでは清掃員のフリをする必要があったのだが、どうやら掃除をしなくてもよくなったようでありがたかった。


すぐに業務用エレベーターへと向かう。


清掃会社の事務所からスキミングして複製された磁気カードを使って、エレベーターを起動させる。


このビルはセキュリティがそれなりにしっかりとしているため、こういった事前準備は怠れない。とはいっても、俺が準備したわけではなく、現在所属している会社(・・)から時限的な備品として支給されているに過ぎなかった。


磁気カードの複製程度では、特異な能力など必要とされない。いや、厳密には能力を使った方が簡単にクリアできることなのだが、そんなことにまでいちいち使っていられないといった方が正しいだろう。


超能力は広く一般にその事実を公開されてよいものではない。ただでさえ、野良の超能力者(ホルダー)が犯罪を起こすケースが稀に出ている。


警察や検察といった行政、司法機関も無能ではない。不可思議な超自然現象であっても、同じ事例が増えれば偶発的な事故や事件としては疑問視されてしまう。


だからこそ、そういった対象者を独自で取り締まり、監視や拘束、指導や教育を行う組織が存在する。


国家的な組織ではあるが、取り締まる対象が対象だけに、警視庁の公安部や各都道府県警の警備部以上に秘密裏な団体なのだ。




目的のフロアに到着し、エレベーターホール前にあるセキュリティゲートに近づいた。


このフロアは区分けされておらず、ひとつの会社が貸し切っている。


会社名はオンデマンド・セキュリティ・カンパニー、表記名ODS Corp.と、業種業態をそのまま現している外資系企業だ。


民間企業はもとより、官公庁にも独自のセキュリティ・システムを導入して、規模を拡大している急進的なブランドである。


そのシステムの特徴はハード面にあり、指紋認証など、人体と接触する部分に独自のオートクリーニング機能が搭載されていた。


そのため、セキュリティを解除できる誰かの指紋をコピーしようとする場合は、実際に指紋認証が実行されてから一定時間内に行う必要がある。


先ほど通信で知らせてきたのは、外にいる同僚である。監視カメラにハッキングすることにより、対象の部屋に人の出入りがあったことをモニタリングしているのだ。





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