表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

The Glimmer Man ─グリマーマン─

作者:琥珀 大和
大国と呼ばれる国々では、1950年代初頭から長年に渡ってひとつの研究に膨大な資金が投入されてきた。

学問では超心理学といわれ、有識者からはオカルトと批判されるようなパラノーマルな研究だ。

すなわち、ESPやサイコキネシスなどと呼称される超能力である。

1960年代以降にはサイバネティックスと呼ばれる学問も成立し、人間と機械のシンクロを解き明かす科学的試みも実施されてきた。

1980年代後半には日本が誇る世界的なコングロマリットが超能力研究所を開設し、透視能力やテレパシー、気の科学的な検証などを行っていたことを知る者も多いだろう。

現代において、超能力というものはフィクションの世界ではテーマとして取り上げられることも多いが、現実社会のニュースとしては記事として記されることがほとんどない。

生まれつき高いIQ値や才能を持つ者は、天から才能を授かったとしてギフテッドと呼ばれる。近年ではメディア露出の多いパワーワードだが、彼らこそが超能力者なのだろうか。

答えは否である。

超能力は過去には神通力とも呼ばれていた。しかし、実際には天や神から授かった能力ではなく、先天後天問わずに脳や遺伝子の突然変異で現れる能力との見解もある。そして、それは鍛錬や思考により、複雑なロジックを形成して昇華を可能とするものだと考える学者たちも存在した。

その理論から、一部では超能力者はホルダーと呼称されている。

一般的な視点から考えると、ギフテッドに比べて超能力者のメディアへの露出が極めて少ないことに疑問を感じる者もいるだろう。

では、超能力の研究は衰退したのだろうか?

これも答えは否である。

それらは国家機密として厚いベールに包まれながらも、様々なレベルで国家安全保障の名目において継続されてきた。

数万、数千万にも及ぶ実証実験。

そして、禁忌とされる人体改造や脳機能への介入など、倫理から外れた研究が行われていることを知る者は稀である。

その研究の結果、生み出された超能力者のひとりが、閉鎖的な日々に辟易して研究施設から逃走を決意した。

彼を待ち受けるのは過酷な未来か、それとも心躍る至福の人生だろうか。





PSY1. I Am Number Eight.
Episode.1
2024/05/30 22:59
Episode.2
2024/05/30 23:00
Episode.3
2024/05/30 23:13
Episode.4
2024/05/30 23:21
Episode.5
2024/05/30 23:28
Episode.6
2024/05/31 00:30
Episode.7
2024/05/31 02:01
Episode.8
2024/05/31 02:52
Episode.9
2024/05/31 04:14
Episode.10
2024/05/31 04:59
Episode.11
2024/05/31 06:07
Episode.12
2024/05/31 07:38
Episode.13
2024/05/31 10:42
Episode.14
2024/05/31 19:52
Episode.15
2024/06/01 00:23
Episode.16
2024/06/01 02:27
Episode.17
2024/06/01 05:41
Episode.18
2024/06/01 07:47
Episode.19
2024/06/01 09:55
Episode.20
2024/06/01 21:33
Episode.21
2024/06/02 05:39
Episode.22
2024/06/02 07:09
Episode.23
2024/06/02 14:59
Episode.24
2024/06/02 22:21
Episode.25
2024/06/03 06:20
Episode.26
2024/06/03 16:48
Episode.27
2024/06/04 10:59
Episode.28
2024/06/04 12:43
Episode.29
2024/06/04 22:05
Episode.30
2024/06/05 05:31
Episode.31
2024/06/05 12:38
Episode.32
2024/06/05 18:01
Episode.33
2024/06/06 11:53
Episode.34
2024/06/06 12:13
PSY.2 Escape From Stargate Project
Episode.35
2024/06/07 04:12
Episode.36
2024/06/07 10:14
Episode.37
2024/06/07 19:03
Episode.38
2024/06/08 03:31
Episode.39
2024/06/08 08:47
Episode.40
2024/06/08 08:54
Episode.41
2024/06/08 22:18
Episode.42
2024/06/09 08:38
Episode.43
2024/06/10 10:44
Episode.44
2024/06/10 22:19
Episode.45
2024/06/11 08:07
Episode.46
2024/06/11 22:20
Episode.47
2024/06/12 09:03
Episode.48
2024/06/13 13:21
Episode.49
2024/06/14 06:41
Episode.50
2024/06/15 07:08
Episode.51
2024/06/15 11:56
Episode.52
2024/06/16 04:15
Episode.53
2024/06/16 05:37
Episode.54
2024/06/16 10:05
Episode.55
2024/06/17 12:28
Episode.56
2024/06/17 12:35
Episode.57
2024/06/18 07:52
Episode.58
2024/06/18 08:00
Episode.59
2024/06/18 22:17
Episode.60
2024/06/19 12:41
Episode.61
2024/06/19 22:15
Episode.62
2024/06/21 07:25
Episode.63
2024/06/21 09:03
Episode.64
2024/06/22 06:10
Episode.65
2024/06/22 18:17
Episode.66
2024/06/23 10:29
Episode.67
2024/06/24 13:09
Episode.68
2024/06/25 11:50
Episode.69
2024/06/25 12:12
Episode.70
2024/06/26 12:04
Episode.71
2024/06/26 22:19
Episode.72
2024/06/27 12:41
Episode.73
2024/06/28 06:15
Episode.74
2024/06/28 06:26
Episode.75
2024/06/29 06:59
Episode.76
2024/06/29 07:09
Episode.77
2024/06/29 07:17
Episode.78
2024/06/30 12:04
Episode.79
2024/07/01 13:12
Episode.80
2024/07/02 13:18
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ