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流れ魔弾と救国の英雄  作者: 天木蘭
序章:英雄被弾
7/96

法廷議事録:救国の英雄殺し

事件名:救国の英雄殺し

・分類:人013


裁判日時:十と三の日 十二と三十の時

・被害者:ソーラ=ケメロニカ ヒト族

 出身:マルア国 シカロコ村

 所属:戦闘門陸圏管 英雄

 死因:左胸の魔力循環器を撃ち抜かれた事により

    生命維持活動を停止


・被告人:シマバキ=ガトレ ヒト族

 出身:マルア国 トレンタの町

 所属:戦闘門陸圏管 第五小隊

 容疑:被害者の胸を軍貸与の魔道銃で銃撃。

    被害者を死に至らせる



事件概要:正透門の調査記録による

・十と一の日 十の時

 妖魔の侵攻を防衛する為の作戦が発動。

※作戦詳細においては戦闘門にて資料をまとめている。完成後に添付を予定。

・作戦中、被害者は上空から地上に向けて降下を実施。その際、被害者は「やめろ」と発言。

・その後、被告人が妖魔に向けて放ったと申告している魔弾が被害者に直撃。被告人を除き目撃者は三名。

・目撃者三名にて被告人を拘束し、小隊兵長への報告と医圏管師の要請を実施。駆け付けた医圏管師が魔力中枢を負傷した被害者の処置を試みるも、魔力損失による被害者の死亡を確認。



裁判員

・裁判長:正透門頭 アミヤ=パルト

  裁判官:戦闘門頭 コゲツ=アンダル

      衛生門頭 サジ=レイカン

      会計門頭 コクコ=リン

      究謀門頭 ピューアリア

      交報門頭 エインダッハ

  議事録:跡書管 セキバ=シサワ


議事録

・被告人は容疑を否認。医圏管による殺害仮説を提唱するも棄却。

・凶器として使用された魔道銃に改造の痕跡はなし。

・裁判官らの意見相違、及び傍聴席にいたマルア国の第四王子ネッセ=クロアレンからの異議により、被告人に三日間の猶予が与えられ閉廷となる。

・サジ=レイカン衛生門頭から呼称の統一提案あり。エインダッハ交報門頭にて検討する事を容認。

・アミヤ=パルト正透門頭により、被告人シマバキ=ガトレに階六次閲覧権限と階五次問診権限を付与。



関与権限

・部外者による本資料の閲覧には階五次以上の閲覧権限、あるいは階五次以上の閲覧権限を持つ者からの許可が降りた申請を必要とする。

魔力中枢→魔力循環器 に表記揺れの修正。この世界における心臓です。

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