1月の奮闘
●みたらし団子の日(1月5日)
世間はまだ正月休み。
しかし、みたらし団子の日をみたらしイエローが逃せるはずもなく…。
「今日、1月5日はみたらし団子の日!今日限定でアタリが出たらもう1本!」
アタリが出たらもう1本というサービスにつられ、みたらし団子はそこそこ売れた。
しかし後日…
「正月太りが気になる時期に"もう1本"なんてやられてもねぇ…」
「ちょっと時期が悪いわよね」
という奥様方の雑談に、涙で枕を濡らすことになるのである。
●七草粥(1月7日)
七草粥の代わりに…と刻んで香ばしく炒めた七草を練りこんだ団子に、いつもよりかなり甘さを控えたみたらしあんをかけた七草みたらしを販売。
見た目がちょっとアレなせいで、若い世代にはまったく売れず…。
近所の年寄りが「あんれ、七草粥作るより楽でイイねぇ」と喜んで購入。
しかし後日…
「甘くなくって意外とおいしいけど、やっぱり普通のがいいねぇ」
「来年からは七草だけ売ってよ」
と言われ、涙で枕を濡らすことになるのである。
●鏡開き(1月11日)
「鏡開きのお供に!」と、みたらし風味のぜんざいセット、焼餅専用みたらしあんを販売。
前回の反省を活かし(?)店頭で試食も行ったところ
「意外とおいしい!」
「たまには目先が変わって良いかも!」
と好評を博し、完売。
しかし後日…
「あぁ、しばらくみたらし団子はいいわ。鏡開きで飽きちゃって」
と、売上の低迷により、涙で枕を濡らすことになるのである。
●大寒(1月21日)
「みたらし団子って金運のあがりそうな色じゃね?」と思いついたみたらしイエローは、商店街の卵屋と結託。
「大寒金運アップキャンペーン!」を開催することにしたのである。
大寒金運アップキャンペーンでは、金運があがるという大寒卵と、金運のあがりそうな色であるみたらし団子をセット販売。
瞬く間に完売し、卵屋と大喜び。
しかし後日…
「よく考えたら、みたらし団子よりもおはぎの黄な粉のほうが金運あがりそうよね」
「もしくはプリンじゃない?来年は違う内容でやってくれないかしら?」
という主婦たちの雑談に、涙で枕を濡らすことになるのである。
みたらしイエローは、基本的に不憫系。
不幸が似合う男です。
こんなことをやってるお店は世の中にないと思うんですが…万が一やってるところがあったらゴメンナサイ。