学校へ!
「あんたに彼女?まぁ!
もう!そんなめでたいことはないわ、今日はごちそうね!」
「は?おにぃに彼女?絶対金払ってるでしょ」
「お父さんは反対だ。こんなに可愛い子、お前には釣り合わん。
まぁじゃがその子がいいならいいだろう。」
え~と、まぁだいたい反応はわかってたわ、うんうん、とりあえず…
めっちゃ恥ずかしい!
何これ?世の中のリア充男子はこの恥ずかしさをどうのりきってんの?
「ま、まぁそういうわけだから明日からよろしくなぁ!」
「よろしくお願いします、お父様お母様妹様。ウフフ」
ぐおおおお!俺彼女できちまった~
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なんやかんやがあり俺と住むことになった念銅、とりあえず家では彼女設定である。だがしかし!
俺には好きな人がいるのだ!
その子にあたって砕けるまで誰とも付き合うつもりはない、ほんとだよ嘘じゃないよ!
そして、念銅とのはじめての朝を迎えた。いや、えっちいことはしてないよ、ただの一緒の部屋でねただけだよ。
岸神家の、部屋はいっぱいいっぱいである。そのため念銅とは同じ部屋で住むことになったのだ。
てか。一睡もできんかったぁぁ!寝れねーよ!
思春期の男子には美少女と寝ることなんて、できねーよ!
「あ、おはよー、よくねむれた?ウフフ」
「お、おう!
あ、服はかぁちゃんの古着でいいか?それしかねーんだ」
「うん!いいよ!
早く学校行こー!私新入生だよ!!」
「そうだな、行くか!」
「あ、それと吸血鬼だけど、このクリーム塗っとけば鏡写るし、牙も生えない!だから顔は洗わないようにね!学校では!ウフフ」
「りょーかい!朝ごはんできてるらしいから早く食っていこうぜ!」
「うん!」
てか、昨日学校やすんじゃったなー、始業式だからあんまかんけーねーけど、
クラスどーなってっかなー、桜木さんと同じクラスかな~?
まぁ、久しぶりの学校!いっくぞー!ぉぉぉ
この時岸神はまだ知らない。
学校にすでに恐怖が紛れ込んでいることに。