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流れ魔弾と救国の英雄  作者: 天木蘭
1章:渦中の鉱人

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33/108

法廷議事録:火柱と鉱人

事件名:中庭において発生した火柱

・分類:終人014


裁判日時:十と四の日 十二の時

・被害者:ロロアル=ノトス ヒト族

 出身:マルア国 ハナサラ村

 所属:戦闘門陸圏管 第八小隊

 死因:焼殺 裁判中に射殺と判明


・被告人:アラクモ 鉱人

 出身:リヨン洞窟

 所属:戦闘門陸圏管 第八小隊

 容疑:被害者を対空火柱魔術にて焼殺



事件概要:正透門の調査記録による

・十と三の日 十八の時

 憩いの間において火柱が発生。

・シマバキ=ガトレ、アラクモ、ウラド=シズマによる消火活動の後、火柱の中から焼死体が見つかる。

・焼け残ったデュアリア(軍支給の貸与品)とアラクモの証言から、焼死体の身元はロロアル=ノトスと断定した。



裁判員

・裁判長:正透門頭 アミヤ=パルト

  裁判官:戦闘門頭 コゲツ=アンダル

      衛生門頭 サジ=レイカン

      会計門頭 コクコ=リン

      究謀門頭 ピューアリア

      交報門頭 エインダッハ

  議事録:跡書管 セキバ=シサワ


・代弁士:シマバキ=ガトレ

・法務官:リザルド=メルマン


・証人

ドリトザ=グレオム 戦闘門 陸圏管 第八小隊

レシル=ピントナ  衛生門 糧圏管 調理師

カグヤギ=チュユン 正透門 法曹管 捜査士官



議事録

・被告人および代弁士は容疑を否認。

・代弁士の主張により、ドリトザ=グレオムに犯人の疑いが掛かるも、被告人が否定し代弁士は主張を取り下げ。

・再検討が為された結果、ウラド=シズマを真犯人とする主張が提言される。

・以下は代弁士により主張された事件当日のあらましである。

 被害者が所属する第八小隊は射撃訓練を実施。

 訓練中、第八小隊の小隊長であるシズマ氏が、自身の魔道銃を用いて被害者のノトス氏を射殺。


 ロロアル=ノトスの反撃によりシズマ氏の魔道銃が破損。シズマ氏はノトス氏の魔道銃を回収し、故障の名目で新規に魔道銃を貸与されるつもりであった。裁判後、シズマ氏の懐から破損した魔道銃が見つかった。


 シズマ氏は事前に用意していた上着を遺体に着せる事で偽装工作を実施。ドリトザ氏が死体を発見。死体である事に気づきつつも、後述するシズマ氏の犯行動機に共鳴し、更なる偽装工作に協力する。


 追加で行われた偽装工作は、ノトス氏の殺害時刻を誤解させる為のものであった。ドリトザ氏は相貌認識能力が低い被告人を利用し、ノトス氏が十八の時まで生存している様に被告人の認識を歪めた。レシル氏の証言により証明される。


 対空火柱魔術を発動させたのはドリトザ氏であったが、魔術陣の用意、死体の搬送、灯籠の破壊はシズマ氏が実行。目撃証言はなかったが、灯籠に刺さっていた石片から、シズマ氏の魔力が検出された。(死体を中庭へ運んだ際の目撃証言がなかった事に疑問が残るとリザルド法務官から提言あり)


・シズマ氏は代弁士の主張に追い詰められた結果、法廷からの脱出を図るも、カグヤギ捜査士官により阻まれた。この行動はシズマ氏が犯人であるという印象を決定的とした。



関与権限

・部外者による本資料の閲覧には階五次以上の閲覧権限、あるいは階五次以上の閲覧権限を持つ者からの許可が降りた申請を必要とする。

法廷議事録は設定を見返す役割も兼ねています。


見返したらシズマの名前、開廷時はシズマ=レオサイカだったのに、それを忘れて途中からウラド=シズマになっていました。


ミスが発生し過ぎて最早隠す事でもないですが、裁判が始まってから考えた設定や展開が多数あります。

(そのせいで裁判中も名前呼びと苗字呼びが混在してしまいました)


二章ではもう少し上手くやれる様にします。が、完結に向けたモチベ維持の為に、破綻しない最低限の努力になるかもしれません。


次回から二章です。よろしくお願いいたします。

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